選手視点の振り返りとか

最後の試合ががお粗末すぎたので書くか迷いましたが、選手としての振り返りをしておきたいと思います。



元々「難易度帯に関わらず様々な曲・譜面の面白さを知ってもらいたい」が為に始めた今期ルールですが、前回トーナメントを経た結果、前回以上に刺しに行く選曲が非常に増えました。その結果、「その人は使えるけどみんなが使える訳ではない」ものが増え、想像以上に選曲に悩む事となりました。

基本的に最後まで残るような選手ではないのでさっさと自選を投げればいいような気もしましたが、性格所以でそんな適当に選ぶことが出来ませんでした。この辺りは生真面目さが損をしている気がしますね() 実際に損をしてるわけではないのでいいのですが…
結局相手に合わせて決めればいいやという自然な結論に。巡り巡って最初の案に戻って考え損な気もしますが、こういうのは考える事そのものが重要なのであり、そこで考えたことが後々別の場面で活きる事はよくあります。他人の意見もそうだねプロテインだねと全肯定するのではなく、自分の価値基準に照らしておかしいのではないかと一度は疑ってかかるのも重要です(当然ながら意味もなく噛みつけというわけではありません)。


話が逸れましたので元に戻りましょう。


自分が入ったところはどちらかというとやや緩やかなグループ。2回戦がキモになるので、最初の二つは頑張って取らないといけないなと思いました。


1回戦 vsけますすさん

1曲目(自選):perditus†paradisus(HARD):>
2曲目(他選):ZZ(HARD):<=
3曲目(抽選):Crystalia(HARD):>=
総合:>=

※等号不等号は前回見立て書いた時と同基準です(左が自分)。


自分で作ったルールでなんですが、当ルールにおいては3曲目次第で十分負ける可能性がある強敵です。

1曲目のp†pは自分が比較的安定していてかつ相手がランキング圏外にいるものから選びました。練習期間のあるこのルールにおいては一朝一夕で伸びてこなさそうなものを選ぶのが基本的戦略の一つになります。というわけで今回はこの曲を選曲しました。
2曲目ZZは少し意外でした。ZZは僕自身苦手ではありましたが、普段のマッチングで対戦した際全て負けるというほどではなかったので、もっと安定して刺せそうな曲(例えばもちゃちゃとかですね)を選んでくると考えていたからです。ただ客観的に考えると13以下の譜面は「く」のテリトリーでもあり、安定度合いの面を考慮すると刺さりにくいと考えたのでしょう。それよりは安定度で少々劣ってもZZのような一朝一夕で出来るようにならない譜面(自己べを考えると大差で勝っている)の方が勝つ見込みがあるということだと思います。練習しがいがあるので下手に低難易度投げられるよりはありがたいといえばありがたいですが、勝負としては非常に嫌でした。
3曲目はクリスタリア。何度もエクセしてる曲なので得意げな顔してますが、実戦で事故経験があり、めちゃくちゃ嫌でした。カタストよりマシみたいなこと言ってる各位に「何言ってんだ…?」といった感じでした(こんなんで事故って負けるくらいならば地力勝負で負けた方がよっぽどマシだと思っています)。練習すると癖がつくので極力練習しない方向で調整することに。

結果は2-1で勝ち。久々の実戦で自選からしてボロボロだったのは反省点ですが、無事クリスタリアで逃げ切ることができました。マジで実戦で二度とやりたくねぇ…



2回戦 vsBEXさん

1曲目(他選):灼熱 Beach Side Bunny(W-HARD):<<
2曲目(自選):Towards the Horizon(HARD):>=
3曲目(抽選):Stand Alone Beat Masta(W-HARD):<<=
総合:<<=


3曲目引いた俺「はぁ」

なぜか(といっても当たり的には全然不思議ではありませんが)ぴあにすとくんが負けた為、ここで落ちると彼と当たる可能性がそこそこ高くなります。できればここで勝っておきたい。

1曲目は灼熱白。基本的に他のゲームをしないので片手トリルというものが下手くそ故に全然出来ないとこを突かれました。もう少し温存するのかと思っていました(次の相手のどちらでも刺さりそうなので)が、ここで手を抜かない当たりが憎らしいながらもBEXさんの長所だと思います。
2曲目はトワホラ赤。最近あまりやっていませんでしたが、僕がエクセしていてかつBEXさんがエクセしていない数少ない14ということで採用。この辺りは向こうも想定内だったようですが、基本的に僕はそんなに奇を衒うことはしませんので普通に投げました。ちなみにTHE FALLENとの2択で悩みましたがこの辺りは1曲目のペースに合わせた選曲になっています。
3曲目はスタ丼白。マジで焼肉にしようかと思いました。

結果は1-2負け。なんかよくわからんとこで切ったので全部負けるまであるかと思いましたが自選は辛うじて耐え。他はしょうがないですね。


てなわけでここでルーザーズに。前回は2連敗して終わってしまったので、それを考えれば躍進といえるでしょうか?まぁぶっちゃけ当たり運の要素も大きいので2連敗してても必ずしも一番弱いわけではないので気にする必要はないのですけどね。



