私がこの歩行器をオススメする3つの理由
「こんな歩行器があったらなぁ・・・」って歩行器と偶然、出会うことができました。
つかまり立ち・立位のリハビリ~独歩の獲得に向けて
私は、Zoomを使ったオンラインでリハビリのセミナー、指導、アドバイスもさせて頂いているのですが、
あるご家族が急性脳症の息子さんのために、ご購入された歩行器がめっちゃ良かったので、ぜひご紹介させてください。
この歩行器、ただ、お子さんの歩行を補助するだけではありません。
こんな風に使えば、とても効果の高いリハビリができます。
私がこの歩行器をオススメする3つの理由
理由①:お子さんが自分の力で地面に対して、足で踏ん張る力を養うことができます。
多くの歩行器には座面があります。自転車のサドルのように。
立位が不安定なお子さんにとって、体を支えてくれる座面は必要です。ですが、しっかりした構造の物が多く、自由度があまりありません。そのため高さの調整が難しくなります。
ですが、この歩行器だと吊り下げ式のため、微調整ができます。
お子さんの足がしっかり地面につける高さに設定できます。
そうすれば、お子さんが自分の足で踏ん張って体を支えるリハビリになります。
しかも、座面は固定されていません。お子さんもある程度、自由に動けます。
独歩に近い立位や歩行となるでしょう。
お子さんが一人で立ったり、歩いたりできるようになるのが目標ですもんね。
理由②:ひと工夫で、よりキレイで真っすぐな立位姿勢に
基本はU字歩行器なので、お子さんが歩く時は、進行方向にバーがある状態で使いますよね。
Uの字の底面、カーブがあるところを前にして。
ですが、前にバーがあると多くのお子さんは、バーを頼って歩くお子さんが多いです。
ちょうど、バーにもたれるようにして。
これでは、前かがみになってしまい、キレイな立位姿勢や歩行になりません。
ですが、ちょっと発想を変えれば、お子さんがバーにもたれず、キレイな立位姿勢になります。
この方法を実際にこの歩行器を使っておられるお子さんにやってもらったところ、両足でしっかり踏ん張った真っすぐな立ち姿勢に導くことができました。
その方法とは?
『向きを逆にする』です。
U 字歩行器の前後を逆にしてお子さんを立たせてみてください。
つまり、U の字の底面、カーブの部分を前にするのではなく、後ろにしてください。
お子さんの目の前にバーがない状態で立位を取ってみて下さい。
そうすることで、お子さんの上体が前かがみになることを防ぎます。
お子さんの手の届く範囲、左右にバーがあるので、そこに手を置けば、体を支えることができます。
つかまり立ちを練習中のお子さんでも安心ですよね。
余裕があるお子さんは、この状態のまま、おもちゃの受け渡しをしてみてください。
それが立位で手を動かす、立位バランスを保つためのリハビリになります。
理由③:お部屋もスッキリ、使わない時は簡単に折りたためます。
立位ボードや歩行器って大がかりで、使わない時は部屋の隅っこに置いても、どうしても邪魔になリますよね。
あなたも足の小指をぶつけて、痛い思いをしたことありませんか?
ですが、この歩行器は小さく折りたためて、ちょっとしたスペースに片づけることができます。
お子さんがケガしないためにもお部屋は広く使いたいものですよね。
以上がこの歩行器をオススメする3つの理由です。
少しでもお子さんやご家族にとって、楽で、より良いリハビリが増えれば、それだけでお子さんの回復・発達につながります。
なかなか歩行器の選択肢は、多くないと思います。
ですが、この投稿が歩行器の必要なお子さんや親御さんのお役に立ち、より良い選択肢の1つにつながることを願っています。
子供専門リハビリ 手あて
メールアドレスegaonorihabiri@gmail.com
(ローマ字表記で えがおのリハビリ )
追伸:この歩行器を作られたのは、以下の会社です。ただ、ご注意頂きたいのは歩行器の本体を制作されたのは以下の会社さんですが、ハーネス部分は、また別の会社さんみたいです。その点だけはご注意ください。
(株)有薗製作所
〒805-8538 北九州市八幡東区東田1丁目7番5号
TEL:093-661-1010