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「働き方を変え、世界を変えていく」テックビズ代表 中島一樹の原点と未来

テックビズフリーランス」は、日本最大級のITフリーランス案件プラットフォームとして、多くのITフリーランスと案件のマッチングを支援してきました。

そんな「テックビズフリーランス」のきっかけは、2015年、テックビズ創業者 中島と一人のエンジニアの出会いまでさかのぼります。そのエンジニアの困りごとは、なかなか仕事が見つからない事。中島は、「なんとか力になれないだろうか」と自らの知り合いをたどってエンジニアの案件を探します。

そんな二人の出会いから生まれたのが、テックビズフリーランスです。

現オフィスのエントランス

テックビズのスローガンは、「働き方を変え、世界を変えていく」こと。「働き方を変える」とは、ただ単に報酬アップや場所を問わない働き方を指すのではありません。

テックビズが目指す「働き方を変え、世界を変えていく」とはどういうことなのか。テックビズは、一体どんな会社なのか......。代表の中島に、創業の経緯から目指す社会像まで幅広く伺いました。

中島 一樹(Nakashima Kazuki)/代表取締役

1989年、兵庫県生まれ。筑波大学卒。

2011年、大日本印刷株式会社に新卒入社。大手金融機関やスポーツメーカーのBPO業務を担当する営業職を経験。2015年、株式会社NKC ASIAを設立し、ITフリーランスと案件とのマッチングサービス「テックビズフリーランス」を展開。2019年、事業成長に伴い、株式会社テックビズを分社化。

創業以来、増収増益を重ね続け、ITフリーランス業界3位(2022年9月現在)にまで成長。フィナンシャルタイムズ誌の「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」では、51位にランクインしている。


01/中島一樹の原点。はじめて明かす、卓球に打ち込んだ幼少期

ーー幼少期の中島さんは、どんな生活を送っていましたか?

兵庫県川西市に生まれ、高校卒業まで地元で過ごしました。スポーツ好きな両親の影響で、小学2年生の時に卓球チームに入部します。あとから考えると、この出来事が、その後の僕の人生を一変させた気もします。

このチームは全国大会の優勝常連チームで、平日はもちろん週末も朝から夜まで練習尽くしでした。いつしか僕も全国上位に名を連ねるようになり、学校の勉強とクラブチームの練習を両立していたため、幼少期に友達と遊んだ記憶はほとんどありません。

結果的に、大学卒業まで卓球に打ち込みました。

ーー全国上位ともなると、将来はプロ卓球選手を目指していたのでしょうか?

いえ、中学生の時に「このまま卓球で生きていくのは厳しい」と判断し、プロの道は全く考えていませんでした。

弟も卓球をしていたのですが、彼は個人戦で何度も全国優勝する実力者。他にも日本代表として国際大会で活躍するような選手と同じ練習場で過ごすうちに、僕と彼らの間には努力でカバーしきれない違いがあると感じるようになりました。「僕の戦うフィールドは、ここではない」と、この頃からぼんやりと感じていたんです。

そのため大学選びでは、卓球が強いだけでなく、今後のキャリアに繋がることを考え、筑波大学体育専門学群に入学を決めました。

ーー自らの戦う土俵を早々に見極めていたんですね。とはいえ、それまで卓球一筋だった中島さんです。いざ社会に出るとなると、就職活動はどのように進めたのでしょう?

まさにそこなんですよ。練習漬けでアルバイトさえ未経験だった僕は、社会というものを全く知らなくて。両親は公務員だったので、民間企業のこともさっぱりわかりません。「とりあえず就活しないと」と思い、就職人気ランキング上位企業を上位から順にエントリーしました(笑)。

