【米国銘柄】スマートグラスVuzix(VUZI)【解説】
スマートグラス業界の先駆者ともいえる企業 Vuzix(ティッカー:VUZI)について解説します。
※ Youtubeによる解説動画も公開いたしましたので、よろしければご覧ください
Vuzixは、1997年創業のコンシューマおよび企業向けのスマートグラスおよび拡張現実(AR)テクノロジーサプライヤーです。
M400、M4000は主に産業向けで違いはディスプレイの有無のみとなります。BLADEは、従来のサングラスのような見た目となっており、一般消費者も購入できるものです。日本でも9万円(税抜き)購入可能です。
2021年中にリリースされる予定の次期スマートグラスとなります。これならどこから見ても普通のメガネと変わりませんね。
利用例)
・物流倉庫 バーコードスキャンや、ピッキング
・製造現場 作業工程の指示や、品質評価支援
・遠隔医療 カメラもいるので、リモートでの診療
・現場作業 遠隔サポートやトレーニングなど
ビデオアイウェア分野で184の特許を保有しており、その数は年々増加しています
直近の業績を見ていきます。
2020年12月31日に終了した3か月間の総収益は、前年同期から117%増加して420万ドルでした。この増加は、スマートグラス製品とエンジニアリングサービスの両方の売上高の増加によるものということです。
EPSもまだマイナスではありますが、市場予測を上回っています
同社のスマートグラス売上は過去数年横ばいで推移していましたが、2020年に急上昇しています。
売上に比例する形で株価も上昇傾向です。
まずはGoogle Glassです。2013年に登場し、一般消費者には普及しなかったGoogle Glassですが、軌道修正をして現在はエンタープライズ向けに設計されたモデルが販売されています。
FacebookはVR業界ではOculus GOなど最も成功をおさめている企業となりますが、2021年にはスマートグラスにも進出するといわれています。
スマートグラスは街中で着用するという性質上、見た目も大事ですがRay-BanブランドのLuxotticaともコラボすると発表されており デザインについても期待できそうです。
マイクロソフトも以前からグラスウェアに力をいれています。MR(Mixed Reality:複合現実感)
に力をいれており、
MRは、現実世界と仮想世界の情報を組み合わせて、現実のものと仮想的なものがリアルタイムで影響し合う新たな空間を構築する技術で、CGで作られた仮想世界や物体を現実世界に付加し、仮想物体に近づいたり触れたりといった操作を可能にします。
また、AppleもVR用ヘッドセットを開発中と報じられています(2021年1月Bloombergニュースより)。
すでにAppleWatch、EarPodsなどウェアラブルデバイスで成功しているAppleが参入した場合、スマートグラス業界を一気に席巻する可能性があるのではないでしょうか。
スマートグラスが実用段階になってきたこともあり、収益は上昇傾向にありますが、競合他社が多くこの分野へ参入を表明しています。
個人的な見解として、同社が今後スマートグラス業界でシェアを拡大していくには、大手テック企業との連携か あるいは 産業向けなど対象を絞って製品・サービスを提供するかが キーになるのではと思っています。
今回の解説内容は以上となります。
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