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「どの”お店”で買い”続ける”のがいいかを教えてくれる」サービスがあったらいいな

なんでそんなことを思ったの?

日用品を買おうと思ったのですが、ふと思い立っていつものAmazonではなく、スーパーだったり他の通販(楽天)で買った方が安かったりする? とチェックをいれてみました。

買い物をするとき、考慮した方がいいものって実は結構あります。

 1.そもそも欲しい商品がいくつかある時、まとめて、ドンピシャで在庫があるか

2.配送までの時間

3.決済の簡単さ

4.価格(変動してたりするので、あれ?前より高いとか…)

5.送料(無料ラインはいくら?)

6.家で、今使っているものがあとどれぐらいもつか

7.まとめ買いする場合、次に買うタイミングはいつ頃になるか

欲しいものが複数あると、上記の要素が複雑に絡まって、あれ? なんだっけ…となります。

AmazonのPrimeはこういった「繰り返し買う、まとめ買いしづらいもの」を買うのに合ったサービスだと思います。実際、もともと楽天で買っていたものも、気づけばAmazonに流れていました。もしかしたら時期によって多少、楽天より高いものを買ってるかもしれませんが、複雑なことを考えなくても、送料無料で翌日配送してくれる便利さは素敵です。

 でも、一方で思ったのです。Amazonから届いた、ほとんど空気しか入ってない段ボールを何箱も潰しながら、「私(消費者)は幸せだけど、社会全体とか地球にとってはエコではないなぁ…」と。ついでに、スカスカの段ボールをバラバラに運ぶということはそれだけ運送会社さんにも負荷がかかる(儲かるかもしれないけど)ことになります。

なんでこんなことを思ったかというと、今流行りのDXについて勉強中だからです。


今流行りのDXのここに着目

DXが適用されて嬉しいことの一つに、”無駄が減る”、ということがあげられます。紙に手書きしなくてよくなったり、移動しなくても会議ができたり。初めから需要の数量がDXを通じて生産者に連携されれば、余分にものを作らないこともできるようになるでしょう。

この流れは時間はかかっても、基本的には止まらなそうです。

そうすると、「あれ? これはエコじゃない? なんか無駄がある?」と違和感を感じた部分は、長期的に見ると変わる。もしくは、今自分がちょっと変えてみるべきことなのかな、と思ったのです。


消費者がもっと、賢い買い方ができたら

先に言っておきますと、Amazonのサービスに不満があるわけではありません。どちらかというと、自分の「考えなしの買い物のやり方」に改善の余地あり。だと思っています。

具体的に言うと、ある程度購入のインターバルが決まっているものは、家にストックしておく量の調節も含めて無駄なくまとめ買いできたらいいな、と思ったのです。こういう管理は大変です。大変すぎるから今、Amazonを使っているのであって…

でも、通販で買ってるということは、購買履歴は残るわけです。本人が意識していなくてもきっちり、この人はこの商品をX日単位で消費してるって、実はわかるのではないか…と思ってしまいます。そのデータと、お店側の条件(各商品の取り扱いや、価格、送料条件)をマッチングして、「このお店で買うのがいいよ」って言ってくれたら楽です。それが、私の欲しいもの。「どの”お店”で買い”続ける”のがいいかを教えてくれる」サービスです。


「どの”お店”で買い”続ける”のがいいかを教えてくれる」サービスがあったとしたら

このサービスを消費者が使い始めると、ひとつ、面白ことがわかる気がします。値段や商品の扱い、配送のタイミング等数値化しやすい情報をきっちりそろえて、「このお店で買うのがいいよ」って言っても、ある一定のお客さんはそれを無視して一見、条件の悪いお店を使い続けると思います。その、数値だけで出した「このお店で買うのがいいよ」という推奨と、実際との差分が、そのお店の独自の魅力のはず。独自の魅力があるのかないのか、それがわかるようになる気がします。

このサービスがあると、意外に顧客が分散するのではないかなと思います。ニッチな商品が欲しいお客さんは、その在庫があるお店が推奨されることになりますので、そういったお店がある程度の水準で商品を取り揃えていれば、「2つのお店で買うより、こちらのお店でまとめて買った方が総合的にお得」みたいなことがはっきり言えるようになるかもしれません。


Amazonと楽天、ビジネスモデルの違いに思うこと

Amazonは自社で仕入れや販売も行っていますが、楽天は商店街に日本中のお店が出店してきた。というイメージです。


この違いから言うと、「あるお店で、特定の商品を定期的に買い続ける」ような関係は、楽天の方が有利な気がします。ところが、楽天で今、1人の消費者として、そんな買い方をするイメージが全くできない。なんでだろう…と振り返ってみて思ったのですが、ちょっと機能面で不便な部分があることに思い至りました。

ひとつは、購買時のメルマガです。その商品がもう一度購入する見込みがあるのか、本当に突発的に買ったものなのか。そんな事情を無視して、チェックを自分で外さなければメルマガ飛んでくるオプトアプト形式。ブックマークも、メルマガもそんな扱いだから、使っていません。楽天からくるメルマガは、メーラーのフィルタの設定で一律、迷惑メールフォルダへ流しています。

さらに言えば、メルマガはキャンペーンやセールのお知らせがほとんどのイメージで、一方的に「買って!」というコミュニケーションだと感じています。もう、そうなると見たくもない。私の場合は、完全にマーケティングが裏目に出ています。その点Amazonは、Amazonあんしんメールで、自動配信であってもどこか「買っていただいた商品、使っていただいてますか?」を感じさせるコミュニケーションだと感じます。

もう一つは、ブックマーク(欲しいもの登録)機能の充実度です。Amazonの方が、欲しいものリストの並べ替えが出来る分、多少使いやすく感じます。各ブックマーク商品にフリーコメントでメモが出来るだけで、「いつまでには絶対買わなきゃ」っていうのを管理出来て楽なのですが、そちらもAmazonしか対応ないのが残念です。Amazonは前述のとおり、欲しいと思ったときが注文時なので、コメントが使われる機会はないですが…

楽天の場合は、手動でブックマークして、「どのお店で買おうかな」と検討する場合、店舗別にブックマークのリストを作ったりすることもあると思います。このため、Amazonと違って、リスト自体の並べ替えがないと不便だなと感じます。さらに言うと、お気に入りのショップには、グルーピングすらつけられないのです。楽天に出店している店舗としては、この機能の充実して、第二のトップページとして機能していく方が意味があるんじゃないかなと思ったりしました。楽天も好きなので、楽天頑張れって言いたいです。

以上、あったらいいな。と思ったサービスの第一弾でした。

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