その結果、最初に内定をいただいた大日本印刷株式会社に新卒入社。業界や職種にこだわりはありませんでしたが、海外拠点がある点を魅力に感じて入社しました。

二人三脚で卓球に打ち込んできた弟やチームメイトが国際大会で活躍する嬉しさを感じる反面、土俵は違えど、僕も同じように世界で活躍したいと思っていたんだと思います。

02/「本当にやりたいこと」を探して、何にでも挑戦した20代

ーー新卒1年目の頃から、本業だけでなく友人の仕事も手伝っていたそうですね。

はい。本業では、大手金融機関やスポーツメーカーのBPO業務を担当していました。新規開拓したり、自分なりに改善策を提案したりする経験を通して仕事の面白さを覚えつつも、どこか物足りなさを感じていました。

そんな時、大学時代の友人が立ち上げた会社の仕事を週末だけ手伝うようになって。働く場所も時間も事業も制限のない彼らの働き方に触れるうちに、「僕ももっと自由にやりたい」という気持ちが日に日に増していったんです。

学生時代、ほぼ毎日練習していた僕には「休む」という概念がなく、体力だけは常に有り余っていたので、朝は勉強、週末は友人の会社の手伝いにと、とにかくなんでもやっていましたね(笑)。

ーー会社を辞めようと思ったのは、いつ頃、どんな理由からだったのでしょう?

新卒3年目に差し掛かった時でした。友人の仕事を手伝ううちに、僕にもできるんじゃないかと思うようになって。とはいえ何をするか全く決めていなかったので、なんら根拠のない自信なんですが(笑)。思い立つや否や、若いうちに早く挑戦したい気持ちを抑えきれなくなり、思い立った半年後には退職していました。

ーーそうだったんですね!退職後、すぐにテックビズを創業されたのでしょうか?

いえ、テックビズは退職から1年3ヶ月後に創業しました。それまでは個人事業主として営業代行や物販を手掛けつつ、平日は会計事務所で仕事をしていましたね。当時はどんな事業がうまくいくかわからなかったので、いろんな仕事を掛け持ちしていたんです。この時も体力だけは有り余っていたので(笑)。

退職から半年が経過し、少しずつ「成果を出さないと」と焦り始めました。いろいろと挑戦した仕事の中でも、最も高い利益率でうまくいったのは物販だったのですが、どこか面白くなくて。お客様には感謝していただけるし儲かるけど、この仕事を一生やり続けたいとは思えませんでした。

僕が本当にやりたいことはなんだろう」と自問自答する日々が続きましたね。

ーー当時の中島さんは、いい意味で「こだわりがなかった」のかもしれませんね。

そうですね。今でこそ「IT×人材」領域の未来や社会課題に着目するようになりましたが、当時は目の前のことで精一杯でした。ただ、卓球で忍耐力を鍛えられた経験があったので、ある程度のことはできるという自負もありました。「好きな領域さえ見つけられれば、もっと頑張れる」と思っていたからこそ、本当にやりたいことを探し続けました。

そんな時、たまたま知人からエンジニアさんを紹介されたんです。「仕事を探してるみたいなんだ、助けてやってくれないか」と。

ーーなんと。エンジニアさんの仕事先とコネクションをお持ちだったんですか?

いや、それが全くなくて。なので、僕に相談が来た時はびっくりしました。とにもかくにも知り合いのシステム会社に連絡してエンジニアさんとの間を取り持ったところ、そのシステム会社の方が「君の会社から仕事として発注したらいいんじゃない?」とわざわざアドバイスをくださったんです。

実は、この時のエンジニアさんが、テックビズ1人目のエンジニアさんなんですよ。

03/信用・信頼のために、大切にし続けていることとは

ーーということは、1人目のエンジニアさんとの出会いがきっかけとなり、創業を決められた、と?

おっしゃる通りです。1人目の仕事先が決まった時に「この領域でやっていこう」と決め、並行していた仕事を全て辞めました。

エンジニアさんの中にはフリーランスの方も多いので、会計事務所で働いていた僕なら複雑な税務の手続きもサポートできるし、営業が苦手なITフリーランスに代わって営業することもできる。僕の「できる」を活かしてITフリーランスの役に立てることが嬉しくて、仕事がとても楽しくなりました。

ーー運命を感じる出会いですね。創業初期のメンバーとの出会いのきっかけはなんですか?

