見出し画像

手巻きタバコのススメ 1 「手巻きは安い」

素敵な手巻きタバコの世界へようこそ.

ぼくは4, 5年ほど前から手巻きタバコに変えました. 特に理由がなければ, 家でも外でも手巻きタバコを楽しんでいます. 基本的にはその日に吸う分, 20〜30本を朝か前の晩にまとめて巻いておいて, タッパーに入れて持ち歩く生活を送っています. 喫煙所などでタッパーに入れたタバコを取り出すときに, 奇異なるものを見る目を向けられることがありますが, それが気になる場面はまれです. 人のことなど気にならないものです.

手巻きタバコを楽しんでいる人が書いた記事を読んでいて, 「マニアックだな」と思うことが時々あります. 手巻きタバコを始めることに興味を持っている人に向けて, ぼくが思う手巻きタバコの良いところを, noteらしい記事でまとめてみようと思います.

手巻きタバコは安い

いま既製のタバコを吸っている人が手巻きタバコに興味を持つ理由の多くは, コストではないかなと思います.

既製のタバコはどんどん値上がりしています. ぼくが既製のタバコでよく買うのはハイライトですが, いまは490円ですかね. 一日一箱消費するとして, 490円 x 30日分で14,700円です. 無視できないコストです.

手巻きタバコにした場合, どのくらい安くなるかまとめてみましょう. ここでは既製タバコを一日一箱買った場合のタバコ本数 600本. ここだけ合わせることにします.

まずペーパー (巻紙). スモーキング ブラウン・ダブル 長さ70mm 120枚入りが220円. 600本巻くので, これが3つで660円.

フィルターはPure エクストリームロング (直径6mm, 30mm) 600個入りで946円.

最後に肝心のタバコ葉. 手巻きタバコではこれをシャグと呼びます. 70mmのペーパー, 30mmのフィルターを組み合わせた場合, グラム数の3倍分の本数が巻けるというのが, おおよその目安です. 「チェ」という銘柄のシャグは25g入りなので, それ一つで75本巻けるということです. 600本巻くためには, これが8個必要です. 「チェ 25g」は640円なので, 5,120円.

既製タバコ 14,700円 vs 手巻きタバコ 6,726円. いかがでしょうか. 手巻きタバコの圧勝です.

ここから先はぜんぶ補足です. 興味があったら読んでください.

満足度で勝るとも劣らない手巻きタバコ

ぼくのなかでは手巻きタバコの満足度のほうがずっと勝っていますけどね.

前述した計算は, 実際のぼくがタバコにかかかっている費用に近いのですが, ちょっとアンフェアな比較をしているところがあるので解説します.

ペーパーの長さが70mm, フィルターの太さは6mm, 長さ 30mmのケースを例示しましたが, 比較対象のハイライトや多くのタバコの長さは85mmです. 直径は8mm程度で, フィルター長も30mmよりは短そうです. なので, 含まれるタバコ葉のグラム数も違い, 手巻きタバコのほうがずっと少ないです.

「タバコ葉の量をケチっているから安いってだけでは?」

と思われたなら, それは半分正しくて, 半分誤りです. タバコ葉は確かに少ないですが, 満足度の面で劣るものではないので, この比較で問題ないとしています. その理由は巻紙です.

手巻きタバコを始めて知ったことですが, 既製タバコの巻紙には燃焼剤が含まれています. 誰が火をつけても上手に吸えるようにかなと思いますが, この燃焼剤はタバコの吸い口に口をつけていなくてもタバコを勝手に燃やしていきます. それに対して手巻きタバコでは「スローバーニング」と呼ばれる巻紙を使うことが多いです.

「スローバーニング」の巻紙には燃焼剤が含まれていません. タバコの燃焼速度は既製タバコより穏やかです.

既製タバコよりも短く細いですが, 吸える時間/回数がそれほど短く/減るわけではないということです.

いいなと思ったら応援しよう!