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大地サイクリカはなぜ死んだのか

殿堂ゼロデュエルは殿堂レギュレーションの影響を受けないのでメーカー側の都合でデッキの強さがコロコロ変わったりすることもなく安心して握ることが出来る…

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

事のあらまし

裁定変更の煽りを受けて《ヒラメキ・プログラム》で《サイクリカ》を閃くと不発するようになった

大地サイクリカにおけるヒラメキ・プログラム

元々大地サイクリカはDMR-13にて《龍素記号Sr スペルサイクリカ》が登場して以来殿堂ゼロで使われてきたループデッキだったが、2017年に《ヒラメキ・プログラム》によるルートが発見されてからはデッキパワーが飛躍的に向上。
《アマテラス》で《母なる大地》を好きな数唱えた後にそのまま《ヒラメキ》で《サイクリカ》に変換することで《サイクリカ》をリクルートして《母なる大地》を唱えつつ手札に戻すという動きができるようになり、実質的に《アマテラス》1枚の即死コンボデッキへと進化した。
ここでマナに追加の《サイクリカ》または《アマテラス》があれば余剰の《サイクリカ》を用意できるので、リクルートした《サイクリカ》から《ヒラメキ》を当てて更に《マーシャル・クロウラー》を出すことで解決権を渡さずに無限ループに入ることができる(通称マークロルート)。

弱体化した点

今回裁定変更によって後者のマークロルートが消滅した。

今までは《ホーネット》に加えてこのルートの存在のため呪文による踏み倒しを軸に据えたデッキであるにも関わらずメタに対しては滅法強く、《オニカマス》《ミクセル》《ヒビキ》といった解決権を必要とするカード、《プーンギ》《タスリク》等のコスト増加系カードを強引に乗り越えることが可能だった。
メタカードで対処することが困難であり大地サイクリカよりも遅いデッキはそれだけで環境内での存在を否定されていた。

アマテラス「残念でした~!対策できません」ヒラメキ

これが消えるとどうなるか。《マークロ》によるループ自体は生き残っているので引き続き採用することになるが、アクセスするには《レインボー・ストーン》(《神秘の宝箱》)でサーチする、または無限ブーストで掘り出す必要があり、いずれも呪文を手打ちする上に解決権も渡してしまう。
例えば赤白轟轟轟に対しては《オーリリア》さえ退かせばアマテラスを出して終わりだったのだが、今後はコスト増加系のメタクリが辛くなる。

また、マナに《マークロ》が見えていない場合はトリガー《大地》からのループ始動が不可能になった点も痛い。

《アマテラス》→《サイクリカ》の変換はできるため以前に逆戻りというわけではないが、メタカードに対する理不尽なまでの耐性は失われた。

(旧)デッキレシピ

超天編環境では転生サイクリカ対策にコスト増加系のメタカードが増え始めた点を考慮し、《シャコガイル》の代わりにGRをフィニッシュに据えマークロルートを太くすることで環境に適応しようという努力の跡が見られる型。裁定変更によってお蔵入り。

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それでも今後も大地サイクリカはそれを信仰するものによって飽くなき研究と開拓が行われ、いずれまたトップメタに返り咲くだろう。しらんけど。

その他

《ホーネット》も同様に破壊置換効果のため、《ヒラメキ》を当てて《エスカルデン》を出しアンタップ3マナで《大地》or《ヒラメキ》という流れも不可能になりプレイングの幅が狭まった。踏んだり蹴ったり。

一方で転生サイクリカは「破壊した」場合にリクルートを行うので裁定の影響なし。
何?「破壊した」ことは「破壊された」ことではないのか!?

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