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警報カメラを設置する前に犯行の流れを理解する(計画編)

泥棒の立場で盗難の流れ

  1. 発電所(ターゲット)を見つける(外から・下見)

  2. 作戦を練る

  3. 安全確認

  4. 侵入する

  5. 犯行ポイント探す

  6. ケーブルをカットする

  7. 引っ張る/集める

  8. クルマまで運ぶ

  9. クルマに積む(逃げる)

  10. コンビニでタバコ吸う/コーヒー飲む

  11. 産廃屋に売る→お金が入る

どの段階で阻止するのか、カメラの位置や警報のチューニングである程度狙いどうりに撃退できます。

下は同じ発電所の2台のカメラ動画です。12月に連系、1月に侵入されました。

■1.ターゲットを見つける(外から・下見)段階で阻止した映像です。侵入された4日前です。
警報音が鳴り始めて90秒後に退去しますが犯行役と指示役との葛藤でしょうか

■上の4日後、1.ターゲットを見つける~6.ケーブルをカットのタイミングで検知にかかりました。

3~4のあたりで警報を出すこともできたのですが、当時は諸事情がありました。詳しい逃走動画→銅線盗難未遂(ダイジェスト)

このカメラの場合、道路のある範囲に10秒間 人か車両が停止またはウロウロしていたら警報を出す というチューニングを施しています。通学路でもあり、たまに誤報もありますが日中は警報音を出さないチューニングです。

■こちらは何度もやられていた発電所です。隣地が耕作放棄地で荒れ放題、周囲は昼間でも人影が少ない場所のため、音が鳴らないカメラでは効果なく警報カメラに交換し向きも侵入路に変更しました。

警察への証拠動画提出

録画データはDVDかUSBメモリーコピーでの提出を求められます。
2024年の時点ではYoutube見てくださいは証拠として認めてもらえません。
提出は強制でも義務でもなく任意ですが、証拠不十分で逮捕できなくなるかもしれません。

9.犯行後コンビニで職質

犯行後コンビニ前で巡回中の警察官により職質でケーブルと道具を押収 というケースもありました。
職質は令状か被害届がないと勾留/逮捕できないので、被害届と同時に提出しる録画データが証拠品と一致したということで、数日後逮捕につながりました。

別件で逮捕される→自供で余罪が判明→カメラの録画データと照合される→警察から犯人について説明を受ける。というケースもあります。

犯人から被害を賠償されることは期待できないので侵入前に蹴散らすことが理想ですね。

盗難にあった場合の対処

  1. 発電所を作る

  2. 盗難にあう

  3. 盗難に気づく

    • (すぐ)現場に急行し捕まえる ←誰がどうやって?

    • (事後)迅速に警察へ連絡し被害届を提出

  4. 録画データを警察にわたす(クルマ&人数&服装&特徴)

  5. 保険会社へ連絡

  6. 修復

  7. 保険を適用する

  8. 運転再開

録画データはカメラが動き続けている間古いものから上書きされていくので、犯行に気付いたら必ず場面前後をダウンロードして保存しておかなければいけません。

速やかに警察に録画データを渡せるよう練習しておくべきです。


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