【企業分析】ネット小売 世界最大 Amazon(アマゾン)【米国銘柄】
今回はAMAZONについて解説します。
動画でもアップしているので(↓)、よろしければこちらもご視聴ください。
アマゾン・ドット・コムは、世界最大の電子商取引企業です。
ジェフ・ベゾスが1995年に創業して以来、サービスの提供先は著しく拡大を続け、2020年時点、世界18か国にてサイトを展開しています。
またAWSに代表されるクラウドサービスなど、新たな事業領域へも積極的に進出しています。2021年2月、創業者兼CEOのジェフベゾス氏が会長に退き、後任にアンディ・ジャシー氏が就任しました。
同社の事業は6つのセクションで構成されています。
売上の高いものから、
・kindleなどデジタルコンテンツを含むネット通販「オンラインストア」
・
企業の商品出品をマーケットプレイスで代行する「サードパーティーセラー」
・クラウドコンピューティングサービス「AWS」
・プライムメンバーの会費などの「サブスクリプション」
・現地スーパーなどで商品を販売する「実店舗」
・その他
となっております。
世界のクラウド事業のシェアはAWSが先駆者ということもあり、断トツの1位です。とはいえ、
成長率は徐々に鈍化しており、Azure、Google Cloudに追われる立場となっています。
Amazonの株価はずっと上昇傾向にありますが、COVID-19によるパンデミック以降は加速的に上昇しています。
これはコロナによってオンラインショッピングの利用が増加した恩恵であり、従来オンラインショッピングを利用していない層も含めてマーケットが拡大したものと思われます。
またPERは「80弱」となっており、一般的にはかなり割高な数値となっています。
直近3年の財務状況をみると、売上は毎年20%程度といまも成長傾向であることがうかがえます。
負債比率も30%以下と、かなり健全なバランスシートとなっております。
キャッシュフローについて。Amazonはほぼ利益を出さずに、積極的に投資を行うことで有名です。これが前述のPERがかなり割高になっている要因となっていると考えられます。
最後に、Amazon に関する企業分析まとめとなります。
今回の記事は以上となります。米国企業に興味をお持ちの方、投資を検討されている方のご参考になれば幸いです。