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【社内唯一の人材へ】プログラミング初心者からR&DのDX推進担当へ!ITスキルを学び、ビジネスへ活かす
プログラミングは社会を前に進めるためのスキル
「世の中に新たな価値を生むためのプロダクト作りに貢献したい」某大手酒類メーカーの研究企画部門に所属する木添さんは、プログラミングスキル習得後の目標についてそう語ります。自身のキャリアや会社が向かう先を見据えて始めたプログラミングが活き、そのスキルを社会へ還元させるために奮闘中の木添さん。その経緯や今後の目標についてお話いただきました。
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木添 博仁(きぞえ ひろと)
大手食品製造メーカー アサヒグループ勤務
2015年に某大手飲料メーカーに入社し、ビールの技術開発及び蒸留酒の商品開発に従事。2022年2月にイノベーション戦略部研究企画部門へ異動し、環境負荷の測定やR&D部門の育成、ナレッジマネジメントをおこなう。業務のなかでデータ解析の重要性を感じ、独学で機械学習・深層学習を学習。その後tech0を通じてプログラミングおよびプロダクト作りのいろはを習得する。現在はそこで得たスキルをITサービス開発における技術者とのコミュニケーションに活かしている。
💡この記事はこんな人におすすめ💡
• 新規事業に携わっている
• プロダクト開発に携わっている
• ビジネス系職種のテクノロジー活用について知りたい
自身のキャリアと会社が向かう方向を見据え、プログラミング学習を開始
ーー プログラミングを学び始めたきっかけを教えてください。
私の会社では、IT部隊にいる人を除くと、現場に通用するレベルでプログラミングができる人がまだまだ少ない現状にあります。だからこそ、プログラミングスキルを身につけることで希少価値のある人材になれると思い、学び始めました。自分自身のキャリアにとってもプラスになるかなと。
ちょうど商品開発から研究企画部門に異動して、社外の人とコミュニケーションをとる機会が増えたこともきっかけのひとつです。例えば業務のなかでIT企業にアプローチをかけたり、サービスを開発している技術職の人と話をしたりというやりとりが発生します。プログラミングを含むITの知識がなくても表面的な会話は行うことができますが、技術的なポイントや、なぜそのようなアイデアに至ったのかわからないことがよくありました。これらを解決するためにも、私自身に専門的なプロダクト作りの知識が必要だと判断しました。
また会社として、今後は単に「お酒を売る」のではなく「お酒を通じて新たな付加価値を売る」ことにシフトしていくんだろうなと強く感じています。元々独学でデータ解析について学んでいましたが、それだけでは足りないと感じ、Tech0(テックゼロ)※でプログラミングを勉強することにしたんです。
※非エンジニア人材が実際にプログラミング言語でコードを書きながら、チームでプロダクトを作り上げるコミュニティ
ーー 具体的に、どのように学習を進めていきましたか?
Tech0では、まず各言語の概要についてインプットします。HTMLやCSS、JavaScriptやSQLといった言語の種類から始まり、世の中でどんな使われ方をしているかを学んでいくんです。具体的な使われ方を知ることで、一見難しそうなプログラミングも少し身近に感じますね。
その後は、アウトプットするための課題が出ます。学んだ言語を使ってみたり、実際に簡単なプロダクトを作ったりしていました。
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学習のモチベーションは“チームでプロダクトを作る楽しさ”にあり
ーー Progateはどのように活用していたのでしょうか?
Pythonしか触ったことがなかったので、初めての言語を扱うときは、それぞれの言語の大事なポイントが簡潔に学べるProgateが役に立ちました。実際にサービスを作りながら段階を追って進められるので、初心者にも易しい学習サービスといえます。
プログラムを始める際の最初の壁であるエディタやサーバの環境構築をする必要がないのもメリットですね。効率的にプログラミング学習を進めたい人、まずは言語の特徴をつかみたいという人にはおすすめです。
元々機械学習などのデータ分析を学んでいたからこそ、スムーズなスタートダッシュを切れたのだと思います。余裕があるときは、与えられた課題以外にも取り組んでいましたね。ChatGPTを使ってひとりで英会話ができるアプリや、あらすじを書いたら簡単な絵本ができるアプリなどを作っていました。
ーー 独学で機械学習を学んでいたとはいえ、初心者がプログラミングスキルを身につけるのは難しいイメージがあります…!学習のなかでぶつかった壁はありますか?
