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スタンフォード式〜失恋を乗り切る方法〜

 

今回はスタンフォード大学で脳神経科学を教えていらっしゃるアンドリリューヒューバーマンが解説する失恋の乗り越え方を科学的に解説されておりますので共有します。

 


大切な3つの要素


今回は失恋の乗り方あとタイトルに命名しましたが正しくは愛する人をなくした際に悲しみを乗り越える方法が正しいです。

『The TRUE Way To Heal Grief and Loss』正しい哀悼の乗り越え方。

まず最初に、失恋や、大切な人を亡くしたときに感じる哀悼を考えるにあたって大事なコンセプトが3つあります。とても大切な3つの要素となりますのでよく覚えておくようにしましょう


1つ目が 『空間』
2つ目が 『時間』
3つ目が 『愛着』

最初の一つ目と2つ目に関しては理解が簡単です。
愛する人がどこにいるのか(どの空間にいるのか)?その愛する人にいつ会えるのか?
というところです。
親戚が離れたところに住んでいる方に関してわかるかと思いますが、その親戚と別れを告げる時に特別、毎回哀悼するわけではありません。それは次に会えるからそしてどこにいるかというのが明確に分かっているからです。

3つ目は愛着ですが感情的にどれくらいのサポートになっていたか?です。
自分の悩みを打ち明け感情を安定させてくれていたか?感情コントロールをどのくらいサポートしてくれていたか?という部分です。

感情の三脚

本題ですが、この哀悼というのは、この3つの要素

『空間』 『時間』 『愛着』
が自分の望んでいる認識と現実を正しく理解できるようにこの3つの要素を再配置する働きになります。

これについてはカメラの三脚のような形を想像すると分かりやすいかと思います空間、時間、愛着というものが3つ正しく立ち上がっていることで 精神が保たれます。

大切なひとを亡くしたとき、脳は困惑している状態になります。

1つ目の『空間』
では、その大切な人がどの空間にいるのか?(亡くされてしまった方については遺骨、また宗教によっては霊になるなど、連絡が途絶えてしまった恋人に関しても居場所は特定しずらいケースが多いかと思います。)
2つ目の『時間』
では次にいつ会えるか?という時間の計算ができないというところ。

2つ目の『愛着』
これについては、上記2つと違い、過去の思い出や認識から構築されているものなため、愛着というものは残ります。

というように、この3つの要素『空間』 『時間』 『愛着』が不安定な状態になっていることが脳が困惑しているのです。

脳みその錯覚

 大切な人が亡くなってしまった方の脳みそを調べてみると何か目標に向かってモチベーションが高まっている状態と同じなことが発見されました。

これはどういうことかというと大切な人をなくしてしまった時脳みそは今まで存在していた、大切な人との、空間と時間を縮めようとモチベーションが高まっていることになります。

大切なひとを無くしてしまった今、この空間時間を縮めることは不可能なのでこの脳みそがモチベーションを感じている状態をいかにシフトするかということが哀悼や失恋を乗り越える効率的な方法なのです。

特に失恋というものは若い方にとってとてもダメージが大きいです。
なぜなら彼らにとってこの失恋というものは想像していた未来という、この要素の中で言う時間というものが消失してしまったことになるからです。

さらにソーシャルメディアに頻繁に触れることができる若者たちですがこの別れてしまった人が存在しているのにも関わらずその人と空間と時間を縮めることができないからです。

動物でも同じことが言えます。同じ空間の中に食べ物を置きますがその間にはクリアなガラスがあることを想像してください。動物は頑張ってガラスの方に走って行ったりぶつかって行ったりすることがありますが食べ物に近づくことはできません。そういった感覚ととても似ています。

間違った乗り越え方

ではこの無くした人または失恋をした元恋人との『空間』 『時間』 『愛着』の捉え方を変える、脳みそがこの空間と時間を縮めようとしているモチベーションをいかにシフトするかというものが効率的な乗り換え方だと述べられていますが、間違った。乗り越え方とは一体どんなものでしょうか。

お酒に明け暮れたり、悲しみなどないと無視をしてみたり、複数の恋人を作ってみたりこの時間空間と愛着。考えないことというのが間違えた乗りか乗り越え方になります。
間違えと言うと言い過ぎかもしれませんが、この3つの要素が自分の脳みその中で整理されていない限り悲しみが続くのみです。

正しい乗り越え方とは

では正しい乗り越え方というのはどういったものでしょうか、
これはこの悲しみを世界自分の中で観察することですそして意識的にこの空間時間愛着というものを整理していくことです。

誰かを亡くしてしまった場合は、この空間(物理的に会うことができない)というところが大きな要素となりますので魂やエネルギーに変化したと整理をつけることが懸命です。(このために、人間はお墓を建てるや、神社、祀るなどの行動が出てきたと思われます)

別れた恋人に関しては、良い学びの経験であった、など経験という物に頭の中で考え直すことなどができます。

悲しい現実ですが大人になっていけばなるほど、大切な人を失っていく経験が多くなっていくと思います。毎度毎度通して失うために絶望や多大なる疲労感を感じるのかと言うとこの悲しみに直面せず仕事やその他の社会的なコミュニティにフォーカスをして気を紛らわせようとしてしまっているからで、困惑してる脳みその状態を直してあげようという行動がなかったからです。

まとめ

大切な人をなくしてしまった時の脳みその状態は『空間』 『時間』 『愛着』の要素が困惑している状態になります。
悲しみを乗り越えるためには失くしてしまった大切な人との『空間』 『時間』 『愛着』をあらためて整理してあげることです。

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