【イベントレポート】#CMC_meetup Kanazawa 20240611
こんにちは。金沢でコワーキングをやってる越後です。
6月11日に開催されたイベント「#CMC_Meetup」のレポートでございます。
ある日、私がお世話になっているふぁらおさんこと加藤さんから、日本海側にまだ進出していない素敵な勉強会があると聞き、紹介されてびっくり、VR映像作家時代に知り合ったバリバリのマーケターの小島(オジマ)さんと再会。バイブスも合い、すぐに企画が始まりました。
今回はコミュニティマーケティングの基礎を知ってもらう&石川県の企業のトーク機会を作るのをテーマに設定し、長野はよなよなエールでお馴染みのヤッホーブルーイングさん、三重からはおにぎりせんべいのマスヤさんをお迎えしました。
「マーケティング」って言葉自体、すんごく一人歩きしている印象があって、広く考えればお客様のことを考えることですが、そこには既存も潜在もごっちゃになってます。
全く繋がりの無いターゲットにあの手この手で伝えても、フィルターバブルの時代、コストばかりが先行していて、出会った後のケア(いわゆるCRM)を行ってようやく単価が決まって、費用対効果はどうだ…という世界。
せっかくなら、既存のお客様を活かした活動をする方がいいのにな〜と思っていた中に現れた今回のCMCは、「既存顧客の理解を深める」といったキーワードの、これまでの顧客を中心に考える点が重要でした。
当日のレポートです。
基本の授業
まずはゲストスピーカーとして、コミュニティマーケティング推進協会代表理事の小島さん
今更聞けないよねを分かりやすく、そしてこれまで別々に考えてたけどこれは一続きだよねという視点でコミュニティマーケティングを解説していただきました。絶対聞いた方がいいし、スライドも見てみてほしい。
ご厚意でスライドを共有いただきました。絶対見よう。
https://speakerdeck.com/hideki_ojima/202406011-cmc-kanazawa-kickoff
小島さんはこんな本も書かれていて
次にパネルセッション
ヤッホーブルーイング じゅんじゅんこと佐藤さん
自社のクラフトビールイベントを 続けた結果1,000人規模にまでなり、チケットが普通にソールドになったというお話がすごいなぁと思い、さらに顧客とお酒を片手に会話をし、商品との出会いのきっかけや、どのくらいハマっているか聞く取り組みが最高でした。
顧客の年間消費額を「ゾッコン度」という尺度に置き換えて会社の戦略に据えてるのが、冷静に考えて素晴らしい…。
ちなみにヤッホーブルーイングさんはこんな本も出されています。
マスヤ 加藤さん
ぶっちぎりの知名度がある「おにぎりせんべい」のマスヤさん。実は創業者が赤福の創業者だというとびきりのトークから始まり、保存ができる米製品を作ろうとしたという背景を聞いてその時点でファンになりました。
こちらは世の中のメインのSNSがmixi(私の青春)だった時代に自社でファンクラブを立ち上げ、知名度はあるが、ファンはどれくらいいて、どんな人たちなの?を作っていくために始まり、登録をするとお手紙が届くというシステムが最高でした。
おにぎりせんべいが売っている店をUGCでマップにするおにせんGOや、D2C(ダイレクトトゥーチルドレン)といった、面白みのある反面真面目な取り組みのお話は格好良かった…。
その後、コミュニティマーケティングにおいての押さえどころをパネルトークとして小島さんがまとめてくださり、サマリー。この手法、どこかで絶対真似しようと思いました。
そして待ちにまったLT(ライトニングトーク)
今回は100年以上の企業が3社もいる、コミュニティマーケティングにおいては豊富な資産を持つであろう企業に取り組みをお話してもらう作戦で臨みましたが、最高でした。
ヤマト醤油味噌 山本耕平さん
真っ先に顔が浮かんだ耕平さん。大野の街や人々の健康を大切にする糀のような人、耕平さん。
実はヤマト醤油味噌さんて、健康に良い食卓を作るために、食事を作る人々を支えるお料理教室や味噌づくり教室をやってるんですよ!
商品を販売するだけじゃなくて、どのように生活に取り入れて、そして健康になってもらうかまでを考えるのって簡単じゃ無いなと切に思いました。
ファランクスウェア ふぁらおこと加藤さん
この会を共に北陸キックオフしたパートナーでもあり、技術者向けのコミュニティではずっと活動を続けてこられた加藤さんがいなかったらできなかった会だなーと思いながら、がっつりLTもお願いしました。そして、さまざまなパワーワードを残していってくれました。
ニッコー株式会社 吉川さんと小林さん
全然別件のお打ち合わせの中でコミュニティやってますね!と盛り上がり、LTに巻き込んでしまいました。すみません。
ご存知陶器で有名なニッコーさん(息子の最初のプレートははらぺこあおむしコラボ!)。実は長い歴史と多様な業種があるというお話に始まり、未来に向けての取り組みについてをお話いただきました。
「ボーンチャイナ」で有名な器は実は本当に動物の骨が含まれており、粉砕することで土に返し、栄養にすることができるという取り組みを、顧客と共に作り上げておられます。全然5分のLTじゃ足りませんでした。
BONEARTH
https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/bonearth-circular-community/
丸八製茶場 丸谷さん
この会が決まってから早々に口説き続けてきた丸谷さん。旅行に来た友達に必ず勧めていた加賀棒茶の製品を作っていて、
過去にはパッケージに学生が参加したり、AIで作ったグラフィックをあしらったり、次にどんなのが出るのかいつも楽しみなお茶って珍しいですよね。
ひがし茶屋街ではコワーキングスペース、加賀のお店ではギャラリーと、お茶が寄り添い、彩る空間を作るって取り組みも大ファンです。
当然、5分のLTじゃ足りなかったのでまた話は聞きたい…。
最後に
この記事を書いている翌日の朝から御礼メールを送り続け、次はいつか、しゃべってほしい企業がいる、連れて行きたい社員がいるというご連絡をたくさんいただきましたので、次は運営側に巻き込み、より続けていける楽しい会にしたいので、興味ある方はぜひ越後までご連絡ください。