【決算要約】前年比２桁成長 Xilinx(XNLX)【FY21 Q4】

本日(米国日時：5/4)発表されたザイリンクス（Xilinx）の決算内容について解説します。

※ Youtubeによる解説動画も公開いたしましたので、よろしければご覧ください

ザイリンクス は、FPGAを中心としたプログラマブルロジックデバイスを開発するアメリカ合衆国カリフォルニア州の半導体製造企業です。

※ FPGAとは、field-programmable gate arrayの略であり、製造後に利用者がハードウェア構成を設定できる集積回路のことです。
（CPUの代替であったり、あるいはCPUと併用して負荷をFPGAにオフロードしたりといった活用が可能）
一般ユーザには馴染みが少ない分野かと思いますが、主にデータセンターや無線通信用機器などで利用されています。

FGPA分野では、同社が半分以上のシェアを占めています。IntelもFPGAを手掛けるアルテラ社を買収しましたが、まだXilinxには追いついていない状況です。

フィールドプログラマブルゲートアレイ（FPGA）の市場規模は2020年に60億米ドルを超え、2021年から2027年にかけて15％を超える年平均成長率で拡大すると推定されています。

直近のトピックスとして、AMD社がXilinxの買収を発表、また2021年4月のAMD株主投票で正式に承認されました。

収益は、昨年同期比112.54％の$851Mとなります。

成長要因として、有線および無線セクタ （WWG）の収益が、5G展開の需要増により、前四半期から13％増加、データセンターグループ （DCG）の収益が前年度から28％増加しているとこのことです。
2021年通期でのトータル収益は前年度から 13％増加となっています。

EPSは $0.82と前年同期比105%となっており、市場予測を上回りました。

株価は3月に底を打ってから、上昇トレンドに転じています。AMDによる買収が発表されて以降、両者の株価はほぼ連動するような動きとなっています。

収益・EPSともに市場予測を上回る結果となりました。次期ガイダンスは発表されていません。

今回の解説内容は以上となります。

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