イタリア(ローマ2)
次の目的地 パンテオン
本当は、真実の口に行ってみたかった。
ところが、調べてわかった。
思った以上に外れたところにあるのだ。
ここを組み込んでしまうと、他のところを回れない。
ローマ、その周辺都市を回って2泊3日で設定している旅程。
効率は優先したいので、今回は諦めた。
そこで、次の目的地はパンテオンにした。
途中、喉が渇いたのでコンビニのようなお店に寄った。
スパーだった。
私の実家の近くにもあったコンビニだ。
こんなところにもあるのか、と驚いていた。
後で調べたら、ヨーロッパの会社だった。
まさかこんなところで知ることになるとは。
世の中、知らないことは多いものだ。
小雨が降っていたし、移動に少し時間がかかったが、目的地に到着。
思った以上に周りに溶け込んでいる感じで、存在に違和感が全くなかった。
街全体が歴史的建造物だと、こんな雰囲気になるのか。
中に入ると、思っている以上に大きくて驚いた。
権威を象徴する建物なのだろう。
たくさんの石像がぐるっと周りを囲んでおり、中央に祭壇があった。
また、天井から光が差し込んでいた。
先ほどまで小雨が降っていたのに、スッと光が差し込んできていた。
非常に印象的な光景だ。
昔は、これを立てたというだけで権威の象徴にもなるわけだ。
今のように重機があるわけでもないのに、どうやって作ったのか。
PCがあるわけでもないのに、どう設計したのか。
昔の人の底力に感心させられる。
ここを出た後は、とうとう本命の一つ、コロッセオへ向かった。
バスで向かったのだが、途中ですごい建物を見た。
どこだか全然知らなかったのだが、恐ろしく目を引く建物だった。
どうやら、ヴェネツィア広場だったらしい。
ただバスで通っただけで、あんなに目を引く建物が沢山あるのか。
歴史を重ねた都市というのは、こんなにも歴史ある建物が残っているのか。
ただ街を移動するだけでこれだ。
観光客が集まるわけだ。
そんな感想を抱きながら、目的地のコロッセオ近くに着いた。
バスを降りて、コロッセオまで向かっている時に、地図が出てきた。
どうやら、ローマ帝国がどれだけ版図を広げたかを示したものらしい。
こんなにも広大な土地を支配したのかと思うと、本当に広大だ。
そこを抜けて、ようやく目的地のコロッセオに到着した。
映像では見たことがあったが、実物を見るとこれもまた大きかった。
あの時代に、これを立てられる国力があったのだ。
ローマ帝国がどれだけ栄えていたかよくわかる。
ここでは、ローマパスを活用してスムーズに入場できた。
こういう下調べはやはり重要だと痛感する。
早速、中に入って見られるところは全て見た。
階段の上り下りも結構すごかった。
昔の建物だし、勾配は急だ。
今日はよく歩いているので、足も疲れている。
それでも、それ以上に気分が高揚しているので、疲れを感じなかった。
上にも、下にも、行けるところは本当にどこにでも行った。
1000年以上もの時を経てもこれが残っているというのが素晴らしい。
石造りの強みではないかと思う。
少し違うのだが、コロッセオを見ると、ある漫画を思い出してしまった。
荒木飛呂彦さんの、有名な漫画だ。
コロッセオを舞台にしている場面もあった。
この辺りかも、と考えながら歩くと、時間はあっという間だった。
有名になるだけある。
本当にここには行って楽しかったと思う。
また、とても良い勉強になった。
有名だから、というだけではない利点がある。
皆様も、ローマに行かれた際はぜひ足を運んでいただきたい。
コロッセオに関する資料や映像、検証番組などは沢山ある。
行ってから見ると、とても勉強になる。
今後の自分のためになると思う。
じっくりとコロッセオを堪能した後、さらに次の目的地へ向かった。
まだ、着いたその日なのだが。
それでもまだまだ回った。
次は、コロッセオの真横にあるフォロ・ロマーノだ。
実は私は知らなかったのだが、すごく有名なところらしい。
海外の歴史に殆ど興味がなかったのが、少し恥ずかしくなった。
また、これをきっかけに興味を持てるようになった。
フォロ・ロマーノへ行った話も、まだまだ沢山語れる。
かなり長くなってきたので、次に譲ろうと思う。