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【シティ優勝】ヒスイウインディ/ゾロアーク

福岡でポケカをやっている”てっちゃん”と申します。

2022年秋の新作ということで使ってて楽しいデッキを作りました。
また、僕のデッキをベースに改良したレシピを使用したしょーさん(@pokekahajimeta)がシティリーグで優勝しましたので、私のレシピとしょーさんがシティリーグで使用したレシピについて解説します。
デッキに関するところは無料なので、ぜひ読んでいってもらえたらと思います。
しょーさんも備忘録をかいているのでこちらも併せて読んでみてください。

本デッキの直近の成績は以下の通りです。
〇てっちゃん
ホウエンリーグ(51名):予選4-1 5位通過、トナメ1没
むしのしらせ杯(78名):予選4-1 7位通過、ベスト8
もりののろい杯(83名):予選3-2 20位
〇しょー
シティリーグ福岡(32名):予選3-1 6位通過、優勝 

環境デッキに対して強く、使ってて楽しいデッキですので、ぜひ解説を読んで使ってみてください!

基本的なコンセプト

最新弾パラダイムトリガーで皆さんがまず注目したカードは何でしょうか?ルギア?森の封印石?違いますよね?
きっとこのカードのはずです。

相手がVstarパワーを使用していた場合、無色エネルギー1つで140点、弱点で280点とVstarポケモンを1撃で倒すことができる強力なテキストが書かれています。
このカードのおかげでヒスイウインディ/ゾロアークバレットデッキ(以下、ゾロアークバレット)が実践的な力を手にしたといえます。

僕はヒスイウインディのはっぽうやぶれというテキストがすごく好きで、発表された当初からヒスイウインディ入りのゾロアークバレットを調整していました。その結果、シティリーグ シーズン6でベスト16という成績を収めることができましたが、このデッキはどうあがいてもパルキアVstarデッキに対して不利で、環境で猛威を振るっていたパルキアに対して不利=実戦での使用は困難という悲しみを背負ったデッキとなっていました。

2022シティリーグ シーズン6 ベスト16入賞構築

その大会以降は、環境デッキを中心に触り、ウインディ達はストレージの奥に眠ることになっていたのですが、新弾のライチュウとポケモンGOのヤドランの登場により再び活躍の機会を得ることとなりました。

前置きが長くなりましたが、本デッキのメインコンセプトについて説明します。
コンセプトはいたってシンプルで、弱点をつける対面に対しては弱点でワンパン、弱点をつけない対面または非V対面にははっぽうやぶれでダメージレースで有利をとっていくというものです。

上記のコンセプトを通すために、構築上で気を付けたことは以下2点です。

➀初動の安定性(特に先攻1ターン目での展開)
➁安定して160点はっぽうやぶれを宣言できるようにする

上記の構築のポイントを抑えることで、メタ対象のデッキに対して安定した勝率を維持することができました。

マッチアップ

大会当日のマッチアップは以下の通りです。
<ホウエンリーグ>
予選スイスドロー
1: ルギア 〇
2: レジドラゴ 〇
3: ルギア 〇   
4: ミュウ ×
5: ルギア 〇 
決勝トナメ(best 12)
1: レジドラゴ ×

<むしのしらせ杯>
予選スイスドロー
1: ミュウ 〇
2: ルギア 〇 
3: ゾロアークバレット 〇
4: ロストライコウ ×
5: ルギア 〇
決勝トナメ (best 16)
1: ルギア 〇
2: ミュウ × 

<もりののろい杯>
予選スイスドロー
1: レジドラゴ 〇
2: アルセインテカイリュー 〇
3: パルキア裏工作 ×
4: ゾロアークバレット 〇
5: パルキア裏工作 ×

<シティリーグ(しょーさん)>
1: ルギア 〇
2: ルギア 〇
3: キュレム ×
4: キュレム 〇
決勝トナメ(best8)
1: ムゲンダイナ 〇
2: アルセウス 〇
3: アルセギラティナ 〇

上記を見てもらえれば分かりますが、有利不利がはっきりしており、マッチングに左右されるのですが、有利対面では安定して勝利することが可能です。

デッキリスト

ここからはデッキリストの紹介となります。
ホウエン~もりののろいで細かい点は変わっていないのですが、大きくは変わっていないので最新のレシピのみご紹介します。以前のレシピが気になる方はDMまでご連絡いただければと思います。

