2024年の夏
1
貴方の境遇を聞いて
何か手助けできないか
毎夜考えた
会話に魅せられ
これからの時代生きるのに
私の支え
必要なのではと考えた
持ちきれないほどの
宝を持って
危ういほどに大胆な
貴方に思い焦がれて
夢など見ていなかった
そのつもりだった
きっとね
2
騙されていたと知って
唇が震えるほどの
屈辱を受けた
それでも貴方は
私にとって真実だった
言ってることは
半分以上本当だった
周囲の人は皆
憐れんだけど
世界の何処かに貴方が
居ることが嬉しいから
今年は夏の扉が
開きっ放しで
ずっとね