シェア
てっちー@妄ツイ
2024年3月1日 19:59
ギフテッドとは、一般に高い知能や特定の分野で優れた才能を持つ人のことを言う。「神様からの贈り物(ギフト)」という意味でギフテッドと呼ばれ、生まれ持った先天的な特性とされる。〇〇は小さい頃から、物事を覚える速度や、感じる速度が異常だった。空子は少し変だと感じていたようだったが、鐘音は気にしていなかった。それは何故か。それは鐘音も幼い時からそうだったから。〜〜空子:ギフテッド.....
2024年3月2日 22:54
監督:はい!今日の撮影はこれで終わりです!お疲れ様でしたー。一同:お疲れ様でしたー。外はもう、すっかり暗くなっていた。監督:俳優陣は明日の打ち合わせあるからちょっと残ってね。七瀬:はーい。鐘音:よし。じゃあ帰ろうか。美月:.............。鐘音:おい、何してる、帰るぞ?美月:え!?わ、私ですか!?鐘音:君しかいないだろ。美月:え、あ........
2024年3月3日 22:04
それは、夏休みに入る前日の事だった。賢治:んー......これじゃあ、優秀賞は厳しいなぁ...蓮加:....そっかぁ.....賢治:共感力が低いな。蓮加:共感力?賢治:あとは自分で考えるんだな。蓮加:んぅ.....正直渾身の出来だと思った。でもやっぱりダメだった。私には才能がないんだろうか。そんな事を思っていたら、もう足は海へ向かっていた。悩んだことがあれば海に行く
2024年3月4日 22:16
〇〇:ふぅ......ちょっと休憩するか。何かを掴んだあの夜から、〇〇はずっと小説を書いていた。これが正解かも、わからないまま。でも何となく良い小説が書けているという感覚がある。〇〇:.........撮影、見に行ってみるかな。このウズウズとした感情の行き場を探して、部屋を出た。====================================海辺監督:じゃ、じゃ
2024年3月5日 21:04
美月:................。撮影の見学から帰ってきて、家に鐘音と〇〇はいなかった。空子:ソワソワしてるわね笑美月:だ、だって....負けたら〇〇は小説書けなくなっちゃうんですよね....空子:まぁ....そうね。美月:はぁ........七瀬:見に行ってきたら?美月:え?七瀬:そんなに気になるんやったら見に行って来たらええ。私は打ち合わせがあるから無理や
2024年3月6日 22:09
〇〇:....だーかーらー、俺は良いって!美月:えー....行こうよー!!〇〇:折れてる足で行きたくねぇんだって!美月:でも夏祭り行かなかったら夏休みの意味ないじゃーん!二人は家であーだこーだ喧嘩をしていた。律から電話で夏祭りに行かないかと誘われ、その場で〇〇は断ったのだ。理由は足の怪我。人混みの中を松葉杖で歩きたくなかった。美月:ねぇ...一緒に行こうよぉ...〇〇:
2024年3月7日 23:22
蓮加:....どこ行ったんだろ...美月:皆んなはぐれちゃったねぇ笑蓮加と美月は、はぐれてしまった為、歩きながら皆んなを探していた。蓮加:......美月はさ、〇〇の事好きなの?美月:え?唐突な質問だった。美月:な、なんで?蓮加:.....なんか距離近くなってるし....お互い呼び捨てだし....一緒に住んでるし...美月:ち、違うよ?一緒に住んでるのは・・蓮加
2024年3月8日 22:25
〇〇:......っしゃあぁぁぁあ!!終わったぁぁぁあ!!教室内に空虚な声が響く。放課後の教室で課題を終わらせた。外はもうオレンジ色だった。ガラガラガラッ麻衣:何騒いでるの? 今日は終わるまで帰れないからね?〇〇:...ふっふっふっ笑 まい先....もう終わりましたよ。麻衣:えぇ!?嘘!?〇〇:ほんとー。チェックおなしゃす。〜〜〜〜麻衣:ほ、ほんとに全部終わって
2024年3月9日 22:16
〇〇:.......書いてねぇわ...蓮加:はぁ!? 何やってんの!?高校生で小説家を目指しているものにとって重要な大会は、小説甲子園、そして文芸コンクールの小説部門。小説甲子園の締め切りは8月の半ば。締め切りは明日に迫っていた。蓮加:書いてないってこと!?〇〇:いや.....親父との勝負に夢中になってて...頭から完全に抜けてた....蓮加:はぁ....何やってんの...
2024年3月10日 22:33
〇〇:な、なんでここにいんの?茉央:え、えーっと....ちょっとお出かけでもしようかなーって...〇〇:そ、そうか....友達と?茉央:ううん。一人。〇〇は?〇〇:俺も一人だけど....ピロンッ LINEが入る。律L:美波さん来たから、このまま電車で△△町まで行くから。〇〇L:わかった。LINEを打ち終えてスマホから目を離すと、茉央もスマホで何かを打っているようだっ
2024年3月11日 21:34
〇〇:............えー....と..偶然?だな、あはは...律:な、なんでこんな所にイルンダヨー、グウゼンダナァ....美波:ま、茉央ちゃんも来てたんだぁ......こんな奇跡あるんだねー....茉央:そ、そうですねー....4人は今同じテーブルを囲んでいる。テーブルには二つの大きなパンケーキが置かれている。何故こんな状況かというと....〜〜数分前〇〇:あ
2024年3月12日 22:30
〇〇:あ、おはよー。蓮加:...................。蓮加は目も合わさずに横を通り過ぎてゆく。〇〇:まだダメかー......早いとこなんとかしないとな....蓮加との関係は未だ険悪。そうこうしてるうちにも修学旅行が近づいていた。====================================坂乃高校教師:・・であるからして....〇〇:.....
2024年3月13日 23:56
〇〇:ただいま。美月:ただいまじゃないよ! また勝手に帰って!〇〇:いいだろー。台本書くから許せって.....美月:あれ?なんか元気ない?〇〇:ん?.....美月もよく気づくなぁ.....実はな?〜〜美月:た、退部!?〇〇:うん。後で職員室行って聞いてきたけど、退部届出されたって。.......はぁ.....あいつ何考えてんだよ...美月:た、確かに文芸部入ってなく
2024年3月14日 23:53
律:.....なんだってんだよ、急に泣き出して笑〇〇:うっせ....修学旅行の最初の行事は昼食。昼食会場に向かう間も、〇〇は東京に着いた瞬間泣いてしまった事を揶揄われていた。美月:あんなに楽しくなーい、とか言ってたのに懐かしくなっちゃった?笑〇〇:あー、うっさいうっさい!あくびが出ただけだ!美月:それにしては涙の量が多かったけどなぁ....〇〇:デカめのあくびだ!美波: