MCU映画感想番外編①「スパイダーマン」
MCU全作品完走チャレンジは「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を残すのみとなったものの、視聴手段を検討中ってことでMCUに来る前のスパイダーマンを見ていくことにした。
同じスパイダーマンでもディズニー資本入ってからのホームカミングとはかなり違うと身構えていたがそこまででもなかった。
20年近く前(2002年)なのでキャストやCG技術の違いはあったが。
スパイダーマンの最大の特徴であるウェブシューアーを使った躍動感のある動きは今見ても全く古臭さを感じさせるものじゃなく、当時のCG技術としては驚異的なものだったのでは。
ホームカミングと比べ、こちらのピーター・パーカーの方がメガネをかけてナードっぽい風貌。
恋愛に関してもかなりの奥手で、恋するMJに中々アプローチできない内に親友のハリーに奪われる始末で、見る側としてはヤキモキさせられた。
一番時代を感じさせたのは、ヴィランであるゴブリンのデザイン。
クラシックであると同時に現代的でもある洗練されたスパイダーマンのデザインに比べると、ゴブリンははじめてみたとき正直古臭いと思った。
それこそその当時の仮面ライダーの敵役にいそうな感じ。
最も印象に残ったのはMJが逆さ吊りになっているスパイダーマンのマスクを口だけ下してキスをするシーン。
いいシーンなんだけど、絵面がシュールすぎて絶対に笑ってはいけないみたいな感情を抱いた。
亡きベンおじさんの遺言でもある「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉はラストでも繰り返されていて、このテーマはホームカミングにも受け継がれていると感じた。
あとこれは主観だけどMCU作品全般に比べて展開がスピーディーに感じた。
今回の話もMCUなら2作品にわけてもよさそうなものを2時間1分にまとめられてて、見てて飽きさせない反面、余韻に浸りたいようなところでもすぐ次のカットに移るので一長一短だなと思ったり。
そのへんが次作以降にどうなっているのかは気になるところ。
最後までお読みいただきありがとうございました。