[フランス]Confinement(外出制限)について

ボンジュール。フランス在住てっちです。
今日はヨーロッパやフランスのコロナの状況についてわたしの仕事の状況とあわせて振り返りたいと思います。(最初日本)

まずは1月
もう皆さん記憶にないかもしれませんが、
チャーター便（第1便）は武漢市から2020年1月29日に日本へ到着しました。

わたしは18日〜日本へ帰国していて31日にロンドン→ドイツへと出発、ドイツでの出張を控えてました。
31日関西国際空港、早朝にもかかわらず相当な緊張感を感じました。国籍や人種かかわらず全ての人がマスクをつけている、CAさんがマスクのまま接客にあたっている、そんな状況でした。

1月31日 ロンドン ヒースロー空港到着
誰1人としてマスクをつけていません。少しホッとしたのを覚えています。でも同時にえ、大丈夫なの？と少し心配に。

同日ドイツ ミュンヘン到着
観光客も沢山います。コロナウイルスなんて中国の病気、そんな印象です。ホテルにチェックイン。バーで到着のビールで一杯、ふぅー、明日は別都市に移動だー。

2月
名称は伏せますが、国際的展示会です。日本大企業ではコロナウイルス対策のため参加を見送ったと言う連絡もありましたが、会場は賑やか。ヨーロッパ、アメリカは全く気にしていない様子です。我が社の60代の社長も気にしてない様子。

2月3日フランス帰国、そういえばヨーロッパでマスクしてる人を未だ1人を見ていません。

2月25日 在仏日本大使館から[緊急]メールでコロナ情報
１　フランスにおける防疫対策措置
　フランス首相府及び連帯保健省は，中国（本土，香港，マカオ），シンガポール，韓国及びイタリア北部のロンバルディア州（ミラノ等）とヴェネト州（ベネチア等）からフランスに戻ってから，１４日以内に呼吸器感染の兆候（発熱，咳，呼吸困難など）が発生した場合，通常の医師・病院にはかからず，１５（ＳＡＭＵ：緊急医療サービス番号）に電話し，滞在していた渡航先を通報し，指示を仰ぐよう呼びかけています。

この時期は海外から来た人がコロナに感染しているかもと言った状況でした。

2月28日
フランスでの合計感染者数は５７例

この段階でもまだ、学校では普通にビズや握手しています。

3月3日
フランスでの合計感染者数は２１２例

数字が一気に増えています、学校はビズや握手禁止の伝達。授業は継続。

3月12日
20時マクロン大統領が新型コロナウィルスに関するテレビ演説を行い、複数の政策・方針を発表
（１）最も脆弱な人々の保護（２）感染拡大の減速（３）経済対策（４）国際社会の連携

ー学校の閉鎖決定、とりあえず1週間分の授業のキャンセルが言い渡される。

3月14日
感染者4,499人，うち91人死亡

ーカフェ、レストラン閉鎖決定
ー公共交通機関の本数減

3月16日
ジャンダルムの義父から、明日から外出制限かかるはずとの連絡、夫は自宅テレワーク、わたしの会社についてきて明日から外出制限かかる連絡があったことを伝える。
私:テレワーク決定。
買い物しようにも、スーパー何もない状態。
20時 マクロン大統領テレビ演説 confinement 決定。17日正午から
感染者6.633 人 死者148人

3月17日〜
外出にはATTESTATION DE DEPLACEMENT DEROGATOIREが必要。(仕事の場合は別の証明書)
感染者7.730人 死者178人
ー授業をオンラインでできるよう準備する連絡が。第3言語は23日〜徐々に授業再開予定。

3月20日
外出制限厳格化
死者450人

3月23日
一部都市による夜間外出禁止令の発出
病院入院患者8.675 死者860(24時間で 186人)

3月24日
大使館から
・日本への帰国を予定されている方は、上記の欠航情報を含む最新のフライト情報を航空各社に十分確認の上、帰国日程を検討することをお勧めします。
との連絡
病院入院患者10.176 人 死者1.100(24時間で240人)

3月27日
外出制限延長〜4月15日まで
感染者32.964 (病院入院患者15.732) 死者1.995 (24時間で299人)

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地方都市、人口2万人いない街ですらスーパーでは30分待ち。(人数制限しているため)そのため買い物はしやすいけどトイレットペーパーなどは少なめ。最近は野菜やお肉も普通に買えるようになってきました。
学校の授業も0から1週間で全ての授業をオンライン化しました。やればできじゃないと少し感動。

最後に、日本が緊急事態宣言を出したとのことで心配なこと
▷医療従事者への差別や偏見嫌がらせ
ヨーロッパでは看護師など医療従事者へ「車を(自分の車の近くに)止めるな」や「引っ越してほしい」、また大家が勝手に水道ガス電気を切って退去を迫るといったことが起こっています。
命を守るために働いている方にこのような言葉や行動を向けることがないことを祈っています。
▷身体に不自由がある人へのケア
リハビリなど、生活の質を上げることが後回しになる可能性があります。
フランスではキネが休業中のため、この時期に寝たきりになることも心配しています。

日本のことだから、きっとヨーロッパと同じようにはならないと思いますが、独り言として心配をかいておきます。

コロナウイルス、早く確実な治療法やワクチンでおさまってくれますよーに。

参照:在フランス日本大使館メール
https://www.cnews.fr/france/2020-04-06/coronavirus-le-bilan-en-france-jour-apres-jour-930881