エンジニアからのキャリアチェンジ テックドクターのPdM(プロダクトマネジャー)の仕事とは | SelfBase PdM 田向さんインタビュー
テックドクターの湊です。テックドクターはウェアラブルデバイスを中心としたセンシングデバイスのデータから病気・病勢の指標となるデジタルバイオマーカーの開発をしています。
エンジニアとして”ほぼ新卒入社”で2年半前に入社した田向さんは、テックドクターのメインプロダクトSelfBaseのエンジニアからキャリアを開始し、今ではPdMとして組織の中心で大活躍してくれています。田向さんの感じたことやキャリアはそのままテックドクターのこれまでの流れそのもの。組織の成長をインタビューから感じました。
エンジニアからプロダクトマネジャーへ
── どうしてエンジニアになったのか教えてください
大学時代は自分が苦手なことや経験がないことにもチャレンジしてみようと思いインターンで営業やマーケティングなどいろいろな職種をしていました。
その中でたまたまエンジニアの人と一緒に仕事をする機会があり、ソフトウェアエンジニアリングの思想や考え方に惹かれ、社内の異動でエンジニアの部署に異動したのがエンジニアとしてのキャリアのスタートです。
── 大学卒業後からテックドクター入社までの経緯は
大学卒業後はフリーランスとして活動をしていましたが、自分の力をもっと社会の役に立つ事業のために使いたいと思い会社を探していました。
その時にエージェントの方にいろいろな会社を紹介してもらい、テックドクターと出会ったのですが正直、初めて話を聞いた時は事業内容も難しいという印象を覚えています。
自分のバックグラウンドとは離れていることも多かったのですが、自分が簡単に理解できる事業よりもむしろ理解が難しい事業の方が考える余地があって魅力を感じました。
既に出来上がっているプロダクトの開発よりもこれから一緒に新しい未来を創っていくようなプロダクトの開発がしたいと思いテックドクターに飛び込んでみることにしたというのが経緯です。
また、当時は六本木にすごく狭いオフィスがあって、面接ではそこでCTOの佐藤さんと話しました。初めて話した時から自分と同じ目線で話をしてくれて、そういった経営陣の姿勢も好印象でした。
テックドクターでの初期の挑戦
── 入社後のエピソードなど教えてください
テックドクターに入社後はSelfBaseの立ち上げを佐藤さんと一緒に進めていました。
当時はエンジニアが自分と佐藤さんしかいなかったので、自分がやらなければ開発が進まないという環境は自分の力を付けるには最高の環境でした。
フロントエンドの技術選定など今までやったことがないことにもチャレンジさせてもらえてエンジニアとしてかなり成長できたと思います。
── 成長を感じる初期フェーズと環境
自分の強みとしてはどんな環境にも適応できることだと感じています。
それは大学時代に知り合いが誰もいない環境にあえて飛び込びこんで働いたりして、自分しか頼る人がいない環境でも成果が出せたという成功体験があるからかもしれません。
テックドクターに入社したばかりの時も知り合いが誰もいない環境の中でCTOの佐藤さんと一緒にSelfBaseの立ち上げをして、経営者の視点を学びながら開発できたことは今の自分の考え方の基礎を作っていると思います。
プロダクトマネジャーへの移行
── その後にプロダクトマネジャーの役割となる経緯は
入社してから1年くらい経った時にSelfDoc.TEAMというプロダクトを立ち上げることになりアプリ開発と管理画面の開発をしていました。
その中でプロダクトの方向性を決める話に参加することが多くなり、開発もしながら徐々にPdMの仕事もするようになりました。
最初は「PdMをやる」ということは考えていなかったのですが、自分がその仕事を担うことで事業を前に進めることができると思い、独学で学びながらPdMの役割を担うようになりました。
── テックドクターにおけるプロダクトマネジャーの役割
役割について明確な定義があるわけではありませんが、テックドクターの中ではユーザー側とビジネス側の間に立って情報を整理し、チームにプロダクトの進べき方向性をわかりやすく示すことがPdMとしての役割だと考えています。
テックドクターは誰かのためになるものを作りたいという思いを持った人が多い会社なのでユーザーにちゃんと価値が届くように方向性を示すのが自分の役割です。
これからのプロダクトマネジャーの仕事とは
── プロダクト”チーム”ができてから
最近本格的に佐藤さんと鹿見さんと自分の3名でチームとして動き始めました。
まさにPdMチームが立ち上がってこれからというフェーズです。
テックドクターがやろうとしていることは今まで誰もやっていないことが多く、不確実性も高いためまだやり方を模索している段階です。
課題が明確で何を作ればいいか考えるだけというケースが少なく、課題そのものから考える必要があるので難易度が高くチャレンジングな環境と言えると思います。
── これからのプロダクトマネジャーとは
不確実性が高い中で重要なことは「仮説検証のスピードを上げること」だと考えています。
そのためにはアイデアを素早く検証してプロダクトへのフィードバックループを高速で回すための仕組みが必要です。
例えば顧客要望やペインを拾うためのフローの整備や機能実装後の検証内容の体系化など仕組み化を進めることができますし、検証の土台をしっかり整えておくことでいろいろなアイデアを素早く試すことができ、仮説検証のスピードを上げることができると思います。
── 今後の意気込みを教えてください
PdMとしてはチームにプロダクトの進むべき方向性を示し、チームメンバー一人一人の頑張りが正しくプロダクトの提供価値に反映されるようにしていきたいです。
そのために仮説検証のスピードを上げる仕組み作りや、プロダクトの提供価値を高めるための検証をやり抜く。
それをスピードを上げて取り組んでいきたいと思います。
インタビューから 〜テックドクターの組織〜
ここまで、読んで頂いた方、ありがとうございます。今回はエンジニアからプロダクトマネジャーに転身した田向さんに話を聞き、記事にしてみました。
彼は、ある意味で、最もテックドクターらしい人の1人だと思います。
テックドクターでは、メンバーそれぞれが今必要だと思う役割を柔軟に形を変えながらフォローしてくれています。
田向さんも誰かにお願いされたのではなく、組織全体で不足しているところを自らフォローする中で、必要な知識をつけて役割を担うようになってくれました。
私(インタビュアーは代表の湊です)が、役割を決めるのが苦手だからみんながフォローしてくれているという部分も多々あるのですが、役割があって仕事が決まっていく組織は、間に落ちる玉を拾えなくなり変化に対応することが遅くなるのではないかと思います。
スタートアップにとっては、外部環境は激しく変わっていくので柔軟に役割や考え方をチーム内で変化できることは、それだけでも強みになると考えています。
ただ、その代わりに常に役割に関しての認識をすり合わせる手間が発生したり、人によってはわかりにくさを感じる時もあって混乱する時もありました。
それでもテックドクターとしては、そのしなやかさを強みにして組織を構築していきたいと思っています。ここまで読んで頂いた方に、独特ではありますが、テックドクター組織について伝われば光栄です。
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お問い合わせ:https://www.technology-doctor.com/
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