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【読書メモ】良い戦略、悪い戦略

最近読んだ『良い戦略、悪い戦略』が良い本でした。

現在、新規事業の方向性について検討している最中なのですが、その際に意識すべき内容が盛り沢山でした。

経営者、起業家、企業の新規事業担当者などにぜひ読んでもらいたい一冊です。

本書ではタイトル通り、「良い戦略とは何か?」「悪い戦略とは何か?」
を色々な角度からたくさんの具体例を交えて説明していますが、結局言いたいことは下記の4つに集約されると思いました。

良い戦略は必ずと言っていいほど、単純かつ明快である。パワーポイントを使って延々と説明する必要などまったくない。
良い戦略には、「診断」「基本方針」「行動」で構成されるしっかりした論理構造がある。
悪い戦略の特徴は「中身がない(=難解な表現を使ってそれっぽく見せてるだけ)」「重大な問題に取り組んでいない」「目標と戦略を混同している(=単に願望を語ってるだけ)」「単純に実行不能」
悪い戦略が生まれる背景には、「面倒な作業はやらずに済ませたい」「調査や分析などしなくても戦略は立てられる」という安易な願望がある。


上記二つ目、良い戦略の「診断」「基本方針」「行動」の論理構造については、下記シナプス社のブログでIBM再建の具体例を使って分かりやすく説明されています。


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翻訳本特有の読みづらさは少しありますが、取っつきにくい具体例などは読み飛ばしても十分理解できる内容になってます。


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