【神山まるごと高専HOME】徳島県神山町に行ってきた4
徳島県&神山町視察レポートシリーズをお送りしています。
これまでの話はこちら↓
ようやく、この旅のメインに突入します。
12時40分。
集合時間になったので、今回の旅の最大の目的地へ。
神山まるごと高等専門学校です。(以下、「神山まるごと高専」)
はい、こちらの視察ツアーへ参加するために、徳島にやってきたんです!
まずは簡単に神山まるごと高専の説明を。
2019年、Sansan株式会社の寺田親弘代表取締役社長が中心となって「神山まるごと高専設立準備委員会」を設立し、国内の高等専門学校としては19年ぶりの新設校として2023年4月に開校したばかりの学校です。
定員は1学年1クラス約40名で、5年制・全寮制。
ツアーの集合場所に指定されたのが
旧神山中学校をリノベーションして作られたHOME。いわゆる学生寮ですね。
神山まるごと高専は、武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の開設と同時期ってこともあり、設立コンセプトも近いからずっと気になってた学校で、クリクリ!では何度も紹介させてもらってます。
2019年「神山まるごと高専」設立プロジェクト始動のプレスリリースを読んだ時に「やっぱり社会が求める人材はこの方向で合ってる」と確信したっけ。
新学部・学科を作るだけでも大変だったのに、新しいコンセプトの学校、そして19年ぶりの高等専門学校を新設するってのは並大抵のことではなかったはず。
文科省の縛りは皆さんが思っている以上にガチガチで、「新しい人材を育てるための今までどこにも存在しない新しいコンセプトだ」って言ってるのに、大昔にできた古いルールに従わないと新しいことがやれない矛盾というか虚しさというか。
なので、認可が下りた時のこちらの動画は、
「本当に大変だったんだろうなあ・・」とグっとくるものがあります。
さ、HOMEの中に入ってみましょ。
ところで、なんでこの時期にやってきたかというと、これが話すと長くなりまして・・。
実は5月の視察ツアーに一度申し込んでたんですよ。
4月に募集開始のアナウンスを見つけて、すぐに5月回に申し込みました。
でも当日体調が悪くなってしまい、とりあえず羽田空港までは行ったんだけど「こりゃ無理だ・・」と判断し、搭乗30分前ぐらいに羽田空港からキャンセルメールを送るはめに(その際はご迷惑おかけしました)
もちろん飛行機・レンタカー・ホテルも全部当日キャンセル涙。
で、6月、7月は仕事が忙しくて、10月回に再申し込みした、と。
ちなみに、「紅葉を楽しむなら10月より11月回かなあ」と迷ったけど、神山の木はほとんど常緑樹なのでそれほど紅葉しないそう。地元の方から「桜がきれいだからベストな訪問時期は4月かも」と言われました。ご参考に。
こちらは「地産地食率・日本一」を目指す「まるごと食堂」。
学生さんが平日1日3回利用する学食&寮食堂で、朝食はセルフサービス、昼食と夕食は定食と丼などの一品もののいずれかから選ぶようになっています。
なんとこの視察ツアーでは、給食体験も盛り込まれているのです!
まるごと食堂は、レポート3で紹介した「かま屋」や「かまパン」を運営するフードハブ・プロジェクトや、そこから生まれた NPO法人まちの食農教育が運営しています。
詳しくはこちら↓
「産食率」という言葉を初めて知りました。
とにもかくにも、給食がめっちゃ美味しかった。
あ、書き忘れてたけど、視察ツアー参加費は1人11,000円(税込み・給食費込み)です。
高校生・受験生じゃない視察者に対してちゃんと料金を取るところが手羽的には逆に好印象で、こういう文化が浸透してくれないかなあ。
時間になり、みんなで教室棟のOFFICEへ移動開始。
距離的にはHOMEから徒歩5分ぐらい。鮎喰川を渡ってすぐの場所にOFFICEがあります。
見えてきた!!
次に続く!!