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はじめに・ご挨拶
こんにちは。はじめまして。
東日本大震災をきっかけに、被災地で災害支援の活動を行っている「一般社団法人てあわせ」の代表、岩手県一関市常堅寺の住職、後藤泰彦です。
心の復興を旗印にした桜の植樹活動や、自然災害への義援金、子供食堂支援、SNSやカレンダー配布による応援メッセージを発信し、子供や高齢者のお役にできることを活動内容としています。
「てあわせ」という言葉には、皆んなで協力し、手を合わせて祈り願う、という意味があります。
東日本大震災で見た景色
2011年3月11日14:46分、宮城県沖を震源地とした東日本大震災が私たちを襲いました。
津波や余震が続き、誰もが不安な毎日を過ごしていました。
私の出身である宮城県石巻市も甚大な被害を受けました。
車で現場を見に行った時、その状況に唖然とし、絶望を感じました。
津波で家は流され、街は崩壊状態。
遺体が見つからず、途方に暮れる遺族たち。
取り戻せない普段の日常。
寺の壁にも亀裂が入り、伽藍(がらん)の維持をするのも簡単ではありません。
本当にこのままで大丈夫なのだろうか。
不安な日々でした。
(写真は宮城県石巻総合グランド。NZから贈られた桜を市長と植樹)
ー自分たちに何ができるだろうか?ー
震災が起きてから、全国各地から多くの人が被災地へ炊き出しやボランティアに駆けつけました。
そのような中、自分たちにできることはないだろうか。自分たちには何ができるだろうか。
被害の甚大さに何もできずに立ち尽くし、茫然自失の日々の中、自問自答が続きました。
被災地にガソリンを届けていたところ、津波で幹が根元から折れているにもかかわらず、枝先に例年と変わらない見事な花を咲かせていた桜の木を見つけました。
津波の勢いで、半死の状態でも花を咲かせる桜の生命力に、復興の息吹を感じました。
そういえば、戦争で亡くなった魂の鎮魂の為に、戦後全国各地で桜の植樹が行われたそうです。その桜が、今全国で桜並木となり見頃を迎えています。
「そうだ、桜を植えよう。桜の花は復興の証(あかし)鎮魂のためにも・・」
今までさまよっていた暗闇に、光が差し込んだようでした。この時、花のチカラを感じました。希望が見えてきたのです。
友人に声をかけ、心の復興を目的とする一般社団法人「てあわせ」を一緒に立ち上げました。
桜の森を整備し、鎮魂の千本桜を各被災地に植樹する活動を始めました。
このプロジェクトで実現したいこと
ー誰もが予想していなかった新型コロナウイルスの発生ー
特に今年は新型コロナウイルス(COVID-19)によって、日本のみならず世界的な規模で被害を受けています。
言われなき誹謗中傷、人間不信。自分を苦しめる自責の念。
また、九州地方では、今までに起こり得ないような、猛烈な勢いの台風が次々と襲いかかってきました。
九州だけでなく全国的規模での度重なる自然災害で、余儀なく不自由な生活をしている方々がいます。
大震災でもそうであったように、突然の災禍に、「なぜ自分がこんなことに」と、誰もが生きる目的や希望を失っています。
本当の恐怖はウイルスでもなく、災害でもなく、人の心が自分を苦しめているのです。
そんな自縄自縛の思いから立ち直るきっかけは、ホンのちょっとした気付きです。
花は光りに向かって成長するように、希望の種は条件さえ重なれば芽を出します。
冷たい土の中から顔をもたげ、光に向かって一歩踏み出す原動力は、自然や花が教えてくれます。
皆さんは「はるかのひまわり」をご存知でしょうか?
