トーマの苦しみ 青のフラッグ1巻を読んで

私のバイブルなので読み返してるんだけどせっかくだし書いていこうかと。

※「三田桃真」は作中で「トーマ」という表記で周りから呼ばれています 文中それぞれ出てきますが同一人物です

三田桃真がさ〜〜〜〜〜!!!!!!太一と二葉をくっつけようとするのが見てて辛くてさあ!!!!!いじらしくてさあ!!!!この子はなんでも持ってるように見えて、本人が欲しいただひとつは自ら諦めてるんだよ、それが彼をずっと苦しめるんだ、、。

第3話でお土産買った後二葉に対して太一の話するのが(下記)

二葉「二人ともつけてくれるかな」
トーマ「タイちゃんは結構こういうの好きだからつけてくれると思うよ。意外とかわいいもの好きだったりすんだよね、ポケモンも昔かわいい系の大事にしてたり、女の子も、、かわいい系が好きみたいだし」(そこから彼女ができたら絶対大事にすると思う、本当にいいやつでなんで彼女がいないのか不思議、という内容が続く)

色々わかった上で読むと更に、明らかに不自然というかなにかを意図しての発話で、そのなにかっていうのが、、これ「太一が」二葉のこと好きだと思っての行動だと思う。「二葉が」じゃなくて。あのときの太一と二葉は組んでるようなもんだからあの2人の間で言語/非言語コミュニケーションが必然的に多くなるし、トーマはそれしてる太一のことよーくみてるから。つーかトーマは太一のことしかみてないから。だから二葉の気持ちに気付かないで太一の気持ちを先回りしちゃうんだよな。でもさ〜〜〜〜それでアシストしちゃうわけ!!?!?自分の幸せを、、、、諦めてる、、、、というか、諦め続けてきたんだろうな、、だから葛藤なく自分を殺せるんだ、、。そう思うとみんなボロッボロだな1巻、、。

満員電車で、、太一と密着しちゃったときのトーマの「つかまってなよ」、吹き出しが、、少し線が震えてて、、これトーマ声震わせながら、でもそれ精一杯バレないように言ったんだ、、

トーマの過去の回想シーン、太一から好きなタイプを問われたトーマが色々言うけど、

トーマ「身長は高めでスラーっとしてて、大人っぽくてスポーツができて、明るくてー、豪快に笑ってハキハキ話してー、、、、、、、、、黒髪、、、、ロングのストレート、で、巨乳」

2周目だからこの時点でわかるけど「黒髪」以外は全部でたらめで。誤魔化しで。だってそりゃ叶いっこない好きな人にから好きなタイプ聞かれたら誤魔化すしかないもんな、中学生の少年はさ、、。でも本当のことひとつだけ混ぜるとこが、己でも気付いてか気付かずか、諦めたくないってどこかで思ってるんだよな。心の奥底に追いやって閉じ込めた本当の気持ちがでてきちゃったんだ、「黒髪、、」て言ったときのトーマの表情が、、悲しそうで私まで泣いちゃうよォ〜お前絶対タイちゃんへの気持ちひとりで抱えて泣いた夜があるだろ!!そんな顔しないでくれ、、
この回想シーン、太一目線なんだろうけどにしてはトーマの表情をよく覚えてるよね。この時はまだ2人の間にあんまり距離がなかったし、太一もトーマのこの表情とその後の「叶いっこないだろーけど、、」があったから「トーマの好きな人ってアキコさん、!?」に繋がったんだよね

二葉、、、、二葉かわいすぎる、、、、二葉がキーホルダー渡すとこかわいすぎる、、、、、「避けられるのやだよ、友達でいたいよ、一ノ瀬くんと」でうわー、、、、て思った そうだよね、、そうだよね〜〜!!!!男女に限らないけど男女だと特にさ、なんていうか、、きっと良い友人になれるやん!!?!?それが恋愛だか友愛だか、まあ高校生からしたらその辺りはすごくすごく重要な線引きなんだけど、でもお互いがお互いを好きって思うのに、好きの種類が違うから一緒にいられないっていうのは私的にそれでいいのかよォってなっちゃうからあのときの二葉の「友達でいたいよ」がズーーーーンときた。お前マジでいいやつだよな、大好きだ二葉、、。

なんかでもそうか、恋愛で好きな方は苦しいのか、相手が自分と同じ気持ちじゃないと、、(太一のモノローグより)

真澄ちゃんを呼び出したときのトーマの表情ヤッベーーーーー、、、、、ガチギレだ、、口調も全然違うし、「伊達さん」じゃなくて「伊達」だもんな、しかも顎で「ちょっと来いよ」てボディランゲージすんやん、顎で 顎で、、、、!!!!!!

つーかこうやってみてみるとトーマ、ダントツで辛いんだよ、こいつだけが他のキャラより数段階先に行っちゃってて、もう苦しみ抜いてるから、こいつにとって自分が自分である限り苦しみはずっと共にあるものだから、隠し上手になっちゃってる、、少なからず読み返してみて一巻の間ではあの子の本当の笑顔はまだ見えない。苦しんでたり悲しんでたり、あと隠してたところを突かれたときの表情だけがあいつの本当の顔だった 笑顔は全部フェイク、、とまでは言わないけど、笑おうと思って笑ってるかんじがする。

私のどぁいすきなドラマ「オレンジイズザニューブラック」のペンサタッキーの台詞を拝借

「痛みと苦しみは違う。人生に痛みはつきものだけど、苦しむかどうかはその人次第。あんたは苦しんでるよ。」

あんたは苦しんでるよ、の後に「あんたは救われるべきだ」がきっとある。あんたは苦しんでる、あんたは救われるべきだ。救われてほしい。
このときのペンサタッキーと同じような気持ちを私は三田桃真に対して抱いてしまうんだよ。
あんたは苦しんでる。あんたは救われるべきだ。祈りに近い。三田桃真、お前は俺で、俺はお前だ。

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