創業後、2名を誘って事業をスタートしたのですが、1人目のメンバーは弟なんです。新卒で入社した会社を早期離職したと聞き、「一緒にやらないか」と誘ったんです。現在も、「テックビズフリーランス」の案件とITフリーランスのマッチングをサポートするコンサルタントとして第一線で活躍しています。

2人目のメンバーである久保田とは、交流会でたまたま出会いました。当時の僕は、自分が読んだ本のアウトプット会をスターバックスで開催していまして。朝の7時という早い時間にもかかわらず聞きに来てくれていたのが、久保田だったんです。3人目のメンバーである津田は元ホームレスですし、本当に個性豊かなメンバーばかりなので、ぜひ全員のインタビューをご覧いただきたいですね(笑)。

ーーテックビズのスローガン「働き方を変え、世界を変えていく」に込めた想いを聞かせてください。

創業2年目になりメンバーが増えてきたため、当時のメンバー4名で考えました。このスローガンには「その人の働き方が変わること」と「働き方が変わったことで、その人の見える世界や景色が変わること」という2つの視点が含まれています。

我々のサポートを通じてITフリーランスの報酬が上がり、今まで諦めていたことに挑戦してみようと思えたり、コミュニケーションに自信がなくて話せなかった方が、仕事がうまくいくようになったことでコミュニケーションに自信を持てるようになったり。持病の関係で仕事に恵まれなかった方が、社会から必要とされていると実感して、生きる意味を見つけた姿をこの目でたくさん見てきました。

「働き方を変える」とは、ただ単に報酬アップや場所を問わない働き方を指すだけではなく、その人の「見える世界が変わる」ことに本当の意義があると思うんです。僕たちのサービスを通して、ITフリーランスが見える世界をどんどん変えていきたいと思っています。

そして、テックビズで働く社内メンバーの見える世界も変えていきたい。だからこそ僕は、メンバーの頑張りを報酬や働き方としてどんどん還元していきたいと思っています。

ーー代表としての仕事のやりがいや、大切にしていることは何でしょう?

やりがいは、「ありがとう」の声をたくさん聞けることです。大切にしていることは、「信用・信頼」です。

僕は、信用・信頼のために「知行合一」が大事だと思っています。知っているだけ、口にしただけで行動しない人がいる中で、きちんと行動に移すだけでも信頼に繋がります。そのためには、目標が大きすぎて実態がともなっていない状態は避けたい。目標を掲げるからには、必ず達成するし、どうせ掲げるなら大きな目標を掲げたい。ただし、僕自身が実現不可能だと思う目標は立てないようにしています。

ーーテックビズの魅力や強みは何だと思いますか?

ビジネス面においては、ITフリーランスという成長市場で業界3位(2022年9月現在)に位置し、市場、会社共にさらなる成長が予測されることが強みだと思います。

組織面においては、ベンチャー企業でありながら落ち着いた性格のメンバーが多いところが魅力ですね。最近入社したある社員は「大人ベンチャー」と呼んでくれています(笑)。先ほどもお伝えしたように、僕が現実的に物事を進めるタイプだからなのかもしれません。

並はずれた成果を叩き出すスター社員もいますが、着実に成果を上げる人が多い点が盤石の強みだと言えますね。

ーーこれからのテックビズのさらなる成長に向け、中島さんが感じるテックビズの課題はありますか?

人数と質、共にミドルマネージャー層の育成が課題だと思っています。

コンサルタントも100名を超え、組織の変革期にあるからこそ、これまでなんとなくうまくいってきたこともそうはいかなくなる時がじきに訪れるでしょう。また、創業期から在籍し続けてくれているメンバーも多いので、僕だけが突っ走るんじゃなくて、全員がひとつになって思考を変化させていくためには、次期経営人材となるミドルマネージャー層の育成が必須だと考えています。

04/やはり世界を目指したい。テックビズを「日本を代表する会社」にする

ーー創業7年目を迎え、創業期を振り返ると思い浮かぶ景色はありますか?

