水雷屯 四爻(スイライチュン ヨンコウ) モテる元カレの気になる女関係
元彼の女関係やいかに
ある日、知人(以下、まさみ)から連絡がきた。彼女は長年水商売に従事している。彼女は夜の世界である男に出会う。(以下、涼太)そしてその後2人は4年間付き合うことになる。涼太はどうしようもないクズなのだがコミュ力が高くて業界にも顔が広い。当然、女性に大変モテるのだそうだ。
まさみも長年この男に陶酔してしまい、半ば洗脳のような状態になってしまい人生がまるで変わってしまったのだという。
しかも涼太は女癖も悪く、まさみ以外に地方のシングルマザーの若い女(以下、由美子)とも同時進行しており、現在はこの女と一緒にいるらしいが、実際のところ自分はどういう立ち位置だったのか見てほしいとの依頼だった。
まさみは涼太とはすでに別れており、色々あったが、現在気持ちは吹っ切れているのでどんな辛辣な結果になろうと大丈夫だ。なんでも言ってくれ。と言うことだった。
なので早速易を立ててみた所、水雷屯 四爻が出てきた。
水雷屯の物語
水雷屯はたむろする、なかなか思うようにいかない、停滞気味の物語である。
それでは今回も一話から最終話まで紹介をしていこう。
水雷屯 初爻(由美子)
石のようにどっしりと構えて動かない。地方で頑張る位がちょうどいい。現状維持に徹すること。
水雷屯 二爻
馬に乗ってウロウロ動き回るが、今は動き回らずじっとしていること、誘われることもあるだろうがそれに乗ってはいけない。
水雷屯 三爻
狩に行ったが案内人がいない。何事も深追いをしないこと。深追いすれば恥をかく。
水雷屯 四爻(涼太)
馬に乗ってウロウロしていたら、結婚を申し込んでくるものがいた。これは受け入れて良い。求められるのなら乗ってもいいでしょう。
水雷屯 五爻(まさみ)主人公
何事も思うように進まないので大きなことには手を出さないこと。
水雷屯 上爻
動いてはいけない時なのに馬に乗ってウロウロしていたらバチが当たってしまった。泣いていても誰も助けてくれない。
さて、私は以前の日記で易は初爻から上爻の登場人物たちが密接に関わり合っていると書いた。今回の水雷屯の物語の主人公は五爻である。そして、初爻と四爻が応じている(深い関わりがある)が、四爻は五爻がパートナーなので本来はこちらを助けなければいけない。
四爻を涼太、初爻を由美子、そして五爻をまさみとする。こうするととても読みやすい。
まず、涼太(四爻)は本来のパートナーであるまさみ(五爻)を助けないといけない。しかし、自分には何の力もないしまさみも自分を頼ってこないので、仕方がなく地方と東京(由美子とまさみの間)をウロウロ行き来するしかない。
すると由美子(初爻)からラブコールがあった。
初爻が四爻よりも立場が弱いならば、くっついて吉。(由美子は当時18歳と年齢がかなり若い上に幼い赤ん坊を抱え、夜はキャバクラで働いていた)
涼太には柱が2つある。それは隣り合っている五爻まさみと初爻由美子である。なのでこの2人以外に涼太が重要視する女はいないとみて良いだろう。
もちろん色んな女に唾は付けているだろうが涼太にとってはさほど重要な人物ではないと私は見た。(まさみにとってはおもしろくないだろうが)
そして主人公である五爻はじっとしてて思うようにいかない。なのでまさみは涼太を思うようにはできなかった。
まさみは長きに渡り涼太の女癖に悩まされ金遣いの粗さに悩み苦しんでいたのだが、そんな自分が馬鹿馬鹿しくなり、すっかり気持ちが冷めてしまった。
しかし、関係を解消しても、涼太はまさみに連絡をしてくるのでうんざりしていた。しかし、いい具合に涼太が由美とくっついてくれた。まさみとしては、めんどくさい男をよくぞ引き取ってくれた。と清々しい気持ちなのだという。しかし、易の教えによると四爻と初爻は協力して五爻を助けないといけません。とある。
涼太は、まさみと交際をしている時から由美子と同時進行で交際をしていた。そして由美子は涼太の家に上がり込み自分の赤ん坊のミルクを置いていくなど、自分の痕跡をしっかりと残して行った。その度にまさみは腸が煮えくり返る思いだったという。2人は助けるところかまさみを嘲笑っていたのである。
なので涼太と由美子、この2人がくっついたのは吉だが、幸せになったかと言うと易的には微妙。
そして初爻は石のようにどっしりと構えている。実力があっても現状維持。とあるので、この由美子は涼太略奪に対して自信満々であり、虎視眈々と機会を狙っていたと言うことになる。なかなか、図々しくてしたたかな女なのだ。
しかし、我慢と苦労の末にクズ男を引き取るなんて由美子はこれから先も苦労するんだろうなあ。
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