見出し画像

ポテンシャル採用、はじめます

Xで以下の内容をポストしました。

この件について、書き綴っていきます。


そもそもポテンシャル採用ってなによ?

中途採用は実務経験を通じて得たスキルを活かし、活躍してくれる即戦力を求めて行っている企業がほとんどです。
敢えて経験の浅い方を採用するインセンティブが企業側にないので、当然っちゃ当然のこと。
特にSESは案件にアサインするにあたり、クライアントから業務を発注いただく必要があるため、即戦力が求められる傾向がより顕著です。
労働分配率の高い、いわゆる高還元SES、単価連動型SES企業ですと猶更です。
ひと月でも待機が発生すると、数か月間積み上げた利益が吹き飛びますからね、、、

本題に戻ります。
ポテンシャル採用とは、潜在的なポテンシャルやカルチャーマッチの度合いを重視する採用方法です。
つまり実務経験がない、あるいは浅い方を採用し、業務を通じてスキルアップしていただくことを目的としています。
少し前の出来事ですが、8月に未経験者を2名採用し、現在は先輩社員のフォローのもと、2名ともJava開発案件を対応しています。

ポテンシャル採用って必要?

結論、必須ではありません
なぜなら実務経験を有した即戦力の社員のみを採用することができれば、クライアントのニーズに応えることができるからです。

仮に、以下のJava開発案件があったとしましょう。

リリース時期:1年後
募集人数  :JavaSE 3名
工数見積り :36人月

立ち上がり時期から十分な実務経験を有したJavaSEを3名アサインできれば、想定外のことが起こらない限り、リリースできる見込みとなります。
一方、JavaSEが2名、未経験者が1名だった場合、未経験者は1人月分のパフォーマンスを発揮できないため、JavaSEの2名が教育に当たったり、タスクを巻き取る必要が生じます。
クライアントは「1年後にリリースする」ことが目的なので、それを果たすことができるのであれば手段(JavaSE 3名 or JavaSE 2名+未経験者)は関係ありません。
※現実的ではない体制だと、そもそも発注してもらえませんが、、、

となるとプロジェクトの成功を最優先するならば、実務経験を十分に有したメンバーのみで構成すべきであり、1人月分のパフォーマンスを発揮することができない(あるいは発揮できる根拠を説明できない)未経験者や微経験者をアサインする合理的な理由がなくなってしまいます。
実務経験を有したITエンジニアしか採用しないSES企業が多いのは、こういった背景があるからなのです。

じゃあなんでポテンシャル採用をはじめるの?

現時点では何者でもない、しかしチャンスさえ掴めば即戦力になり得るポテンシャルを秘めた方は確かに存在するからです。
未経験者を採用したのは、4番目に入社してくれた方が最初でした。
実務経験こそありませんがセンスを感じるポートフォリオを持っており、人柄も有利に働き、先輩社員がフォローする前提でかなり早い段階からDjangoを用いたWebシステムの開発案件に携わるチャンスを掴むことができました。
彼は現在も活躍してくれています。

その後も新卒採用監視オペレーターやヘルプデスク経験しかないものの、インフラの構築ないし運用業務に携わるためにLPIC2,3を取得された方をはじめとし、ITエンジニアとしての市場価値が向上する案件にアサインすることを地道に続けてまいりました。

「SES」でチャンスを掴んだ身として

テクニケーションは前職で一緒に働いていた木村さんをはじめとした面子の原体験がバックボーンとなり、設立に至っています。
それぞれSESの仕組みをうまく活用することで学歴やキャリア関係なく稼ぐことができており、それに対して感謝の気持ちを持ちつつ、その事実を広めたいという思いを持っています。
以下、木村さんの例です。

テクニケーションではチーム制を推進していますが、その理由も単独ではチャレンジできない上流工程やリーダー経験、スキルチェンジといった課題個の力ではなく面の力でクリアするためであり、この業界で活躍し続けられるITエンジニアの数をひとりでも多く増やしたいと思っています。

募集要項

これまで延べ数千人の方々と面談し、そして数百人の方々と一緒に仕事をしてきました。
その中で、活躍する方と脱落する方の傾向についても見えてきました。
せっかくチャンスを掴んでも、途中で手放してしまっては元も子もありませんので、今回の募集に当たっては一定の要件を設けさせていただきます。

勤務地 :一都三県 ※地方在住で上京可能な方は要相談
実務経験:不問
募集人数:~20名
待遇  :経歴や保有資格によるため、個別にご説明します
必須条件:以下のうち、いずれかの要件を満たしていること
     ①Java Gold保有者
     ②Java Silverと以下いずれかの資格保有者
      ・Oracle Master Silver SQL
      ・LPIC-1
      ・IPAの基本情報以上
     ③LPIC-3保有者
     ④LPIC-2と以下いずれかの資格保有者
      ・AWSのアソシエイト以上
      ・IPAの基本情報以上
     ⑤CCNP保有者

現時点で必須条件を満たしていない方につきましてもカジュアル面談はウェルカムです。
お話させていただき、資格取得に関する費用がネックであれば、試験代や参考書代は弊社が負担します
必須条件につきましては、前職時代や設立~現在にかけて色々な方と接する中で、これらの条件をクリアした方は成功する確率が高く、逆に欠けていると本人のセンスに依存してしまい再現性に欠ける為、設けさせていただきました。

最後に

弊社よりも採用基準の低い会社はたくさんあります。 従って、必ずしも弊社を選ぶ理由もないですし、この業界で活躍する人が増えるならどの会社が担っても良いと思っています。
ただ、チャンスを掴むために努力している方に対しては惜しみなく投資する所存ですので、我こそはという方がいらっしゃればHPのカジュアル面談フォーム公式LINE経由でご連絡ください!


いいなと思ったら応援しよう!