創業メンバー4名だった頃、「テックビズを年商100億の会社にしよう」と話していたことでしょうか。紙に書いて、オフィスの壁に貼っていたんですよ。

そして、この目標は今年達成できる見通しが持てている。振り返ってみると、創業当時に掲げた目標は大きくズレていなかったと思いますね。何より、創業期を支えてくれたメンバーが、現在も仲間であり続けてくれていること、こうして一緒に働けていることが本当に嬉しい

僕はこれからも、みんなでテックビズを大きくしていきたいと思っています。

ーーテックビズをどんな会社にしていきたいですか?

ITフリーランス業界の国内トップ企業へ。そして、年商1,000億の企業にすることで、より多くの方の働き方を変えていきたいですね。

創業期のテックビズを利用くださっていたITフリーランスの多くは、「他社サービスに問い合わせても、なんらかの理由で仕事を探してもらえなかった人」でした。みんな何かしらの苦労を抱えていて、職探しの果てに行き着いたのがテックビズだったんです。

現在の僕たちは、あの頃と比べて挑戦できること、できることが格段に増えました。これまでも、これからも、選り好みせずいろんな人の働き方をサポートできたら、こんなに嬉しいことはありません。だからこそ、シニアや外国人の就労機会を増やしたり、あらゆる人の複業機会を増やしたり、サポートの幅を広げていきたいと思っています。

そして、やはり僕は「世界を目指したい」。国力を考えれば、外需を増やさなければ日本のためにならないことは明白です。どれだけ海外で稼げるかが重要であり、ITは世界で通用する領域だと思っています。

テックビズを「日本を代表する会社」にしていきたいですね!

ーーこれからテックビズの仲間になる人に期待することは何でしょうか?

コンサルタントを志す方には、ぜひ、テックビズという看板を大いに活用いただきたいです。そして、ITフリーランスの見える世界を変えながら、ご自身の働き方を変え、見える世界をどんどん変えてほしいですね!

管理部門では、経営の一端を担う心意気に期待しています。手前味噌で恐縮ですが、テックビズは今、すごく面白いフェーズに差し掛かっていると思います。資源、人材、ノウハウが蓄積されつつあり、やりたいことに貪欲に取り組める。これからのテックビズを共に創っていってほしいですね。

ーー最後に、テックビズに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします。

働き方を変える、ITフリーランス領域に興味がある、何かしらの社会課題を解決したい、経営に携わりたい......、これらに少しでもピンときた方は、ぜひ一度、カジュアルにお話しさせてください。

働き方を変え、世界を変えていく

テックビズと出会ったことで、ITフリーランスが、社員が、取引先が、みんなの働き方が変わり、見える世界が変わるきっかけになれば幸せです。
テックビズは今、さらなる進化を遂げようとしています。日本を代表する会社になるには、まだまだエネルギーが必要です。

テックビズは、こんな壮大なビジョンを叶えるために、一緒に挑戦する仲間をお待ちしています。

05/おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

普段、あまり多くを語らない中島ですが、内面はとても熱く、「テックビズはまだ道半ばなのだ」とエネルギーを掻き立てられる存在です。

テックビズは、本気で「働き方を変え、世界を変えていく」仲間を探しています。
会社についてより詳しく知りたい方は、ぜひ、下記の採用ページをご覧いただき、カジュアルにお話しさせていただけると嬉しいです。

>>カジュアル面談はこちら

▼テックビズ 採用サイト

■おまけ■ テックビズの仲間からメッセージ

テックビズの仲間から、TECHBIZ STYLEに登場する仲間へメッセージ!
今回のメッセージテーマは「中島さんの尊敬するところ」。
メッセージを届けてくれた皆さん、ありがとうございました!

エグゼクティブコンサルタント 栗林亮佑
エグゼクティブコンサルタント 津田昇吾

それでは、次回のインタビューもお楽しみに!

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