モタイヨライOT3について(後編)
最後はルールが出そろった上での話とか裏話とかしたいと思います。
1.選曲制限とダブルイリミネーション
自選における制限事項は二つ存在します。
①同じ曲を二度選ぶことはできない
②自分が持ち寄った譜面は3譜面中2譜面しか使うことができない(ルールには曲と書いてありましたが意味合い的にこちらの方がわかりやすいので修正しています)
つまり自持ち寄り曲は大会通して2回しか使えないということになります。つまり出しどころが相当重要です。
この大会は基本的には他人の持ち寄り曲から選ぶ方が大半です。が、あくまで他人の持ち寄り曲であり、勝ちたい時は当然自分の曲を使いたいところでしょう。他人の持ち寄り曲に得意な曲があったとしても自信を持って投げれる曲はある程度限られているはずであり、その曲は少ない方がいいですよね。
先の記事のダブルイリミネーションの説明にて「負けるのが早ければ早いほど試合数が増える」と書きました。最短で7試合、最長で12試合。つまり早く負けると最大で5譜面は他人のものから選ばなければならないということになります。
先に負けると嫌だからさっさと自持ち寄り曲を使って勝ちに行くのは当然有力です。負ければ元も子もないですからね。しかしそうすると後半強い相手(勝ち進めば勝ち進むほど強い相手になるのは自然なことです)に当たったときのカードが無くなります。
ではカード不足を懸念して他持ち寄り曲で勝負していくのはどうでしょう?後半を見据えて温存するのも大事ですね。ただそれを使ったことにより最初に敗れてしまうと試合数が一気に増えてしまいます。
というわけで自持ち寄り曲の出すタイミングはかな〜〜り大事になってきます。この辺りは結構人それぞれで好みはあると思いますが、基本的にはある程度温存に寄っているようです。
このことに大会始まってから気づいた人結構多かった気がします。ちなみに
主催もそうです(なんとなく組み合わせたので、偶然の産物といったところでした)。
ちなみに二回戦までで自持ち寄り曲を選ぶ率は17%となっています。強い相手にぶち当たったら一回戦でも選ばないといけないので一定数は選ばれていますが、自選の温存を意識している人が多いということがわかります。
恐らく次回やるとすればこの辺は変えずに行うと思うので、その時は持ち寄り曲選びも制限を考慮して選ぶと面白いのではないでしょうか?
2.自選被りについて
実はひっそり互いの自選が被った場合の注記事項があったと思います。
注3:仮に自選と他選が被った場合は「通常持ち寄り曲」より抽選とします。(例:1曲目は被った選択曲、2曲目は通常持ち寄り曲からの抽選曲)
選曲順はエントリーNo.の若い方からとしていたので、被らせるのはあくまで後攻の権利となります。
このルール、実はあくまで「抽選」なので自選とは別という解釈により今まで選んだ楽曲が再度選ばれる可能性もあります。選ぶ曲がない場合等、起死回生の一手として使ってもらえればなと思い入れました。
ただこのルールに関しては曲の持ち寄り順が(当然ながら)エントリーNo.が若い方から入れてる故に若い方が結構損寄りだったかもしれないなと後々思いました。楽曲発表の順番逆にして若い方の権利にすべきなのかなぁ…(そもそも選曲順と書いてたせいで発表順に関してなんも書いてないということになったのが原因の大部分を占めているわけなのですが)
選曲に関して公平性を保つならば発表順を同時と規定して被ったら抽選〜とした方が良いのですが、主催意図としてはこの被り抽選を「権利」として使って欲しいんですよね。自選制限を突破できる選択肢というのは結構面白いと思っているので。なので次回やるとすれば先ほど述べたような逆順にするとかなんらかの解決案を見つけて採用したいと思ってます。
ちなみに現状案でも「被りが認められる」ので意図的に使ったとしてもそもそも全曲の中から好きな曲が出るとは限らないというリスクも含めエントリーNo.が若い方の選手が極端に損する事はないと思います。
その辺りに気付いていたいっぱつ先生は流石でした。ミルキーアイスベア事件は面白かった。
システム的な話はこのくらいですかね。
あとはおまけ話をいくつかしようと思います。
ex-1.自持ち寄り曲投票について
