【企業分析】南米EコマースシェアNo.1「メルカドリブレ」
今回は南米eコマースシェア1位のMERCADOLIBREについて解説します。
本内容は動画でもアップしているので(↓)、よろしければこちらもご参照ください。
MERCADOLIBRE は 南アメリカ大陸18ヶ国でNo.1シェアのECサイトを運営するアルゼンチンの企業です。
この地域の先駆者の1人として、同社は戦略的な買収と投資を通じて、Amazon、Walmart、アリババなどの競合他社を一貫して阻止し、ラテンアメリカの人気のeコマースサイトとしての地位を確固たるものにしています。
同社は、決済ソリューションである「メルカド・パゴ」やオンライン広告プログラムなど、Eコマースに必要なサービスをトータルで提供しています。
決済の特徴として、Amazonなどではクレジットカード利用を前提としているのに対して、クレジットカードや、銀行口座がない人が多いという現地事情にも対応しています。
また自社配送による安定した物流ロジスティックスを実現しています。
ラテンアメリカの小売eコマースの売上高は2020年に推定20%程度増加すると言われており、
まだまだ成長の余地が大きく、同社にとっても成長可能性が高いと判断できます。
MERCADOLIBREのGMV(流通取引総額)は毎年順調に増加傾向にあり、
2020年第2四半期には 50億ドルと 約50%増加しています。
MERCADOLIBREの業績をみると、この数年は先行投資や現地企業の買収が影響し、純利益はマイナスとなっていましたが、2020年からプラスに転じています。
最後に、MERCADOLIBRE に関する企業分析まとめとなります。
以上となります。