にちかLPを読んで
はじめに
・ネタバレ
・主観的な感想
を多く含んでいます。
また、美琴のLP未読、ほかのコミュも繰り返し読んでいないので思い違いがあるとは思いますがご容赦ください。
感想
コミュを読みはじめたときに、まずにちかの変化を感じた。
その変化が成長なのか、それともアイドル活動を続けていく中で芸能界に感化されてしまったものかどうかはわからないが、これからにちかの未来が良い方向に転んでいくだろうと思えるような変化だったと思う。
全体を通して感じた変化
全体的に、今までのコミュでの努力の積み上げか、にちかの自分に対する自信やシャニPに対する信頼が大きく表れた内容だったと思う。
具体的には、にちかの自分を痛めつけるような言動やシャニPとの応酬が減ったことだ。
自罰的な行動に関してはダンストレーナーからもしっかりと前を向いているといわれ、
応酬に関してはシャニPの発言に食って掛かることが減った。
今でも反抗はするが、これまではにちか→P→にちかでPを困惑させて終わっていたものが、LPではにちか→PでPの発言を素直に受け止めている印象になった。
凡人と天才
八雲なみも緋田美琴も、過酷なレッスンを繰り返していることで天才だった。
にちかはこの天才二人を目標や指針にしてこれまでアイドルをしていたはず。
子供たちはアイドルを始めてからダンスを始めたにちかに「才能すごい」と言っていた。この時にちかは微妙な表情をしていたが、もしかしたら美琴がよくする戸惑いの表情も似たような感情なのかもなと思った。
「すごい」と言われる、なみも美琴も知られていないだけで練習を繰り返していただけなら、知らない子供たちから見たにちかも同じということ。
今まで対照的に描かれていた二つが一つにまとまり始めているのかもしれないと思った。これからのコミュはまた別の展開の仕方になっていくのかも。
七草にちかという個
これまでSHHisのコミュ(にちかのコミュ)では、天井努や七草はづき、斑鳩ルカ、八雲なみ等、ユニット外の人物も強く影響を残していた。
しかし今回のLPでは上記の人物はほとんど登場せず、名前が数回出てくる程度だった。
記憶違いもあると思うが、にちかは最初普通の中の普通、凡人の200%、天海春香や島村卯月などの普通というオールラウンダーに対するアンチテーゼなどと言われていた。
しかしこれに対して運営は消極的な姿勢だったと思う。にちかは「みんなの妹」キャラだということを推したがっていたように思った。
その運営の目指したキャラ設定に着地したコミュだったと思った。
にちかはSHHisのちょっと上手くないほうで、凡人枠。
生意気な毒舌でバラエティで人気を博しているが、そのうちパフォーマンスでも認られるようになる。
これが公式の示したかったにちか像なのではないかと私は考えた。(これは私のまったく主観的なものであり、公式側から明確に示されているわけではないです。)
この展開にできたのはSHHisが2人のユニットだからだろうと思った。
SHHisのコミュはにちかと美琴の対比が分かりやすく、ここがこれの暗喩だろう、という比較の項目が至る所に配置されている。
そのため各項目が印象に残り、長い目で見たとき(いくつものコミュを通してみたとき)ににちかと美琴の成長や変化が感じ取りやすくなっていると思った。
終わりに
これまでは漠然とした高みを見て不安定な印象だったが、これからはしっかりと足元を見てまっすぐ飛んでいけるだろうと思った。
たぶんLanding Pointの名の通り着地した。
またどこかにとぶかもしれないし、転ぶかもしれないけれど今のにちかとPなら大丈夫で、未来は明るいものになると予感させてくれたコミュだった。
良い方向に事態が転んだのが嬉しかった。これからもシャニマスを楽しみにしようと思った。