【決算要約】3Dゲームやコンテンツの開発環境を提供 Unity(U)【FY21 Q1】
2021年5月11日に発表されたUnity(U) の決算内容について解説します。
※ Youtubeによる解説動画も公開いたしましたので、よろしければご覧ください
まず企業概要について簡単に説明いたします。
Unity Software は3Dコンテンツ(主にゲーム)の開発エンジンを提供している企業です。世界で250万⼈のクリエーターが利⽤しており、スマホ/PC/コンシューマ市場の50%のゲームがUnityで作られています。
日本国内でも有名なゲームがUnityで作られています。
最近の例ですと、こちらの映画にも使われていたようです。エンドクレジットで制作ツールの中に"Unity"の文字がありました。
同社のビジネスモデルは2通りに大別されます。
まずCreateSolutionsセグメントです。
こちらは開発エンジンの利用料からくる収益となります。Unityゲームエンジンの利用は基本無料ですが、1年間で10万ドル以上の収益がある場合や、Pro版などの拡張機能を利用する際には、有料版をサブスクリプション形式で定期購入する必要があります。
次にOperateSoliutionsセグメントについてです。
Unityで作成したゲーム内広告配信や、コンサルによる収益サポートを行うことによって得られる収益となります。
収益は、234.8Mと市場予測を大きく上回りました。
一方、EPSは マイナス$0.2と市場予測を下回りました。
2020年末より下げトレンドが止まりませんでしたが、5/11にはプラス3.63%と反転傾向も見られました。
今回の決算内容まとめとなります。
第1四半期の収益は2億3480万ドル、昨年から41%の増加し市場予測を上回るも、EPSが期待に届かず、という結果となっています。
また同社は、2021年度ガイダンスを上方修正しており
収益:10億ドルから10億1500万ドル を見込んでいます
(以前のガイダンスは、9億5000万ドルから9億7000万ドルでした)
今回の解説内容は以上となります
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・最終的な投資判断は、自己責任にてお願い致します。