正直いうと、ぶつかった壁はありません。ただ、Tech0に通ったからこそ、挫折せずに多様なプログラミング言語の学習方法やプロダクト作りのいろはを習得できたと感じています。また、講師やTAの方にいつでも質問できる環境にあったというのも躓かずに済んだ理由だと思います。
技術的なことに付随して、プロダクトを作る楽しさを教えてもらえたことが大きかったですね。高いやる気のTech0コミュニティと、チームでのプロダクトづくりのお陰でモチベーションの維持にも繋がりました。
Tech0ではプロダクトの上流設計から始まり、実際に開発して形にするところまで一貫してチームで活動します。「ユーザーにとってこのプロダクトの価値ってなんだろう」などとチームで議論しながら進められるので、その仕組みが非常に良いなと感じていますね。
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プログラミングを学ぶ醍醐味は、今後の社会や組織の動きをイメージできること
ーー プログラミングの知識は、現在の業務にどのように活きているのでしょうか?
現在、ナレッジマネジメントの一環として、報告書など技術関連の文書を効率良く探せる検索システムのPoCを実施中です。そのシステム開発にあたり、プログラミングの知識が役に立ちましたね。
そもそもどんな検索システムが良いのか考えたり、システム使用者のニーズを把握したりといった要件定義的なところから考えました。実際にシステムを作る技術者の人に丸投げせず、並走しながら進めることができました。
また、プログラミングを学んだことで、技術的な背景もある程度把握できるようになり、こちらから会社のシステムや運用面に合わせた提案ができるようになったのは大きな進歩です。特にChatGPTのような生成AIを検索システムに組み込むことができたのは、Tech0のお陰だと思っています。
ーー プログランミングを学ぶメリットは、どんなところにあると感じていますか?
開発のスピードが上がったりコミュニケーション円滑になったりすることももちろんですが、それ以上に「今世の中にはどんな技術があって、それにより社会がどう向かっているかを知れること」が一番のメリットだと感じています。
プログラミングを学び、IT技術の進歩による社会の動きを把握できたことで、「会社として進めていくべきこと、できること」が具体的に想像できるようになりました。
例えばAIひとつとっても、実際どこまでできるのか、今の業務にどう落とし込むかという肌感を持っている人って意外と少ないんです。ITが持つ力の限界を知りつつ、今できることを解像度高くイメージできるようになったとき、世界の広がりを感じますね。
新しい価値を生むことで、会社の変革に貢献したい
ーープログラミングを活用し、将来叶えたい夢や目標はありますか?
付加価値を生むためのプロダクトを自分で手掛けることです。できれば、うちの会社がただお酒を売る「メーカー」から、新たな価値を提供する「サービス会社」になるための一躍を担えたらと思っています。
お酒の本質的な価値は、「お酒を通じて人と人がコミュニケーションを取ること」にあると感じています。だからこそ、プログラミング含むITスキルを活用し、お酒を手段として人との繋がりを創出することに貢献したいです。
現在所属する研究企画部門ではDXに関する理解をもっと広めていきたいですし、後々はDX専門部門に異動して、会社の変革に携われたら嬉しいですね。
ーー最後に、これからプログラミングを学ぶ方に向けてメッセージをお願いします!
プログラミングを学ぶこと自体が目的というより、それらを活用してどんなことを社会に還元するかが大事です。プログラミングを学び続けるうえでのモチベーションにもなりますし、最終的には自分自身の成果にもつながります。
単にプログラミング言語を学び、コードが書けるだけで終わるのはもったいない!身近にあるプロダクトの作り方や考え方を学ぶことで、もう一段視座が上がります。プログラミングを通じて学べることは、プログラマーでない人にとっても役に立ち、自身の成長に繋がると感じています。
まとめ
今回は、ITスキルを学び本業に活かし、大企業の中で唯一のキャリアを歩み始めている木添さんにインタビューを行いました。
Tech0では、本業の業務に活かすためのIT知識を身につけていくだけではなく、キャリアとしての選択肢を広げることも可能です。
テクノロジーを駆使してキャリアを変える、日本を変えるというメッセージをもとに活動を続けるTech0では、随時参加する方を募集しています。
「ITスキルを学びたいけど、どうしたらいいのかわからない」
「システムを外注しているが、想定していたものと違う」
「新たにDX担当になったけど、何をしたらいいの?」
といった悩みを抱えている方は、Tech0のブートキャンプで、ともに学んでいきませんか?
同じような悩みを抱える仲間と一緒に学べる環境は、とても力強いものです。1人ではできなかったことも、仲間がいればモチベーションにも繋がります。少しでも気になった方は、ぜひTech0活動をチェックしてみてください。
あなたのご参加を心よりお待ちしております。
※本記事は、㈱Progate様との共同インタビューにより作成しました。
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