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【ムサビ市ヶ谷卒展】武蔵野美術大学Institute of Innovation卒業・修了展2024に行ってきた #ムサビ市ヶ谷卒展24 #CI #CL #卒制展


1月31日(金)、手羽は朝1で

武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスへ。

もちろんこれを見るためです。

2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[市ヶ谷キャンパス]

●会期:2025年1月31日(金)~2月2日(日)
●時間:10:00-20:00

●会場:市ヶ⾕キャンパス
●出展者:造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース
●⼊場無料・事前予約不要
https://ciclgs24.musabi.ac.jp/
https://twitter.com/cicl_sotsuten
https://www.instagram.com/mau_cicl/
*市ヶ谷キャンパスに駐車場はありません。

今日は市ヶ谷卒展の爆速レポートをお送りいたします。
あ、毎回「造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース」と書くのは面倒なので、以降は学内で使ってる略称「CI学科」で(大学院は「CL」)
 
では、早速中に入りましょ。

ビジュアルやリーフレット含めサイン計画なども学生さんによる卒展実行委員会がやってます。
ギリギリまで自分たちの展示準備をしてるから、全体のサインはどうしても後回しになって

前夜はかなり遅くまで入口サインを貼る作業をやってたよう。お疲れ様です・・。 

到着したら1階受付で卒展全体パンフレットと市ヶ谷卒展のリーフレットを受け取ってください。

展示は地下2階、地上2階、3階、4階、5階とやってるので、上から見るもよし、下から見るもよし。
手羽は5階から見ていくことに。

5階

石川卓磨ゼミは講評をやってました。
 
全教員が参加する全体の講評会は水曜・木曜にやってて、

撮影:市ヶ谷・24くん
撮影:市ヶ谷・24くん

人数多いから朝8時半からやってたそうです。
なので石川ゼミはゼミ単位で作品をみんなで見てたのかな。

「マッチョな腹筋になりたい」「ボールを指先で回したい」等叶えたいことをモフモフ素材で実現させる作品。

手羽もバスケットボールを指先で回したい人間だけど、写真失敗した。
あ、大事な時はタマビパーカーを着るようにしています。

手羽は好きな作品なんですが、残念ながら優秀賞は取れなかったそうです涙


こちらは「CI学科とは何か」「CI学科での学びとは何か」を解説するマンガ。

こういうシーンがあったりするんだけど、

こっちは、なんと優秀賞なんです。すごっ。

隣の部屋に入ると、

この作品はこうなったんだな。
1月9日に市ヶ谷キャンパスへ来た時は

地下1階の工房でパテで埋めては削ってを繰り返してる真っ最中だったんです。

4階

新しい餅つき体験のデザイン。これなら4人で餅がつけると。

餃子に魅せられて、餃子を研究した学生さん。
 
大きな餃子のぬいるぐみも作っていて・・・ん。これ、入れるぞ!

アンが大きすぎて、全然包めない。
これじゃ餃子というよりエミュウで売ってるパオパオだな・・。
 
隣の部屋へ。

公共とプライベートが交わるトイレという空間で、学内の状況に対しての想いを大学に向けてデモンストレーションする作品。
中には中古で買ってきたというトイレ便器が置かれていて、踏ん張ることができます。

便座は新品だと聞いたから(笑)、手羽も踏ん張ってデモンストレーション。

こちらは熊本県天草市で処理困難物となってるブイを活用してインテリア製品にした作品。
ブイを使った照明はすごくおしゃれではあるんだけど、ここまでなら、ま、正直なところ鷹の台卒展でも時々見かけます。

でも、こちらの作品は樹脂を3Dプリンタのペレットに変換できる企業に協力をお願いし、廃ブイをペレットにして3Dプリンタで机に作り替えたそうで、すごくCI学科っぽいアプローチを感じました。

「まごごろポスト」は、プリンタを内蔵したポストを田舎の祖父などの家に置き、電源に差し込むだけで写真を送ることできます。
ただ、「物理的な写真を遠くに住むおじいちゃんに送れる」が本当の目的ではなく、プリンターのトナーが切れたりマシントラブルが発生するので、定期的に(強制的に)田舎へ顔を出す必要が出てくると。

3階

実物大の車模型。これもこうなったのか。
 
こちらも1月9日に市ヶ谷キャンパスを訪問した時は超作業中だったんですが、あまりにも大きくて移動できないから

展示会場の設置される場所でそのまま作業してたんですよ。

大きな鳥の巣。

2階

2階は大学院の修了制作中心に置かれています。

大学院丸山ゼミの部屋。丸山先生もいた。

地下2階展示室

こちらはCLのロテンセキくんの作品。もう卒業なんだ・・。
ちょっと胸熱な話があるので書かせてもらっていいですか?
 
