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お父さんはエンジニアの味方です。

6月にWWDCに参加しました。私はエンジニア教育を生業としているのですが、周りの参加者、つまりバリバリのSwiftエンジニアたちは皆私よりずっと年下です。
でも教育者の常として、私も気持ちだけは若いです。こっちだってまだまだ負けてません。知識欲だけは旺盛です。

そのWWDCでお世話になった日本人エンジニアMさんが先日帰省されるにあたり「53歳になる父に何買ってけばいいかわかんない」とSNSでおっしゃっていて、「うわっ、お父さま俺より年下じゃねえか!」とショックを受けまして、30秒ですぐに立ち直りまして、
「同世代ですが眼鏡ケースとか小さいバッグとかいいんじゃないでしょか」みたいな提案をしたのでした。

一方私が今面倒を見ているエンジニア及びエンジニア予備軍の子たちはMさんよりももっと年齢が若くて、ほとんどが学生です。
ですから彼らのお父さま方は私よりずっと年下だったりするかもしれません。
教室では私の教え子とは父子のような雰囲気になっているに違いない。ああ、歳をとったなあ。以前は先輩とかお兄さんとかが教えるような雰囲気だったのに・・・

・・・でも逆にそれを利用することだってできるはず!

というわけで、今までのエンジニア教育の集大成として、私はこれから「TECH HOSPITALITY」というサービスを始めていきます。

エンジニアが伸び伸びと活躍できる場を少しでも広げていって、エンジニアの職場がエンジニアの楽園になれるように、エンジニアがもっと幸せになれるように、このサービスを通じて世の中の役に立ちたいと思っております。

「お父さん」はこう思うのです。エンジニアが生きていくためには常に勉強し続けなければならない、これはある意味真理ですが、その義務感だけを背負う余裕のない社会人生活を送る必要はありません、自走するエンジニアになれれば義務感なんかいりません、自走するためには夢中になれるような適切な課題が与えられれば誰だって夢中で走れますよ、力んで無理して走り続けなくても、知らない間に体が勝手に動いて楽しくボールを追いかけながら走り回っているうちに、自然に体力がついて気がついたらうんと成長してますよ、お父さんはそんな場所を子供のあなたたちに提供してあげたいのです。

お父さんはみんなを後ろから優しく見守っています。ホスピタリティー重視です。決して「虎の穴」ではありません。
無理しても脳は働きません。脳みそ全開で難問を解決できるのは、テクノロジーの原っぱで伸び伸びと走り回って自然に体力をつけてきた子供たちです。

エンジニアの楽園には高い報酬やアーロンチェアが必須なのではなく、
適切なレベルの課題が与えられる学びの場が欠かせないのです。
エンジニアの楽園は幻ではなく、天国でもなく、この地に存在可能なのです。
大丈夫、お父さんに任せなさい。

そんなわけで「TECH HOSPITALITY」っていうサービスを始めます。

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