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「蔵書の”中身とメモ書き”まで一緒に管理できる」サービスがあったらいいな
なんでそんなことを思ったの?
年間100冊を目標に頑張って本を読んでいます。
紙も好きですが、収納スペースを考えると電子書籍派です。
ビジネス系の本はタイトルが似てたりするので、ふっと紹介されて目を引いた本をみて「あれ? これ読んだっけ? 読んだ気もする…」となったりします。
紙媒体と、書籍と、似たような記事を見た記憶がごっちゃになると、もう何が何だか。
書籍は読んだらタイトル、著者は控えていますので、そちらのメモ書きを検索です。
今回は、「これ読んだっけ?」のタイトルが正確に分かっていたので、「読んでなかった」とすぐにわかって事なきを得ました。
この時に思ったのが、似たようなタイトル・趣旨の本を何冊も読むこともあるし、それらの本の中でも気になったポイント、本以外の記事も含めて繋がっていると思ったところ、著者の意見の違いを感じたところ、時系列(発行の年の違い)によって情報が刷新されたところなど、ビジネス系の蔵書に関して言うと、本のタイトルだけで管理するのはなかなかつらい。本人の記憶頼みだということです。
メモ書きとしてEvernoteで記録は残していますし、それで文字検索がある程度できるよう、ホントに気になったメモは残しています。
が、ほとんどの本は読んだら読みっぱなし。反省です。
反省はしてるけど、今流行りのDXでどうにかならないの?
DXが適用されて嬉しいことの一つに、”無駄が減る”、ということがあげられます。紙に手書きしなくてよくなったり、移動しなくても会議ができたり。初めから需要の数量がDXを通じて生産者に連携されれば、余分にものを作らないこともできるようになるでしょう。
本だって、読みっぱなしが減ればいいと思いませんか?
小説や漫画等、楽しむためのコンテンツも、「特にここが好きなんだ!」っていうのがピックアップできたらいいと思います。その内容が著作権の問題がクリアできて、「ここが好き!」みたいなSNSの投稿が、そのシーンの引用とともに出来るとしたら、それはファン同士の交流の一つとして、あってもいいのではないかと思います。
個人的には、自分の蔵書やメモが完全非公開で、ページや文章単位でメモがつけられ、それがいろいろな出版元からでている書籍、記事(オープンになっているPDFのレポート含む)とすべてリンクを作ることができ、なんなら表やグラフ含めて、同じタグをつけたものが抜して閲覧できるといいなぁ…って思います。
蔵書管理のサービスは今、一般的には、本の単位で行われるイメージです。
引用元の管理が間違いなくできるようになると楽です。今は、創作以外のジャンルで、自分の文章をブログ、noteで書く方も多いので、こんなことをちらっと思われる方、私だけではないのでは…と思っています。
電子書籍のビジネスモデルに思うこと
本をAmazonで検索していてたまに思うのが、「紙と電子と値段は一緒なのだよなぁ」ということ。
紙を使わなくてもシステムの構築費とかかかるから…という話もありますが、利用者視点でいうと収納スペース的には得でも、書籍の利用方法が限られる。という不便もあります。
ちょっと古い記事ですが、電子書籍の貸し借りについて書いたこちらの記事。
電子書籍が紙の本に比べて相当程度安ければ、「貸す」という必要性が小さくなります。しかし現状は、商業出版されている本は、電子書籍でも紙の本とあまり値段の違いがありません。「今すぐ読みたい」とか「たくさんの本を持ち歩きたい」とかの欲求がなければ、あえて電子書籍を購入するメリットがあまりない。価格面も電子書籍普及のネックですね。
これを読んで、ちょっと電子書籍の価格についてもやっとしていたものが言語化されました。
家に常に積読が溜まっていて、「今すぐ読みたい」欲求が薄く、
そもそも移動時に1時間も集中して本を読む時間がなければ、欲しいのは精々文庫1冊。「たくさんの本を持ち歩きたい」という欲求もない。
ついでに言えば、当時は比較的専門性の高い本を人に貸すことが多かったので、もやっとしたのだと思います。
紙媒体の場合、その本を友人に貸すことや、いつその本を処分する所まで含めた利用期間の設定が消費者側にあって、1冊の本に含まれる情報への閲覧権を買っている。
一方、電子書籍は、本人が電子書籍を扱っているプラットフォームが利用できる期間・本人に限っての、1冊の本に含まれる情報への閲覧権を買っている。
どちらも、その本1冊の中で完結する使い方を想定しているように思います。
ストーリーが最初から最後までつながっているものがたりは1冊読まないと意味不明だと思いますが、ビジネス書の中には繰り返し読むのはこの部分だけということもあります。
また、買ったのに最後まで読まなくて損した気持ちになることも、たまにはあります。
動画のビジネスモデルと比べた時に
ここで、ちょっとYoutubeの話をします。
小学生の2019年「将来つきたい職業」は、男子1位が「YouTuberなどのネット配信者」だそうです。
ここまで人気となった、職業youtuber。
課金の仕組みがわかりやすく解説されたサイトを見てみると、
1.広告収入(Googleアドセンス)
2.スーパーチャット
3.YouTubeチャンネルメンバーシップ
4.アフィリエイト
5.オリジナル商品販売(イベント・グッズ・オンラインサロン等)」
6.企業案件
この中でもっとも金額が高い傾向があるのは、1の広告収入だそうで、広告収入の基準となるのは「再生時間」と「表示回数」です。
「再生時間」と「表示回数」で収入が決まるってすごくないですか?
本でいうと、「何ページが(一定以上の時間で)閲覧されたか」「何度読み返されているか」をリアルに測定されているイメージでしょうか…
分厚い本を出しても、読者の興味を引けるのが1章だけでしたらその部分しかカウントされない。
しかし、一部であっても何度も読み返されていたら、1度といわず、2度3度とお金が入ってくる。
クリエイター側から見ると、「Kindle Unlimitedは、個人作家の作品は、読まれたページ数に応じて収益が分配される」の話そのものです。
読みたい本がKindle Unlimitedに入っていることがほとんどないため、個人的には使っていません。
読者側から見ると、月額課金で従量課金でないのです。
Youtubeは広告を表示する、という形でお金ではないですが、閲覧状況に従量で消費者に広告を表示してますから、そこが少し違うなと思います。
恐ろしくシビアな話ですが、電子書籍になったら、何ページまで読んだらいくら。みたいな課金も技術的にはできる気がします。
そのうえで、出版元に関わらず、個人が非公開の環境で、メモを好きに書籍につけ、時には書籍と書籍の間に「ここは同じことが書いてある」的なリンクまで貼れるようになるとしたら、便利になるだろうと思った次第です。
以上、あったらいいな。と思ったサービスの第二弾でした。