阪神大震災で犠牲になったはるかちゃんのご遺体の近くから、無数のひまわりが力強く、太陽に向かって咲いていました。
お母さんは「娘がひまわりになって帰ってきた」と涙したそうです。
何も無くなってしまった町の空に、次々と咲いた大輪はたくさんの人を励まし勇気付けました。(はるかのひまわり絆PJより)
きっと、ガレキの跡に咲くひまわりは、太陽に顔を向けて、エールを送っていたのでしょう。
その花の姿に人は何かを気付き、背中を優しく押されるチカラを感じるのです。
今年の花とコトバヂカラのテーマは、「顔晴(がんば)れニンゲン」
辛い時はどうしても顔が下向きがち。
歌にもあるように、上を向いて歩こう。
ひまわりのようにお日様に顔むけて。
顔を青空向ければ、心もハレバレ。
そんな元気ヂカラのカレンダーを皆さんに贈りたいと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
東日本大震災では、多くの方々が生きる希望を見失い、大きなショックを受けていました。
家や大切な人を失い、明日から何のために生きるのか。生きる意味があるのか?
震災の年の6月から私たちは、犠牲者の鎮魂と復興を願い、被災地に千本の桜を植樹する活動を始めました。
瓦礫の中で、真っ二つに折れた幹の枝先からでも花を咲かせる桜の生命力。
そして数知れない亡き人の鎮魂と冥福を祈ることが、心の復興に重なる。そう信じました。
仮設の方々と一緒に手を合わせ植樹していた時、
子供を亡くした母親が「花に生まれ変わってね」と言っていたことを思い出します。
きっと乗り越えることができます
また、植樹活動を初めて4年後、石巻市復興住宅にお住まいの女性から「桜が咲きましたよ」と絵手紙を頂きました。
桜は寒さに耐え、春に咲き出します。
辛く悲しい時期を乗り越えて希望の花を咲かせるように、この女性も苦しみを乗り越えてきたことに、自分を桜の花に重ねて見ているのでしょう。
きっと乗り越えることができます、できるはずです。
ー花は心を癒し、希望や勇気を与えてくれるー
花は見ている私たちに、穏やかな気持ちやリラックスした感情をもたらせてくれます。
誰でも花の前では喧嘩もできないし、イラ立つこともありません。
心を和ませ、季節を感じさせ、誰もが穏やかな気持ちになります。
おなじみの「花言葉」があるように、花に言葉を添えると、魂が宿り、人を鼓舞する力が出てきます。
言葉を添えた花写真のカレンダーで、心に潤いを感じ、人と人の繋がりになれたらいいです。
この花と言葉の力で、コロナや自然災害で苦しんでいる方の、立ち上がりの一助になればと思います。
これまでの活動
このてあわせの活動は東日本大震災から始まりました。
多くの方々が、全国から東北の支援に駆けつけてくださいました。あの想いをいつまでも忘れることができません。いつか恩返しをと思っていました。
近年、自然災害が頻発しています。
ボランティアをかね現地まで行って、関係団体や社会福祉協議会を窓口に義援金を手渡しています。
また、花と言葉のチカラがお役に立つことはできないかと考え、3年前から花の写真に言葉を添え、SNSのInstagramで毎日投稿してみました。
すると、仕事や家庭で生きづらさを感じる方々から「楽になりました、元気出ました」と、多くのコメントが寄せられるようになりました。
難しい言葉を使わず、誰にでも分かりやすいように温かみを持って言葉を選んでいます。
春夏秋冬に合わせて、季節が感じられるような写真を使うようにも工夫しているつもりです。
そして、この花の写真と言葉ヂカラをカレンダーにして、年末に災害地の仮設住宅に届けています。
年々、一般の方からも欲しいとの要望が増え、昨年は2千部を印刷するようになりました。
最後に
人は誰でも、ある日突然、災害や事故に遭うかもしれません。
暗く冷たい悲しみに沈んでいる時、頑張れと言っても伝わりません。
そんな時は、下向かないで空を見上げ、皆んなで繋がり支え合い。
それが「顔晴れ(ガンバレ)ニンゲン!」
日本が、世界が手をあわせ、花とコトバヂカラで一歩前へ。
皆さま、善意のご支援お願いします。
カレンダー協賛金による本プロジェクトの支援は
郵便番号、住所、氏名、部数をメール📩 info@sizentai.net
まで送って頂ければ、カレンダーを11月末にお届けします。
協賛金は一口千円以上です。
病院や福祉施設には数十部単位で無料でお届けしますので、ご連絡下さい。