【読む日記尖る思考】雑記.20220228
・オモコロのライターであるダ・ヴィンチ・恐山さん、永田さん、原宿さんの日記を購読している。それぞれ有料(恐山さんと永田さんは月300円、原宿さんはオモコロのオンラインサロンの特典の一つ)だけど、毎日それなりの量の文章が供給されることを考えれば費用対効果はかなり高いんじゃないかと思う。かれこれ1年以上は読み続けていることになる。
・しょうもない内容含めいろんなことが書かれているが、面白いのはそれぞれの方の思想というか、思考の方向性が垣間見えることだ。「自分はこういう時こういう風に考える」みたいな姿勢が読み取れるとでも言えようか。永田さんが毎週木曜日に設けている質問コーナーはそれが特に顕著だし、日記において普遍的なテーマである、何らかのコンテンツに対する感想文にもそういった面はある。自分と同じだったり、全く違ったり、言われてみれば確かに!と思うこともある。
・それと関係あるのかないのか分からないが、この長い長い自宅中心での生活を通して、思考や感性が(あまり良くない意味で)尖ってきている気がしてる。自分と違う感覚を持つ人をやたらと拒絶するようになってきているのだ。これはやっぱり自分自身とか自分が気に入ってる人とか自分と感性が近い人とかと接する機会だけを持とうとしていることに起因しているんだと思う。普段からぬるま湯にどっぷり浸かり続けて(そうしていられることは貴重で、多分今のうちだけだと思う)、その結果熱いのも冷たいのも以前より苦手になってしまった、みたいな感じ。
先ほどの読んでいる日記に関しても、自分の考えと日記で書かれている内容に相違があった時、そういう考えがあるのかと思うと同時に「あー、この人と自分は別の人間だな」と必要以上に失望のような感情を抱いてしまう。他人と意見が違うのは当たり前のことで、そんな風に感じるのは合理的ではないというか、意味のないことなのだが。
・デレステの新曲『Demolish』と『ストリート・ランウェイ』、めちゃくちゃいい曲。『Demolish』はさすが田中秀和さんという感じで、少し違和感を感じさせつつも耳には心地よいメロディが魅力的だ。歌唱メンバーの3人はそれぞれに極端なほど快活なイメージがある方々なのだが、そんな人たちがクールで大人な曲を歌うというギャップも含め良さにつながっていると思う。こういうのは長寿コンテンツならではかも。
特に『ストリート・ランウェイ』の方は5人の歌唱メンバーのうち3人が前々から推していた人なのでその点でもうれしい。『かぼちゃ姫』の森久保乃々さんと久川凪さんのパターンといい、今まで絡みのなかった好きなキャラ同士に接点ができたり一緒に歌う曲が出たりした時の喜びといったらすごい。考えてみれば同じコンテンツ内でそういう話になるのなんてボイスありの人に絞ってもキャラ数が多すぎるデレマスならではかも。