MpyEpy-QupoHK-pyyMSy (てっちゃん使用)


シティリーグ優勝構築 (しょーさん使用)

基本的なコンセプトは同じですが、好みで少し違いがあります。
本デッキは自由枠が非常に広く構築の幅はありますが、優先的に採用したいカードと採用候補となるカードについて簡単に解説していきます。

優先採用カード

【ポケモン】
ゾロア ー ゾロアーク 各4枚
このデッキの核となるカードであり、削ることができないため最大枚数採用。(もっとたくさん入れたい・・・)
ゾロアークのナイトバーストは比較的よく使用するので忘れないように。
また、幻影変化を使用した際にはエネルギーや道具、ダメカン等一切引き継がないことにも注意。

ビッパ ー ビーダル 各2枚
はっぽうやぶれを安心して宣言するために必要なメインエンジン。サイド落ちケアで2枚採用。ゾロアークを使いまわすギミックを厚くするのであれば、ビッパを1枚に削っても許される。

ヒスイウインディ 2枚
本デッキのメインアタッカーであり、サイド落ちすると困る対面が数多く存在するため、サイド落ちケアの2枚採用。
エネなしで160点を出すことができる非常に優秀なアタッカー。

グラエナ 1枚
ミュウに対するメタカード。ある程度ケアされるが、どこかで1回はチャンスが巡ってくるので、そこに向けてゲームプランを組む必要がある。
オドリドリが出ている場合にはミュウVmaxを倒すためにベルトが要求されることには注意。
このカードはミュウツーVunion対面やキュレム、ジュラルドン等のVmax対面でも使用する。

ライチュウ 1枚
雷弱点のVstarポケモンを倒すときに活躍する。ルギアには圧倒的に活躍する1枚。パルキア対面でも使えるが、パルキアデッキは簡単にVstarパワーを使用してくれないので、相変わらず有利とはいいがたい。

タルップル 1枚
ルギアに対するメタカード。ライチュウと合わせて計2枚採用することで、環境に最も多いルギア対面のサイド落ちケアにつながると考えている。また、ノコッチが採用されている場合にはこちらでルギアを倒す。
ミュウデッキに対しても思わぬ活躍を見せることがある。

ヤドラン 1枚
ゾロアークバレット最強のカード。基本的には相手はサイドが1枚ずつしか取れないため、どこかでチャンスが巡ってくる。このカードで勝負をつけることを意識してサイドを取り進めていく。
通常非Vデッキ同士の戦いでは先にサイドを取得した方が勝つ流れになるが、このカードのおかげで非Vデッキに対しても有利に立ち回れる。

ガラルニャース 1枚
安定的にはっぽうやぶれを使用するための縁の下の力持ち的カード。このカードを採用することで安心してマリィ等のドローサポートを打つことができるし、相手のハンド干渉の影響も受けにくい。

マナフィ 1枚
アメイジングライコウやゲッコウガのベンチ狙撃を受けると盤面が崩壊してしまうため必須のカード。サイド落ちをケアするならヘビーボールとの選択で2枚目を採用してもいい。

【グッズ】
ボール系 合計15枚程度
先攻でも安定して展開するために、多めに採用。また、手札枚数を調整する役割も担っている。ハイパーボールとクイックボールは優先度が高く、次いで進化のお香>レベルボールといった感じ。ヘビーボールはマナフィやニャース、ゾロアを回収するために採用しています。先述の通りマナフィ2枚目との選択。

普通の釣り竿 ー レスキューキャリー 2~3枚
ゾロアークラインが足りなくなるとアタッカーがいなくなるため、トラッシュのポケモンを回収するための札を採用する必要がある。採用枚数は好みだが、ゾロアークが6回行動するためには最低2枚は採用が必要。釣り竿2枚確定で残り1枠は釣り竿かキャリーの選択。

こだわりベルト 2~3枚
ミュウやアルジュラ等の対面で使用する。特にミュウ対面では2枚くらいは使用する可能性があるため、厚めに採用している。ルギアをはっぽうやぶれ2回で倒したり、ギラティナVをザクロ+ベルトはっぽうやぶれで倒したりする際にも使用する。

