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爽やかな官能、『すずかのす』Special Edition 感想

こんにちは。菅咲(かんざき、すがわら、めんだこ)です!

 今回は、ひょんなことから手にする機会があった『すずかのす』Special Editionについて、その感想を綴っていきます。


前置き

 私は、佐山すずかのオタクではありません!しかし、1年以上アイドルとしてステージに立つ佐山さんを見てきて、エグめのグラビアもやってるらしいとの噂は常々聞き及んでおり、少し興味を持っていました。
 そして、先日#いいおっぱいの日にて、本人が宣伝していたリンクからAmazonのレビューページに飛んだことが、その興味が高まったきっかけです。「衝撃作」「カタルシス」「今年の写真集No.1」などの文言が並んでおり、レビューを書くほどに目の肥えたオタク達がこうまで言うのか……と真相を確かめずにいられませんでした。そして、運よく読む機会に恵まれ読んでみることに。個人的には、予想を大きく裏切られる写真集でした。もちろんいい意味でです。是非、感想を楽しんでもらえたら嬉しいです。

総評

「爽やかな官能」
 
『すずかのす』を一言で表すなら、この表現だと私は思います。

 はっきり言います! エロ本だと思って読み始めました!
 それはもう際どい写真の連続なのだろうと。それは間違っていません。ただ、感じ方がまるで違います。よくエロ漫画を読もうとしたら、ストーリー性が強すぎて、用意したティッシュで涙を拭いた。などという表現がネット上では昔からあると思います。まさか、『すずかのす』がそれに当たるとは思ってもいませんでした。

 『すずかのす』の「す」って素の佐山すずかって意味じゃなくて、どすけべの「す」だったんですか? 17歳でこれを撮影できたのは法に触れないのか、触れないなら法がおかしいのでは? 黒船来航以来の衝撃作。アハ体験。コペルニクス的転回。バンドコラボepも裸足で逃げ出すレベルの「新感覚」。ニュートン、アルキメデス、ガリレオ、偉大な科学者が感じた世界がひっくり返った感覚を読むだけで味わえる__________________________________。
 そんな数多のキラーフレーズを用意して読み始めたのに、全てが台無しです。一つも間違ってはいないのですが……笑

 全てのページを見た後には、爽やかな読了感で満たされました。『一瞬の風となれ』『夜のピクニック』など、名作青春小説を読み終えたときに似た感覚です。青春小説というのは、文章に閉じ込められた10代の瑞々しさを感じて、読者も鑑賞に浸る。そして、前向きで眩しいラストを読み終えた後にふと戻る現実との温度差で「整う」ことが醍醐味だと感じています。その点では、『すずかのす』は青春"小説"ではないですが、青春写真集と言って差し支えない代物かと思います。

 現在(19歳)の佐山さんより幼く、メイクも薄く、垢ぬけ切らないよう演出されたお顔とそれに反する17歳とは思えない豊満な体、背徳的なシチュエーションが混ざり合い、間違いなく実用に足る写真集に仕上がっています。佐山すずかというモデルを全開に活かしきった、珠玉の写真の数々です。

 ただ、私が一番強く感じたのは、官能的なカットの数々の合間に潜む、歳相応に笑ったときの彼女の魅力です。
 この笑顔が目に焼き付いて離れない。学校やスクール水着、"JK"であることを惜しげもなく活かしきったシチュエーションも相まって、まさしく閉じ込められた青春が記録されている。アイドルとしての佐山すずかを見てきてしまったからこそ、"アイドルの笑顔"と"歳相応の瑞々しい笑顔"をどうしようもなく尊いものに感じました。そのため、私はメインであるはずのエロティシズムよりも、閉じ込められた青春の方をどうしようもなく綺麗だと感じました。本の構成として、序盤にアングラな学校を中心、後半以降室内から一気に明るい屋外に場所を移して光がさしていくのが、余計に前向きで眩しいラストを感じさせました。
 読み終えたときの軽めに死にたくなる感覚、まさに青春小説でしょう。

 正直、佐山さんと実際にお話する前に読んでおきたかったとも感じています。こんな感情にならずにエチチとコンロを点火できました。ただ、佐山さんを知ったからこそ、この爽やかな「整った」気分になれたかと思うので、悩ましいですね。ま、この「整い」を賢者タイムとするのであれば、いつ読んでいても結果は変わらないんですけどね~~~笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑

 非常に心地よい気分となりました。このような機会を与えてくださった#佐山登山部のお二人、本当にありがとうございました。

お気に入りカット

 写真集のレビューでこれやらないわけないです!!いきます!! 
 断腸の思いで3ページ選びました。

①163ページ
 ピンクのリボンビキニを着用して、シャワールームでのカットの1つ。仰向けでこちらを向いてシャワーを構えて、お団子ヘアでいたずらに笑う佐山さん。この水着は凄いです。本人が先日リツイートしていたお写真のカットと同じものかと思いますが、グラマラスなおっぱいがそれはそれは際立つ。その上で、水を纏う艶っぽさが非常に綺麗でした。その中でもこの写真を選んだのは、いたずらっぽい笑みが何よりも佐山さんらしかったからです。佐山すずか、水があったらかけてきそう過ぎるだろwww やはりこの笑顔が佐山すずかの魅力の本質なのかなと思います。

②270ページ(ラスト)
 青春写真集のラストに相応しい一枚。露天風呂から上がろうとして頭を拭いているようなカットです。ここの光の陰影が見とれるほど美しい。また、巻末に辿りついてからこのページに戻ったとき、タオルで頭をふくという行為が物事の「終わり」の象徴表現足り得るのかと、感心してしまいました。そして、前ページの風呂上がりの気持ちよさそうに髪を拭くカットからのこちらを見て終わる流れが、本当に爽やかな後味を残すものであったのが非常にポイント高いです。実に死にたくなりました。 

③36ページ
 一番素肌見えてないカットなのに、一番エロい!!すっげぇええええええーーー! 

以上です。
やっぱり、何一つ「エロ」を感じないは嘘でした。
最高の写真集をありがとうございました! 佐山さんの次なる活躍に期待が止まりません。皆さん、すずかのすを買いましょう。


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