映画「インクレディブル・ハルク」を見た感想
MCU全作品公開順に見ようチャレンジの2作目。
実際に見たのは前日なので既に記憶があやふやなところも多いけどあしからず。
某書にMCUのフェーズ1はアイアンマンともうひとつ(失念)以外微妙みたいなことが書いてあり一抹の不安はあったが、ミーハーな自分は今作も十分楽しめた。
そこで気になったことをいくつか書いてみる。
まず冒頭のフラッシュバックみたいなシーン。
知識0の自分はいきなり混乱に陥れられた。
後で調べてみるとハルクは2003年に公開されている初代があるとのことなのでそっち見てればわかる理解できるシーンなのかな。
そして聞きなれない言語がやたら飛び交っていると思うとポルトガル語で前半の舞台はブラジルというのが新鮮。
こどもたちがストリートサッカーをしていたり、アマゾンの広大な景色が映し出されたり実写のヒーローものでは初めて見たかも。
あとグレイシー一族の人が出てきたけど物語に絡むわけでもなく、強引にねじ込んだ感がありありかも(笑)
開始早々、ある武器に書かれたスターク・インダストリーの文字やスタン・リー(ご本人?)が出てくるシーンは思わず声が出てしまった。
スタン・リーってスパイダーマンとか作った方ですよね、確か。
個人的に気になったのはこの映画、主人公の名前が出てこないという。
開始30分前後でバナー、1時間前後でブルースという言葉が出てきてブルース・バナーという名前だったのが判明するのが映画真ん中あたりってなかなかすごいと思うんだ。
前作アイアンマンのトニー・スタークのおちゃらけたキャラと比べると今作のブルース・バナーは若干地味な印象を受けた。
というか正直あまりどういうキャラかという印象が残ってない。
それもあってか、映画全編を漂う空気感がどこかフラットというか、ずーっとやや低めの緊張感が漂っている印象を受けた。
これは悪い意味でいってるんじゃなくて個人的にそう感じたなぁというだけ。
緊張感はあるからか中だるみする印象は全く受けなかったのがその証拠。
ハルクのいかに抑えの効かない「獣性」を制御するかという問題。
個人的にもとても興味あるテーマなんだけど、今作では若干ぼやけてるとも思えた。ヒロインのベティといるときだけ抑えが利くのがややご都合主義がすぎるのかなと。
あと自分の理解力が残念なのもあるけど、ブルースとベティがどうしてこういう関係性になったのかがよくわからなかった。前作みるなりリピートすればわかるのかな。
ハルクのデザインについては、黄緑系の色合いだったり巨人系だったりお世辞にも大衆ウケするものじゃないし、ハイスコアガールの大野さんが使ってそうみたいな印象が大半なんだけど、最後のハルク・スマッシュはうぉーかっけーと思わず心の中で叫んだ。
個人的にああいう自然を利用した(?)フェイバリットが好みなので。
とまぁ、記憶力の薄れもありアイアンマン以上にとっ散らかった感想になってしまったけど、今作もアイアンマンに比肩をとらないくらい楽しめたということで締めたいと思います。