四万六千日 #ミステリー金沢
金沢に移住したえちごです。歴史、情緒、そして謎に溢れた街、金沢で出会ったものをたまに書きます。
今回は、宗教上重要な意味がある縁日をお祝いする金沢の東山の「長谷山 観音院」で行われるお祭りで、護摩木に願いを込めたり、限定の御朱印が授与されたり、そしてとうきびを買うことができる地元のお祭り、「四万六千日」を紹介します。
四万六千日とは
毎年旧暦の7月9日に御本尊が御開帳され、この日にお参りすると、四万六千日分の御利益があるとされ、藩政期より行われている行事です。
夕刻には護摩法が行われ、参詣者の護摩木(一体100円)を焚いて諸願成就をご祈念いたします。
*引用:長谷山観音院発行のチラシ(2021年度)
こんな感じで、とうきびを購入することができます。今年は並ばずに買えましたが、普段はもっと混むらしいので、来年に向けて予約をしてきました。
そうそう、余談ですが、東京の浅草寺でも同様の功徳日を祝うお祭りがあって、そこではほおずき市が催され、観音院ではとうきび(とうもろこし)と、縁起が良いものをお守りとして授けられてるのが共通してますね。
*実際のとうきび。これが東山のお店の軒先に飾ってある
自分が願いたい種類の護摩木(商売繁盛とか健康祈願とか色々ある。複数やってもいい)を買って奉納して、とうきびをどう飾ろうかなんて悩んで、お参りして、コロナじゃなければ中にも入って無数のお地蔵さまにお祈りをする(この時小銭がたくさんあると良い)、これから毎年の景色にしたいお祭りです。
余談ですが、四万六千日は数ある縁日の中でも最大とも言われる1回のお参りで文字通りの日数を参拝したのと同様の功徳が積めると言われています。
7月10日は最大のもので、46,000日分の功徳があるとされることから、特に「四万六千日」と呼ばれる。この数の由来は諸説あり、米の一升が米粒46,000粒にあたり、一升と一生をかけたともいわれるが、定かではない。46,000日はおよそ126年に相当し、人の寿命の限界ともいえるため、「一生分の功徳が得られる縁日」である。
行きたい人向け、抑えとくポイント
1.2022年の四万六千日は、8月6日(土)です。カレンダー入れよう。
2.なるべく朝早く、10時くらいには行くと良いです。もっと早くてもいい。
3.護摩木は1本100円、とうきびは500円だけど値段上がるかも。
4.2022年はお地蔵さまのお参りもできるかもだから小銭たくさん持ってこう
お米の粒を一生に例えるあたり、おしゃれですね。米は日本人の命、そのものです。
打首獄門同好会を応援してます。
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