ルーザーズ2回戦 vsわんわん

1曲目(他選):Arcanos(W-HARD):=
2曲目(自選):The 6th KAC DJ TOTTO's SELECTION(W-HARD):>
3曲目(抽選):EMPEROR OF THE AVALON(W-HARD):=
総合:>=


前回親善戦から再び対戦。わんわんも曲によって妙な上手さがあるので、油断ならない相手です。

1曲目はアルカノス白。前回も投げられて1点差で負けてしまったため、今回こそは勝ちたいなと思っていました。正直ここ勝負だと思ってたので、マジでこれしか練習しないつもりでした。
2曲目は1回戦と同じく自分がそこそこできてかつ相手がランキング圏外なので選曲。それと同時に自分の自己ベストが6-0-2の時のものなので、これを機に練習して伸ばせれば良いなと思って選びました。結局ほとんど練習できなかったのですが、まともにやったのが3年近く前に詰めた時以来だったので、思い出せただけ良かったのかなぁと。
3曲目は皇帝アヴァロン白。前回に引き続き苦手意識が抜けていなかったのですが、開き直ってあまり練習しないことに。

結果は3-0で勝ち。アルカノスが直前やばくて気持ちが荒れていましたが息抜きに良曲をやったのが気持ちを切り替えれてよかったのかもしれません。薄々思っていましたが付け焼き刃に向いていませんね…



ルーザーズ3回戦 vsぴあにすとくん

1曲目(自選):December Breeze(W-HARD):=
2曲目(他選):EMPEROR OF THE AVALON(W-HARD):<<
3曲目(抽選):Like+it!(HARD):<=
総合:<


一度負けたとはいえ当然ながら優勝候補。第1回以来の対戦でしたので楽しみでした。

1曲目は12月白。自選は一度くらい使わないともったいないなと思って使っただけで特に深い意味はありません。比較的接続が安定していたため、場合によってはワンチャンあるかなといった感じでした。
2曲目は皇帝アヴァロン白。これは特にいう事がありません。
3曲目はライクイット。自分がエクセしているのでワンチャンくらいの選曲ではありますが、純粋に難しいこと、自分がエクセしたのが50億年くらい前なことであまり自信を持てる選曲ではありませんでした。実際直前に練習した時も繋がったのは1,2回だけであまり宜しくはなかったですね。

結果は0-3。相手もそんなに調子が良いわけではありませんでしたが、それ以上に自分がダメすぎてつまらない試合になってしまいました。自分が負けるのは別に良いんですが味気なくなってしまったのがただただ申し訳なかったですね。


というわけで選手としては2-2で終了。今回は前大会から期間が短く準備もあまりできなかった面もあるので消化不良感がなくはないですが、まぁこんなものでしょうか。
次回があれば(?)もうちょっと意表を突けるような隠しダネを作っておきたいですね。




ここからは少し運営としての話を。


今回も32名(自分含む)の方にご参加頂き、誠にありがとうございます。前回より間が空いていない開催で前回よりだいぶ減るかと思っていましたが、想像より多くて皆さんのやる気にビックリです。

実は書いたまま永遠に眠らせている記事に「このイベントを開いた時点で自分の目的が達成されており、どういう展開になるかどうかにはあまり興味がない」という事を書いているのですが、興味がないなりに予想していた展開とだいぶ違う展開となっていて、とても興味深いなと感じています。
主催が設けたルールに対し、選手が各々の解釈をすることでモの展望が変わってくるわけで、そういう意味ではイベントの展開は非常に面白いといえます。この点に関して、主催意図を差し挟んでしまうと内容がそれ寄りになってしまう可能性があり、必要でない部分についてはあえてコメントしない、或いは考えないようにしています。どちらかというと興味がないというよりは興味を持つことに意味がないという方が正しいかもしれません。結果的に面白くなったらとても素晴らしいですが、別に面白くならなくても構わないということですね(これについて気になる方がいらっしゃれば眠らせてる記事を限定で公開したいと思うのでこっそり聞いてください)。

基本的には僕がやっていることは僕じゃなくても誰でも出来る事だと思っています。あとはどのくらい自分色を出すかですね。自分色を出すならばもう少し曲を意地悪い条件で絞るとか、闇鍋の中身は自分で決めるとか、手段は色々です。そこは主催をやる人が自由に決めるといいと思います。誰かやってみませんか?結構面白いと思いますよ。
僕は逆に出来るだけ自分色を抜きたいと思っています。だって自分の色で縛るなんてありきたりじゃないですか(※個人の感想です)。それよりは参加者に色々出してもらって七変化!ってした方が差別化を図れます。このルールで2回やっていますが、それでも模様が違って飽きないでしょ?


無色のキャンバスに枠線だけ用意して、そこに選手が色を描き込んで行くと。モタイヨライというイベントは常にそういうイメージです。


それではまた。
























※おまけ 次回(OT5)草案(やるなら)


・ダブルイリミネーション
・星取制
・一人n曲+1曲(隠し)持ち寄る
・自選候補をn譜面(個数は必須)選び、どれにするか相手に選ばせる
・そこで選ばれた譜面は次回以降自選候補には挙げることはできない
・抽選曲は変わらず
・今回は自持ち寄り枠の使用制限はない(相手に選ばれる回数次第で意図的に制限にかからせるチームプレイが可能になり得るため)
・etc

ちなみにボツの可能性もアリ

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