コンポーネント:VideoPlayer+FilePickerで、スマホの動画を再生する( 基礎編)
App Inventor を使い始めた時に、ちょっと苦労したのが情報の少なさ。MITホームページのドキュメントは、コンポーネントとブロックの機能は記述してあるが、どう使うかが書いてない。せめてサンプルあれば・・・
ということで、簡単なサンプルを紹介してみることにします。
今回は、メディアグループのVideoPlayer(動画プレイヤー)コンポーネントの利用例を紹介します。
アプリの動作
作成したアプリはこんな感じです。起動して、動画ファイルを選択し、「開始ボタン」をクリックして動画が再生されいます。
見栄えは良くないですが、基本機能の紹介ということで、あえてお飾りをしていません。
実際の操作は、後述の方法でダウンロードして試してください。
使ったコンポーネント
必要なコンポーネントとその働きは、次の通りです。
・メディアグループのVidePlayer(ビデオプレイヤー):動画の表示
・ユーザーインターフェースグループの FilePicker(ファイルピッカー):スマホに保存されている動画ファイルの選択
・インターフェースグループの Slider(スライダー):音量と再生位置の指定
他、インターフェースグループのボタン、ラベルなど
ブロックの説明
ブロックの全体図は下記の通り。(右クリックで「新しいタブで画像を表示」で拡大表示できます)
勘所の説明。ブロック全体図を左上から下へ、右上から下へ説明します
サンプルのaiaファイルをダウンロードして、実際に動かしてみよう
サンプルは次からダウンロードし、自分のPCに読込み利用できます
ダウンロードと利用の方法はこちを参照願います。https://note.com/tech4world/n/n5c73815637de
あとがき・・・
見栄え・操作性の向上には、次のようなことが考えられます。
・再生中か停止中かが分かる。例えば、開始/ポーズ の切り替え表示
・ファイルパスの文字化け解消(日本語表示)
本格的な音楽プレイヤーとしては、
・現在の再生位置表示
・30秒進むなど再生位置の指定
・再生速度の変更
等の機能追加が考えられますが、残念ながら、この機能は標準のコンポーネント(VideoPlayer)では実現できません。実現方法としては、Extension(拡張機能) を導入するか、WebViewerでJavascriptで制御する方法などがあります。
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