ルールに「注5:持ち寄る際、譜面が被った場合は同じ譜面が2口以上入ることはせず「1譜面」として扱います。」というものがあります。これは単純な話で、同じ譜面は入れても意味ないですよという事です。
エントリー表の更新は一応手動でやっていた為入れるタイミングによっては被る可能性もあり、そういう事もあって自選曲の変更は認めていました(正確には変更してはいけないとは明記していないという解釈です)。
これに関してはそろそろ気づく人も増えてくると思うので、次回以降は「他人と被った場合のみ認める」等、制限付きの変更を検討しています。
あとエントリー順が関わっているので投票が期間後半に偏る可能性もあるよなぁ…と思ったのが少し気になった点ですね。そういうこともあって変更を認めていた部分もあるのですが、エンジョイ寄りのイベントなので極端に拘らずに入れて欲しいなーというのが主催の思いですね。実際今回もバラバラと入れてくれたので助かりました。ありがとうございます。
ちなみに更新はそろそろ自動にさせようかなと思います(一応手動な理由もあるのですが、細かい話なので省略します)。
ex-2.トーナメント表について
今回はchallongeさんのトーナメント表を使わせて頂きました。今までは別のサイトを使っていましたが、ダブルイリミネーション非対応とかリアタイ更新出来ないなどの点があった為こちらに。
本当はラウンド毎に曲やスコアを記録できそうなサイトを探していたのですが開始までに見つけることができず。そしてトーナメント表が膨大な為スプレッドシートで書くのも大変(諸事情でPCが使えない為iPhoneないしiPadからの編集となっています)ということでシートにもかけてなくて申し訳なく思っています。一応対戦カード別に纏めようとはしているので気長にお待ちいただければと思います。ちなみに前回更新から約1ヵ月。誰かやる気くれ。
ex-3.親善戦
いくらトーナメント2回まで負けれるとはいえ、皆さん強いのですぐコロッとやられてしまう方も出てくるでしょう(俺)。
ということで親善戦を組めるようにしました。せっかく面白いルール(※個人の見解です)でやってるのに、勝ち進んだ人しか出来ないのは悲しいので是非みんなにやってもらいたいということですね。
運営が増えて大変じゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、DMのグループで区分されているので実は管理自体はめちゃくちゃ簡単なんです(メモしてなくてもそれさえ見れば終わりなので)。今も少し親善戦やってもらってますが概ね好評で良かったと思います。でもなぜか親善戦の方がハードな曲が飛び交ってるね。なんで?
ex-4.事前準備
今回エントリーして大会始まるまでぼちぼち期間あって準備できるわね〜みたいな感じでしたが
みんな気合入りすぎじゃね?
前回は予選から本戦の間が隙間がなかったので準備期間が不十分だったとはいえ、今回はみんなの準備具合が前回に比べて桁外れだったように思います。今回で言えば最もな例はリツですね。若干ゲームから離れてたとはいえ、元が上手い人間にあそこまで準備されるとお手上げですね(初戦でやられた並感想)…
誰に限らずしっかり準備して対戦に臨んでくれてるのを見ると主催としてはありがたい限りですね。
ex-5.みんなの所感
今回はみんな対戦で所感書いてくれてましたね。対戦ではその試合を振り返ることこそに上達のヒントが隠されていると思いますし、誰がどのような思いでプレーに臨んだかというのは見る方としてもとても面白いですよね。
みんなの感想は@motaiyoraiでいいねをつけているので、それを見ながらペリスコープ配信を見ると一層面白いと思います。
当然お前が大賞。
というわけでこれにて今回のモタイヨライOTについての諸々の話を終わりにしたいと思います。思ったより書くことたくさんあって長くなりましたが読んでいただいた方はありがとうございました。
トーナメントそのものはまだ終わっておらず再開の目処も立っていませんが、またゲーセンで皆さんとマッチングできる機会を楽しみにしています。
他に質問などあればこちらに放り込んどいてくれればいつか答えるかもしれません。
それではまた。