私にとっての秋野不矩美術館
心の温泉♨️心の沐浴、そして気づきを与えてくれる場所
秋野不矩、明治生まれの日本画の巨匠
92歳でアフリカへ絵を描きに行ったパワフルおばあちゃん
寡黙で強くあたたかい日本人女性
私はこの美術館に夢の啓示を得て、少しの間働くことになりました。
夢に出てくるまで、ほとんど存在がわからなかったのに、
今となっては、この施設の存在そのものが私の"心の安定"となっています。
美術鑑賞は、自分との対話
あなたは心に沁みる絵を見たことがあるだろうか?
心が洗われる、自然と涙が流れてしまう絵を見たことがあるだろうか?
有名だとか、高額だとか、そんな物質的な評価の眼鏡をかけているうちは出逢えないと思います。
尊い絵との出会いは、受容体としてのあなたが、ある一定の条件に達しなければ目の前に現れない。
だけど条件が揃った時、それは不思議な道筋が現れて、
そこに"あなたの意思"で歩みを進めた先に、突如として現れます。
そしてそれは、たとえ誰にも理解されなかったとしても、自分にとっては絶対的な存在で、確実な「何か」を与えてくれると思います。
私にとってはそれが、
秋野不矩美術館であり、秋野不矩ご本人の生き様であり、彼女の絵でした。
人生は気づきの連続
人生は実に面白いです。
今この時代に、日本に生まれた意味から、
過去を振り返り、どうして今に至る経緯を経てきたのか?
何に出会い、何を選び、ここまで来たのか?
ある言われでは、
魂が肉体に入る時、今生の目的と人生設計が明確にあって肉体選びをするそうです。そして、オギャーと肉体(肺)に酸素が入った瞬間に全て忘れるそうです。
私はこれを聞いた時、自分は何をしたくて生まれてきたのかを知りたいと思いました。
ある著名な占星家に私の出生図を見てもらった時、
「あなたは人が本来生まれないような時に生まれてきています。相当の意思があって生まれて来たんだと思います。」
と言われました。
そうですね、私はガンを患い、死を見た経験があります。
でも今、とても元気に笑って生きています。
全身転移の寸前で癌が見つかり克服できたことは、
きっと意味があり、あの時点では死ねなかったからだと思います。
まだ何も"決めてきたこと"をやっていないのだろうと思います。
私にとって93歳まで生涯現役を貫いた秋野不矩さんの存在は、
叱咤激励であり、活力であり、ある種の拠り所です。
そういう自分にとっての大切な場所や存在が、
おひとりおひとり、それぞれに必ずあると信じています。