DTMにハードウエア機材は必要?
マシンライブ沼にハマり破産しかけたことがあります、てくのんです。
今日は、DTMで作品作りをする際に、所謂「実機」ハードウエアのシンセサイザーやサンプラー等は必要なのかについて書いてみようと思います。
結論から言いますが、十分なスペックがあるコンピュータをお持ちなら、特にハードを買い足す必要はないと考えます。以下にハードウエア機材のメリットとデメリットを列挙いたします。
・メリット1、楽しい
実機を購入し、箱を開け、配線し音を出す、これだけでもとてもワクワクしますね。つまみやスライダーを操作することで滑らかに変わる音色もとても楽しく、いつまでも触っていたくなります。
・メリット2、音に特徴がある
アナログシンセやサンプラーは、音に独特の癖があります。ザラついていたり、ピーキーだったり。ノイジーなものもあります。ソフトシンセのつるんとした感じとは対極と言えるでしょう。「音が太い」「温かみがある」と表現する人も多いです。
・メリット3、ライブに強い
PCやMACを使ってソフトウエアでライブをする場合、スペックに余裕があっても突然固まって音が止まってしまうかもしれない、という怖さがあります。その点、ハード機材でライブセットを固めれば、安心感が違いますね。「NO DAW」と宣言し、かたくなにDAWを使わないポリシーの人もいます。最近はかなり融和が進んでおり、シーケンスをDAWに任せる人も増えてきましたね。
・メリット4、かっこいい
自分の憧れのアーティストが実機を使ってたら自分も使いたくなるものですよね。例えばAKAIのMPCや、RolandのTR-808なんかは、抜群の存在感です。シンプルにデザインが良かったり、所有欲を満たすものであったりすることが多いです。というか、ダサい機材は売れませんね笑
ここからはデメリットです。
デメリット1、高価
基本的にハードウエアの音楽機材は高価なものが多いです。ひとつ1万円くらいから高いものになると10万円を超えるものも多くあります。ビンテージ機材はそれ以上に高いです。
デメリット2、かさばる
実機ですから当たり前なんですが、部屋に置くとスペースを取ります。複数集めだすとミキサーも買わなきゃいけないし、オーディオケーブルと電源ケーブルで部屋がゴチャゴチャになりがち。律儀に毎回片付ける人もいますが。ライブなどに繰り出す際も大荷物になり大変です。
デメリット3、遊んでしまう
曲を作らないといけないのに、機材で遊んでしまい曲が出来ない、という人が多くいます。ぼくもそうでした。
・トラックメイクにハードウエア機材は必要なのか
メリットとデメリットを上げましたが、DTMでトラックメイクする場合、音にこだわっていて、アナログ録音しか認めない、みたいな人でない限りソフトシンセで十分なのではないかなと思います。
ただ、もし余裕があるなら、ですが、ぜひ一度実機を集めて、それらを録音して曲に仕上げるという過程を経験してほしいなとぼくはおもいます。
某B社のコピーシンセを集めてた時期があったんですが、それらとPCを組み合わせてPCで多重録音するということをやったことがありまして、それがとても勉強になり、今すごくその経験が生きています。
モノにお金を使うというよりは、そのモノを通して体験できる事にお金を払うという感覚でいると精神衛生上よいと思います。ぼくも機材には散財してきましたが、今となってはその時の体験が曲作りの重要なヒントになっていると思うことが多く、よかったなと思っています。
以上になります、読んでいただきありがとうございました。
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