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youtubeに投稿されている動画の著作権の取り扱い

youtubeに投稿した動画の著作権の取り扱いを利用規約から考えます。

1.Youtube 利用規約より

お客様が付与する権利

お客様は、ご自身のコンテンツに対する所有権を保持します。ただし、YouTube に対して、および本サービスを利用する他のユーザーに対して、以下の一定の権利を付与していただく必要があります。

YouTube へのライセンス付与

本サービスにコンテンツを提供することにより、お客様は YouTube に対して、本サービスならびに YouTube(とその承継人および関係会社)の事業に関連して当該コンテンツを使用(複製、配信、派生的著作物の作成、展示および上演を含みます)するための世界的、非独占的、サブライセンスおよび譲渡可能な無償ライセンスを付与するものとします。これには、本サービスの一部または全部を宣伝または再配布することを目的とした使用も含まれます。

他のユーザーへのライセンス付与

また、お客様は、本サービスを利用する他の各ユーザーに対して、本サービスを通じてコンテンツにアクセスし、(動画の再生や埋め込みなど)本サービスの機能によってのみ可能な方法で、複製、配信、派生的著作物の作成、展示、上演などのかたちでコンテンツを使用する世界的、非独占的な無償ライセンスを付与するものとします。明確にするために付記すると、このライセンスは、本サービスから独立した方法でコンテンツを使用する権利や権限を与えるものではありません。

Yotube利用規約

Youtube運営だけでなく他のユーザも
「本サービスを通じてコンテンツにアクセスし、(動画の再生や埋め込みなど)本サービスの機能によってのみ可能な方法で、複製、配信、派生的著作物の作成、展示、上演などのかたちでコンテンツを使用する世界的、非独占的な無償ライセンスを付与」されているのです。

すなわち
・他のユーザは自分のウェブサイトで、①他者の動画のサムネイルをYoutubeの機能を使って表示すること、②他者の動画をYoutubeの機能を使って再生させること、などが可能と言えます。

さらには、上演などのかたちでコンテンツを使用できるということは、他のユーザーは、①他者の動画をYoutubeの機能を使って自己の講義やセミナーなどで紹介できる、②他者の動画をYoutubeの機能を使ってプロジェクターを介して大スクリーンに投影すること、などが可能と言えるでしょう。

YoutubeのURLを使って表示すれのであればなんでもありと言えそうです。

2. APIからの利用について~YouTube API Services Terms of Serviceより

youtube APIを使って他者の動画のサムネを取得したり他者の動画を再生することについても同様と言えるでしょう。「YouTube API Services Terms of Service」から関連の規定を抜粋します。

Permitted Access and Use of the YouTube API Services.
3.1 Compliance with the Agreement. You and your API Client(s) will (i) comply with the Agreement at all times when accessing or using the YouTube API Services; (ii) only access (or attempt to access) the YouTube API Services to develop and operate your API Client(s) by the means described in the Agreement, including in accordance with the documentation for the specific YouTube API Services you access; and (iii) if your API Client is a software application, you and your API Client will also comply with the Google Software Principles. YouTube may suspend or terminate your access to, or use of, any aspect of the YouTube API Services (including any credentials assigned to you or your API Client(s)), impose additional requirements and restrictions, or terminate the Agreement between you and YouTube, for any violation of the Agreement by you, your API Client(s) or those acting on your behalf.
3.2 Unauthorized Persons. You must not accept the Agreement, or access or use the YouTube API Services, if (i) you are not of legal age to form a binding contract with us, or (ii) you are a person barred from using or receiving the YouTube API Services under the applicable laws of the United States, the country in which you reside, or the countries from which you or your API Client(s) access or use the YouTube API Services.
3.3 Accepting on Behalf of Others. If you are using the YouTube API Services on behalf of someone else (such as your employer), you represent and warrant that you have authority to bind that person or entity to the Agreement and by accepting the Agreement, you are doing so on behalf of that person or entity (and all references to "you" in the Agreement refers to that person or entity).


10. Brand Features and Attribution.

10.1 License Grant. YouTube grants you a personal, non-transferable, non-assignable, non-sublicensable, non-exclusive, revocable and limited license to display YouTube Brand Features that are specified in the YouTube Branding Guidelines on or through your API Client(s) only in accordance with the YouTube Branding Guidelines and these Terms of Service.

YouTube API Services Terms of Service

「You and your API Client(s) will (i) comply with the Agreement at all times when accessing or using the YouTube API Services;」

→常に本規約を遵守すればYouTube API Servicesを利用できると言っているように見えます。
 また、YouTube API Servicesは「Youtube利用規約」でいうところの、本サービスの機能によってのみ可能な方法ともいえるでしょう。

以下はChatGPT4o回答。

YouTube API Clientを通じて他者のYouTube動画を自己のWebサイトで再生させることはできます。ただし、以下の条件や制限に従う必要があります。

主な条件と制限
1.YouTube埋め込み機能:
YouTubeの動画は、YouTube APIを使用してWebサイトに埋め込むことが可能です。埋め込みコードを使用することで、他者のYouTube動画を自身のWebサイトで再生できます。APIのリクエストを使って動画の情報を取得し、公式の埋め込みプレーヤーを使用する必要があります。

2.YouTubeのブランドとポリシーの遵守:
動画再生に使用されるプレーヤーは、YouTubeのブランド特性とポリシーに従う必要があります。例えば、YouTubeのロゴやコントロールを削除したり、変更したりすることは禁止されています。また、YouTubeの利用規約やAPIサービス規約に従って使用する必要があります。

3.動画のダウンロードやローカル再生の禁止:
APIを介して動画をダウンロードして自己のサーバー上に保存し、独自のプレーヤーで再生することは許可されていません。YouTubeの動画は常にYouTubeのサーバーから直接ストリーミングされる必要があります。

4.APIクォータの制限:
YouTube APIの使用にはクォータが設定されており、リクエスト数に制限があります。これを超えない範囲で、動画の取得や再生が可能です。


まとめ

YouTube APIを使用して、他者の動画を自己のWebサイトで再生することは可能ですが、YouTubeの規約を遵守し、埋め込みプレーヤーを正しく使用する必要があります。また、動画をローカルに保存して再生することは違反行為となります。

ChatGPT4o回答

<参考>
動画投稿時の著作権についてはこちらが参考になります。


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