【サポート】
セレナ
初動のドローサポート兼サイドを進めるための札。非Vポケモンを呼び出すことはできないが、基本的にはボスではなくセレナで十分なことが多い。ポケモンをトラッシュする必要がある本デッキとは相性が良い。

マリィ
相手の動きを阻害しつつ、自分の手札の枚数を調整できるドローサポート。このデッキは手札を無理やり切る必要があるが、中終盤に温存する必要のあるエネルギーや釣り竿などを山の下に送り込むためにも重要なサポート。

ザクロ
手札を能動的にトラッシュできるサポート。序盤にトラッシュに落とせると安定してはっぽうやぶれを宣言できる。ウインディの打点補助としても重要なカード。

ボールガイ
展開札として優秀なカード。また、持ってくるボールの種類、枚数を調整することではっぽうやぶれに繋げることができる。

【エネルギー】
ツインエネルギー 4枚
ヤドランやゾロアークのナイトバーストを使用するためのエネルギー。最後までいかに温存するかが重要。また、逃げエネとしても使用するため、適当に付ける場合にはニャースやビーダルに付けることが多い。

キャプチャーエネルギー
初動の展開札兼ライチュウやタルップルのエネルギーとして使用する。

採用候補カード

【ポケモン】
アップリュー
1エネで中打点出せること、レベルボールで呼べる点が優秀で、お手軽なアタッカー要因といった位置づけのカード。ただ、打点はウインディと概ね被っており必須ではない。

テールナー
セレナがトラッシュにあることで安定した打点を出すことができる。主にはミュウ対策で採用したい。セレナが2枚トラッシュにあることでゲノセクトを倒すことが可能。

ヒスイゾロアーク
ヌメルゴン等の耐久系のデッキを突破したり、不利盤面からのワンチャンを作ることができる。

ヒスイガーディ
5枚目のゾロアといった形で扱うことができる。ウインディをトラッシュせずに直接出せるという点でも採用価値がある。現プールに2種類あるが、どちらもエネなしで技が使用できるため優秀。
特にぼうぎょしせいが強くて、後攻1ターン目に打てば前後逆転したり、アタッカーが準備できていない時に使用することで1ターンもらえたりといったことが期待できる。

かがやくルチャブル
ミュウやジュラルドン対面で使用する。ベルトよりもサーチが容易であるため、これらの対面を見るだけならこちらを採用してもよい。

かがやくフシギバナ
特性がウインディと非常に相性がよい。ただ、逃げエネが3ということが問題で、風船以外の入れ替え札を採用しにくい本デッキにおいて、縛られることの裏目が大きいためやや採用しにくい。
ボスの指令の採用が少ないという読みで縛られないことを前提に採用することはあり。

その他アタッカー
バサギリやミノマダム等のアタッカーがあるが、だいたいヒスイウインディと仕事がかぶっているため、本コンセプトでは基本不採用とした。

【サポート】
ボスの指令
非Vポケモンを呼び出すことができる。基本的には積極的に呼び出したいポケモンはいないが、ルギアやアルセウスデッキのノコッチやミュウデッキのオドリドリなどメインプランを通すうえで障害となるポケモンを倒すうえで有用。セレナと比較して初動で使えないのが難点。

ピオニー
はっぽうやぶれと相性の良いサポート。ただ、これに頼らずともザクロとニャースで安定してはっぽうやぶれを宣言できるため、選択枠。
ピオニーを主体で回していく構築にする場合はニャースを抜いてもよい。

【スタジアム】
頂への雪道、ローズタワー
ロストシティやシンオウ神殿が邪魔であるため、それらをはがすためにできればトータル2枚前後は採用したい。
雑に張って強い頂への雪道やはっぽうやぶれと相性の良いローズタワー当たりがおすすめ。
なお、ただでさえリソース管理が難しいデッキであるため、ポケストップは使いづらい。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
採用カードの幅が広くカスタマイズ性が高いデッキですので、いろいろ試してみてください。
さて、ここからはおまけとして基本的なプレイングや各対面ごとの解説を書いてみました。興味がある方はぜひご一読いただければと思います。

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