n本勝負をしてみようn=2021
どうもお久しぶりです。くらたです。
皆さんあけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
今回は投げ合い形式のマッチング、リフレク勢ではいわゆるn本勝負と呼んでいるヤツの話をしたいと思います。
※おそらくn番煎じな記事です。n本だけに。
・n本勝負とは?
この記事を読んでいる人はだいたい知っている、或いは文字列でだいたいわかるとは思いますが念のため振り返っておきましょう。
n本勝負とはn本(nは1以上の自然数)の中で互いに曲を投げ合う形式の勝負です。今回は主にリフレク勢向けに書いていますが、一般的にマッチングができるゲームではよく行われている形式だと思います。
今回はこのn本勝負が「大会とかに出なくて勝負事に慣れていない(勝負しないから必要がない)」人や「勝負事に前向きではない(負けるからやっても意味がない)」と思っている人でもプラスになることがあるよ~という話をしようと思います。
尚、この形式は細かく決めれば色々あるのですが一番オーソドックスな
①nは偶数とし、お互いがn/2曲ずつ投げ合う
②投げる曲はその場で発表しあう(事前には知らない)
をベースに話を進めていこうと思います(その方がこの形式の良さを認識しやすいので)。②に関しては一通り話し終えてからおまけ話をしたいと思います。
・どんな利点があるか?
普通の人(僕含めKACなどの大会に普段あまり出る事がない人)は対戦形式の良さがピンとこない事も多いと思います。極端なことを言えば音ゲーは"一人で出来て一人で完結しうる"ゲームですからね。
そんな人でもこういう点で活かせるであろうポイントをピックアップしてみようと思います。
1.緊張感を持ってプレーができる
先程も少し述べましたが、基本的に音ゲーというのは自分との戦いです。任意の譜面をプレーし、時にはノックをしながらスコアを高めていくと。
一人で黙々とやるというのは誰にも邪魔されず迷惑もかけずなので理想的ではあります。ただ逆にダレてきて適当になってきたりするという懸念もあります。いわゆる捨てゲーもその一種です(時間飛ばしの捨てゲーという概念も存在するので、捨てゲーそのものを否定するわけではありません)。
その点誰かとマッチングしていると自分のスコアが相手に表示されるわけで、多少なりとも雑なスコアが映るのは嫌だな~という感情が生まれます。それだけではありませんが一定の緊張感を持つことによってプレーすることで、無意識に緩んでプレーしていたところの是正や普段以上のパフォーマンスを発揮できる可能性があります。
2.普段やらない曲をプレーできる
人は誰しも好き嫌いを持っているものであり、好き(得意)な譜面はプレーしがちで嫌い(苦手)な譜面は敬遠しがちです。
好き嫌いというのは文字通り十人十色ですので、当然自分の普段プレーしない譜面が飛んでくる事もよくあります。サボりがちな譜面を自発的にプレーする機会はあまりありませんので、こういう機会に触るキッカケを作れるのは結構大きいことだと思います。
3.自分の得意不得意を再認識できる
ここは2と共通するところでもあり、一番重要な部分だと思っています。
人は誰しも得意不得意を(以下略)。
まず基本的に勝負事なので、自選に関しては自分が上手いもの、得意なものを選んでいくことになります。普段からやってる曲、自己ベストが(相手より)高い、もしくは理論値、等々。
この得意不得意というのは当然主観的に捉えているものです…が、実はそれを正しく認識できていない場合があります。
それの最たるものが「既エクセ(理論値)曲」の存在です。
参考にこちらを見て頂きましょう。
先日フォロワーのダブおくん(TwitterID:@D4BUO)とn本勝負した時の対戦振り返りです。この中のグリッターのリザルトを見てみます。
内訳で僕が15-0-1、ダブおくんが10-0-0(しかも自己べ更新だったらしい)で僕が負けています。
ここで僕の自己べを見てみます。
エクセなんですね(参考に示したいだけで決して自慢ではありません、ホンマに)
このことからわかるのは「理論値が出ているからといってその譜面(配置)が得意とは限らない」ということです。※
現在のリフレク等、比較的判定がおゆるゆるなゲームではなんかよくわからないけどたまたま光ったということがよくあります。一回スコアを出すだけならばそれでも十分なのですが、他の譜面でも同じような配置があった時に同様に光る保証はどこにもありません。実戦形式では尚更で、それが致命傷足り得ます。
このように自己ベストが高い、或いは理論値が出ている曲でも安定値が低いということは実はその譜面は別に得意ではない、或いは苦手であるということになります。言い方悪く言うならば「エクセレントマークは1度理論値が出たという証明」なだけに過ぎないのです(当然その事自体も素晴らしい事なのですけどね)。
そのことについて自分で改めて再認識することで、忘れていた不得意(苦手)傾向を思い出す事ができます。そしてその苦手を克服していくことでベストスコアの向上に繋げることができるでしょう(苦手部分の安定値を上げれば全体の安定値も上がるわけで、スムーズに自己ベストを出せるようになります)。どんな音ゲーでもそうだとは思いますが、基本的には譜面というのは要素の集合体です。出来ない要素を潰してなんでもできるようになればハイ、貴方もトップランカーってワケ。
今回はわかりやすく「得意っぽい→実は苦手」のパターンを示しましたが、これは逆も然りで「苦手っぽい→実は意外とできる」のパターンもあります。いわゆる食わず嫌いな部分ですね。このケースであるあるなのは昔出来なかったイメージが強く、現在上達してできるようになっていることに気づかないパターン。
こちらは尚更自分では気づきにくいので、このような機会にぜひ良いトコ悪いトコ見つけて今後の糧にしていきましょう。
話が長くなりましたが、言うなれば得意不得意を他人に教えてもらえるというわけで、 1人でプレーしてるとなかなか得られない経験だと思います。
※ツイートからわかるとは思いますがグリッターは安定値が低いことを自覚した上で投げています。
4.人は闘争を求めている
アーマードコアの新作はまだですか?