ロくんとは、2018年に行った東京工業大学(現 東京科学大学)との合同ワークショップで東工大の大学院生として参加してたのが、最初の出会い。

これが2018年の時の写真。
そう、この時は東工大の学生さんだったの。
「ムサビに昔から興味ある」とムサビ日記も熟読されてたから(これはロくんが持ってたムサビ日記にサインしてる写真)、「そんなにムサビが好きなら、今度新しい大学院作るんで入学してよ(笑)」と冗談で話したら、2年前に企業で働きながらCLに入学されたんです。
で、今回の修了制作見たら、あんな理工系ガチガチだった学生さんが現代アートを咀嚼した作品をちゃんと作っていて、手羽は見ながらジーンと来ちゃった。いい話でしょ?

コーヒーフィルターで作られた洋服。一体何枚使ってるんだろ?
SNSにあげたらバズるんじゃないかしら。

展示室横のバックヤード通路でも展示されてます。

こちらはAIが日記を勝手に書いてくれる作品。
楽しそうなので手羽もやってみることに。
 
まずカメラで自分の顔を写すと、AIがどういう人か分析してくれます。

手羽は毎朝3時に起きる超朝型人間なんでそこは違うけど、インドア派だし、ブラックよりカフェラテ派だし、他はだいたい合ってる。
「40代前半」と出て小喜び。
 
で、次にスマホに入ってる写真を送信します。
何を送るかなあ・・・ここ結構大事かも。よしこれに決めた。

撮影:白石 学(デ情主任教授)

鷹の台卒展でデ情・白石先生に撮ってもらった写真
 
すると数秒でAIが日記を作成。

実はこの日の午前中、企業の方にスライドを使ったプレゼンをやってました笑

「おっちゃんがB’Zのつもりでライブしてる風の写真」を「クリエイティブ系の新プロジェクトリーダーがプレゼンしてる写真」と認識してくれたよう。

1階

1階のMUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスでは、卒展に合わせて市ヶ谷キャンパス、CI学科・CLコースの説明バナーが出てるんで、お買い物のついでにこちらもチェックしてみてください。

ウッドデッキに出ると、

キッチンカーがあるんですが、これも実は卒業制作なんです(笑)
ずっと制作してました。

教員が講評してるのが証拠写真。
看板に「北海道森町を拠点にコーヒーと木と共に対話を求めて移動する軽トラ屋台」とありまして、卒展が終わったら、このままムサビと連携協定を結んでいる北海道の森町まで移動するそう。

来場者は去年より増えてたように思うし、全体的に去年より展示が見やすくなった印象を持ちました。
余計な仕切り壁を立てず、抜け空間が生まれたからかな?
昔から卒展アドバイスで「余計な壁は空間を壊す→空間が悪くなると展示会場全体が悪くなる」と書いてるんですが、どうしても学生さんは自分の空間(仕切り)が欲して、余計な壁を立てちゃうんですよね・・。

市ヶ谷卒展は3日間と鷹の台卒展より会期が1日短いけど、その代わり夜8時までやっています。
アクセスもいいので、ぜひお越しください!
市ヶ谷駅からのルートはこんな感じ↓


以上、昨日は

チンドン屋さんも出てたんですよ、の手羽がお送りいたしました。  
左3人は学生さんでして、学生さんがチンドン屋さんで修業をしている関係でお師匠さんが「卒業だからお祝いに」とやってくれたそう。
鷹の台卒展は「人が来るのを待つ」感じだけど、「社会へ積極的に接点を持つ」という点でCI学科の卒展らしいパフォーマンスかもしれません。

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