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『体温』を読んだ ~文学フリマ東京39で買った本~

これもまた、イベント前にXでよく見かけた。
noteで出会った9人の女たちがそれぞれ「高熱」「平熱」「低体温」に分かれてエッセイを書いている。
『体温』とは、女性にとって切っても切れない関係で、どうしたってホルモンのバランスで上がったり下がったりするもので、それを見事に表現した1冊だった。

『高熱』の「ホット・バケットリスト」の「バケットリスト」の意味を知らなくて検索した。
「生きているうちに自分がやりたいことを書き出したリストのこと」だった。映画かなんかで、そんなようなものがあった気がする。

バケットリストを塗りつぶしながら、自分なりの好奇心で、なぜか生まれてきたこの世界を私はもっと味わいたい

『ホット・バケットリスト』ればさし

それが他の人にドン引きされることでもいいじゃないか!
胸を張ってそう行動する9人が眩しい。

『平熱』も『低体温』も
淡々と、時に熱く、時に俯瞰して自分と対話をしている。

彼女たちはnoteで出会って、noteだからこそ明け透けに自分の思うことを書いて、読んで、思って、寄り添って行ったように思う。

最後の交換日記なんて、ホントにニヤニヤする。
女同士でしかこうはならない。
三浦しをんさんの『ののはな通信』を読んでいるみたいだった。

楽しそうなイベント当日。
大勢で参加する楽しみ、作る楽しみ、喜びあえる楽しみ。
それを体現してる。生きてる、って感じ。

表紙も中のデザインも素敵で、3人寄れば文殊の知恵どころじゃないなあと思った。9人だし。

9つの話はどれも心の叫びで
その中でも私としては
みゃーこさんの『でも幸せだったからOKです』がグッと来ていて
1周回って悟りの境地みたいに、別れた相手のことを思っていて
色んなことがあった中で、幸せな時もあった、と思えているところが『高熱』チームなんだろうな、と思った。

かわいい。

通販もあった。
9femalesっていい名前。

BASEも便利だね。
色んな通販の方法があるんだね。


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てあて屋(整体師/小説を書く人)
すごく喜びます(≧▽≦)きゃっ