初めての起業　大学生

起業家への憧れは、高校1年生の頃、NHKの人間マップという番組で孫正義さんを見かけてからです。

元々、父が孫さんのお兄さんとゴルフ仲間であり、また同じ保険代理店にお願いしていたので、高校の先輩にとんでもない方がおられるという噂は聞いていましたが、NHKで孫さんの今を知りたまげました。

当時の私は、アトピーに悩み、部活もしておらず、百道浜から久留米まで、幽霊のように行ったり来たりしてるだけで、青春という言葉からかなり遠くにいました。

医師や東大進学を志す同級生の中、進学出来そうな大学もなく、かといってカニを扱う家業を継ぎたいわけでもなく、ニューズウィークと日経ビジネスをみては、どうしたらいいんだろうかと頭をかかえるばかり。

そんなとき、第三の波で読んだ今という時代の風をフルに受けて活動している先輩のかっこよさに羨望を抱きました。アポなしで、水天宮のソフトバンクを訪問して、会う事は出来なかったのですが、存在は感じとれました。

大学に進み、機会をうかがい、会社を設立してみることに躊躇がなかったのも、高校1年生で人間マップを観たからに他なりません。

ちなみに、資本金は株式投資のキャピタルゲインをあてました。