多分ここに関しては言わなくてもわかるとは思うので特には語りません。普段一人で黙々とプレーしてて実戦は敬遠しがちだな…という方もたまに気分転換にやるといい感じですよ。
というわけでn本勝負の良いと思っているところを挙げてみました。闘争の部分をかなりぼかしたことからわかるかもしれませんが、「勝ち負けはあまり気にしなくてもプラスはたくさんあるよ」ということです。実際のところ僕がn本をやるときはあまり勝ち負けには拘らずやっています。勿論負けたら普通に悔しいです。クソワガママですね。
・おまけ比較〜曲が事前に決まっている場合のn本勝負〜
おまけとして曲を事前に決めているパターンを比較しましょう。
まず先程の項目1~4を軽めにですが順番に比較していきます。
1.緊張感を持ってプレーができる
これはどちらもあまり変わりませんね。もしかしたら事前練習あったほうが本番一発の緊張感は高いやもしれません。
2.普段やらない曲をプレーできる
これも一致しています。回数できるか出来ないかの差といったところでしょう。
3.自分の得意不得意を再認識できる
一番違いが出るのはここでしょうか?
事前練習ありきであれば本番で大事故を起こすことはあまりないと思います。その分本番一発での譜面に対するインパクトは少なめになります。
これが先の「楽曲が事前に決まっていない」場合は練習していないところに降ってくる分、譜面に対するインパクトが大きく出ます。失敗したときは尚更です。そうすると対戦が終わった後のプレーも少し変わってくるのではないかなと思います。
事前に決まってるパターンでも練習するので苦手克服では同じという見方もありますが、その場合だと試合の時だけ我慢すれば良いという思考になる可能性があります。わかっている失敗とわかっていなかった失敗はどちらの方が自発的に修正したくなるかを考えればお分かりいただけるのかなと。再認識という意味では決まってないパターンの方が認識しやすいと思います。
あたかも事前練習ありきが悪そうな書き方をしていますが決してそんなことはありません。今回は「普段対戦をしないプレイヤーへの利点」をメインにしているのでこういう書き方になっていますが、勝負の面を重視するならば事前練習ありきでやる方が優ると思います。何を重視するかの差ですね。
4.人は闘争を求めている
ちなみに僕はアーマードコアシリーズをやったことはありません。
これにプラスして事前に曲が決まっている場合、練習することを見越した選曲になることの方が多いです。
以上の理由から、事前に曲が決まっているパターンはどちらかというとより実戦向きな形式と言えそうです。自分のコンテンツを引き合いに出すのもアレですがモタイヨライとかは実戦重視系というわけですね。ちなみにモタイヨライについては対象の曲(譜面)の総数を絞ることで普段やらないであろう曲をプレーしてもらいやすくしているという意図があります。
・みんなn本勝負をやろう❗️
というわけで今回はn本勝負について自分なりに考えていることを書いてみました。内容の振り返りとセットでやることで、自分の音ゲーライフの幅を拡げることが出来ると思います。これをやることで新たな発見を得てスコアを伸ばしてみたり、はたまた対戦形式に興味をもってKAC(リフレクにはないけどW)や各種オンライン大会の面白さの発見に繋げて頂ければ幸いです。
今回は主にリフレク勢向きに書きましたが、基本的にオンラインorローカルでマッチングできるゲームであれば共通する部分も多いと思いますので、ぜひご自身のプレイされているゲームでも友達を誘ってやってみてください。
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・最後に
違います。
それではまた。