![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47613997/rectangle_large_type_2_4af4ea94dfaf4984f6294857bd29577f.jpeg?width=1200)
【企業分析】次期Amazon?「shopify」
米国ニューヨーク証券取引所に上場している「shopify」について分析してみました。
本内容は動画でもアップしているので(↓)、よろしければこちらもご参照ください。
企業概要
shopify はカナダの多国籍eコマース企業で、主に中小企業向けにオンラインショップに必要な支払い、マーケティング、配送、顧客管理ツールなどの一連のサービスを提供しています。
Amazonや楽天などのマーケットプレース型と異なり、顧客は独自のブランドを維持しつつ、簡単にオンラインストアを作成することができます。
2021年1月の時点で約175か国に100万を超える企業がプラットフォームを利用しています。
shopify利用企業
shopify決算資料に掲載されている利用企業の一部です、「ヘインズ」や「ハイネケン」など日本でも馴染みも深い企業もありますが、近年では
日本国内でもサービスを展開しており、飲食系ですと「ゴーゴーカレー」、アパレル系では「APE」や「CDG コムデギャルソン」もshopifyのサービスを利用しています。
米国のEコマースシェア
2019年のshopifyのGMV(流通取引総額)は約610億ドルで、米国市場シェアで Amazonについで2番目に大きいeコマースプラットフォームになっています。
※ 2018年はAmazon、ebayについで3位でした
米国のeコマース市場の多くは Amazonが占めていますが、shopifyは独自のマーケットプレイスツールを展開しており、今後この状況は変わる可能性もあります。
次に米国のeコマース割合についてです。
コロナウイルスによるパンデミックが発生する前、米国のeコマースの売上は小売売上全体のわずか12%でした。
shopifyのCOOによると、パンデミック後のeコマース売上 シェアは最大25%に増加したとのことです。
つまり、eコマースの成長はshopifyの収益増加に追い風になるものと思われます。
株価と業績
shopifyの業績をみると、純利益は、IPOからほぼ5年の間 マイナスとなっていますが、2020年からプラスに転じています。
一方、直近のPER(株価収益率)は約800程度となっており、非常に割高ですが今後の成長性をおりこんだ株価になっていると言えます。
まとめ
最後に、shopify に関する企業分析まとめとなります。
米国テック企業に興味をお持ちの方のご参考になれば幸いです。
(投資は自己責任にてお願いします)