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弱い者が勝つ時代へ。その未来と青写真。  2/2 ハーバード法学部スーザンケイン

前回に続き、著作家のSusan Cainはさんが考えるIntrovert (内気な性格)Extrovert (外交的な性格)の性格特徴、そして内気な性格な人に秘められた可能性を解説していきます。そして、今回はこの内気な性格の人の可能性に加え、とそれを理解する社会を目指し、より良い社会をつくるにはどういったステップがあるのか、紐解いていきます。

スーザン・ケイン
プリンストン大学卒業し、ハーバード大学ロースクール修了。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身されました。著作には
内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』『ビタースウィート・悲しみと切望が人生をつくる』など。


生徒会から落とされた

スーザンは7年ほどかけて書いた著作である『Quiet』の出版後、たくさんの内気な人たちから手紙などをもらい、内気な人たちがどう活躍しているかを確信できたそうだ。生徒会から落とされたある女性について考えてみましょう。
成高校のリーダーシップスクワッド(生徒会のようなもの)に入ったものの、外交さに欠けていたため、生徒会から外されてしまった。
だがしかし、スーザンの『Quiet』を読んだ後、内気であることに誇りを持ち、現在はバイオメディカルエンジニアを学んでいるそうだ。
心持ち的には生徒会にいた時よりもとてもハッピーで自分らしさを感じているとのことだ。また、奨学金免除とのことて、大学は無料で通うほど適した学問であることを見つけた。

自殺を回避した

また、他の読者からは自殺を回避できた。との声もあったそうだ。若く未来に失望した彼でしたが彼女の「Quiet」を読み、自分にも生き生きと生きれるコミュニティーがあると発見し、現在はとてもプロダクティブで幸せであるそうだ。
また結婚をし、家庭をもっているとのことだ。

内気な人のための社会のブループリント

1〜2/3人は内気な人なのである。

スーザンはこれらの読者からおおきな共感を得られたことから、次の本を書く前に、内気な人のために社会を少しずつ変えてゆこうと起業したのである。彼女はこの起業した会社を通し以下のステップを通して内気な人へ社会の在り方を見直し、新しい構造をつくろうと述べている。

内気な人のための社会のブループリント1.オフィス構造を変える

内気な人のための社会のブループリントその1は.オフィス構造を変える。である。 
人が前にでて、欲しい情報やつながりを求めれることが出来る外交的な人が得をしていた、オープンスペースなオフィス構造は内気な人にはデメリットばかりである。

なので、プライベートブースとオープンスペースを分ることが有効ではないかと訴えている。
内気な人も社会的なつながりが欲しいときには、オープンスペースにも赴る。逆に、リーダー的な存在でも独りの時間は必要である。

このプライベートとオープンスペースを分けることが大切である。

内気な人のための社会のブループリント2.次の世代の内気なリーダーをそだてる

今までのリーダーには内気なひとが実はたくさんいる。
アフガニスタン戦争において、国際治安支援部隊(ISAF)司令官およびアフガン駐留軍司令官を務めたスタンリー・マクリスタルや、ビルゲイツも内気な性格である。

内気な人たちでも人を先導し、コミュニケーションをとり、自分らしく強くなる方法を見つけるように促すのが良いとのことだ。
変に外交的になるトレーニングやワークショップを経験するよりもとても良いことである。

内気な人のための社会のブループリント3.静かな子供に自信を与えよ

「お姉ちゃん」みたいにハキハキしゃべりなさい、お兄ちゃんみたいなリーダーシップはないのね。などいってしまう大人はどのくらいいるだろうか?

静かな生徒を過小評価してしまう先生はどのくらいいるだろうか?
こういったことが、内気な子供の未来を暗くしてしまう。

あるところに、静かでおとなしい、男の子がいた。
学校では友達を作るのに、困り、発表や意見を交換する機会ではうまくいかないことが多かった。
大人になるにつれ、自分の意見を説明することについては困難なくできるようになったが、小さいころからの繊細さは変わらなかった。
彼の名前はマハトマガンジーである。

彼の言葉はこうだ。
「穏やかに世界を変えることはできる。」



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左脳派お姉さん
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