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忘れられない親子の共通体験!      2024年親子スタディツアーinペナン開催レポート(前編)

2019年、2023年に引き続き今年で3回目となる親子スタディーツアーinペナン。4家族10人の皆さんとマレーシア・ペナン島で1週間を過ごしました。今年も沢山の発見、ワクワク、ドキドキを親子で一緒に体験。また、参加者同士も一つの家族のようになりました。

ツアー概要⇒【2024年親子スタディツアーinペナン
2024年開催レポート(後編)⇒【開催レポート後編
過去の開催レポート⇒【2023年ツアー 前半後半】【2019年ツアー

【Day1: いざ出発!】7/21(日)
8:45に成田空港国際線第一ターミナルに集合。
みんな元気に集まってくれました。
みんなの顔を見れてとても嬉しかったです!

みんな元気に集合!毎年ドキドキ!

6月にオンラインで顔合わせしましたが、リアルで顔を合わせるのは初めて。流石に少し緊張気味です。

昨年までは低学年の子ども達もいましたが、今年は上は5年生、下は3年生とみんなが小学3年生以上。

飛行機での長旅、暑さや湿度、慣れない土地で1週間過ごすには体力が必要ということもあり、中学年から高学年を優先させていただきました。

これまでのツアー参加者からのご紹介もあり、お陰様で早い段階で満席になり、当初は6家族15人が参加予定でした。が、高学年ということで、塾のテストや習い事の発表会等で数家族が参加を断念。

最終的には4家族10人のツアーになりました。

いざ出発!空港でのチェックイン、出国手続き。
だんだん緊張よりワクワクが優ってきた子ども達。

掲示板で出発ゲートを確認する頃にはすっかり打ち解けていました。(早い!)子ども達の案内でゲートに到着!無事に飛行機へ乗ることができました。

ボーディングパスのゲート番号を発見!

7時間のフライトですが、日中の移動のため、体の負担が少なく、みんな機内食を食べたり、映画を見たり、少しお昼寝したりしながら機内の時間も楽しみました。

シンガポールに到着し、ペナン行きの飛行機に乗り換え。シンガポールのチャンギ空港はターミナルが複数あるため、自分達がいるターミナルと乗り換える飛行機のターミナルが同じかどうかを確認しなければならず、違う場合はターミナル間を走る電車に乗って移動しなければなりません。

アナウンスは流れていましたが、子ども達は聞いていなかったため、ターミナルの確認を子ども達にお願い。飛行機から降りたところには掲示板もなく、看板もない。

そこで、5年生の男の子が勇気を出して空港スタッフに確認し、乗り継ぎ機と同じターミナルであることが判明。その後、みんなで掲示板を探しあて、無事に乗り換え機に乗ることができました。

「あった!!」と大喜びの子ども達。いいチームです^_^

ここからさらに1時間半。でも7時間に比べたらあっという間でした。

ペナンの空港では、現地のコーディネーターのマンゴーと助っ人大学生スタッフ・ケンティがお出迎えしてくれました。

着いた!みんな元気です♪

車に乗り込み、40分。コンドミニアムに到着した時にはもう真っ暗だったので、この日はそれぞれの部屋へすぐに移動しました。

お部屋に移動してやっとリラックス!と思ったら、コンセントもコンセント横のスイッチを入れないとつかなかったり、お湯もスイッチを押しておかないと出なかったりと、日本とは勝手が違い戸惑いもあり、右往左往。どうにかこうにか就寝して初日を無事に終了しました。

【Day 2 AM: 買い出し】7/22(月)AM
朝ごはんはコンドミニアムの一階にあるコンビニて調達。その後、一つの部屋に集まりオリエンテーション。現地コーディネーターのマンゴーから、マレーシアの文化や滞在中に気をつけることを聞きました。

好きな物あてゲームで大盛り上がり(笑)
その後、マンゴーからマレーシアの文化や気をつけることを教えてもらいました。

今回も宿泊先は2ベッドルームの広々としたお部屋。
お料理もできちゃうキッチンも洗濯機も乾燥機もお部屋にあるので、1週間自分のお家のような感覚で過ごせます。

旅行というよりは、日常を体験するのもツアーの目的の一つ。

ということで、午後はホテルの向かいにあるショッピングセンターへお買い物に出発。食料や生活に必要なもの調達しにいきました。このショッピングセンター。すぐ目の前にあるのですが、信号がない大きな通りを渡らないといけない。(そもそも横断歩道がない&あっても信号が変わらない)。みんなでお互いを守り合いながらミッションをクリア!!どうにかショッピングセンター内のスーパーへたどり着きました。

マレーシアのスーパーでは、野菜や果物等、量り売りの品物は売り場で値段をつけてもらわないといけません。ちょっとドキドキしながら、値段付けにチャレンジ!無事に値札をつけてもらった時にはみんなとても嬉しそうでした。こんな風に日常の中でちょっとしたチャレンジができるのもスタディツアーの楽しみです。

お買い物しながら日本のスーパーと同じ?違う?小さな発見がいっぱい!

お昼はショッピングセンターのフードコートで。早速マレーシアのご飯にチャレンジしたり、日本にもあるハンバーガーを食べたり、ハンバーガーを食べた子達もマレーシアの料理を味見してみたりしていました。

どんな味かな?匂いかな?辛い?辛くない?興味津々。

【Day2 PM: ジョージタウン散策 】7/22(月)PM
午後は世界遺産の街、ジョージタウンの散策計画。現地コーディネーター・マンゴーがお勧めスポットを紹介。その中から行きたいところと優先順位を決めて、トライショーのおじさんに渡すルートを作りました。

みんな英語でトライショーのおじさんに渡すカードを作りました。

その間、大人達は助っ人ケンティとGrabアプリ講座。PaypayのようにQRコード決済ができたり、Goのように車を呼んだりできるアプリで、東南アジアを旅行する際には必須のアプリ。木曜日のフリーデイまでに使えるように練習します。

大人も新しいことにチャレンジ。

あっという間にバスの時間となり、みんなでバタバタと乗り込みジョージタウンへ移動し、トライショーのおじさんとの待ち合わせ場所へ。おじさんにルートを渡していざ出発!トライショーのおじさん達はみんな陽気でサービス精神が旺盛。ノリノリで音楽をかけてくれたり、スナックをくれたり、気をきかせて寄り道をしてくれたりしながら、計画したルートを回りました。

トライショー。暑いけど風は気持ちがいい。

子ども達はチェキで、気になったところの写真を撮りながら散策。観光スポットだけでなく、移動の間にトライショーから観る街並みや、街のあちこちにあるストリートアート。子ども達はキラキラと目を輝かせながら写真を撮っていました。

たくさん写真を撮りました。
街の匂い、空気の肌感、聞こえてくる音、時間の流れ、その全てが新しい出会いです。

散策の終点はトランジェッティ。周さん一族が海に伸びた桟橋で生活し、お家の軒先でお店を出しているというちょっと変わった商店街。お店を覗いたり、海をバックに写真を撮ったり、スイーツを楽しんだりしました。

周一族が実際に生活している水上商店街。

最後はホーカーで晩御飯。ここにはショッピングセンターのようにハンバーガーはないため、麺やチャーハン等、馴染みのあるものを食べたり、ちょっと辛そうな物にもチャレンジしたり。大人も子どももローカルフードを楽しみました。

みんなでテーブルを囲むのは本当に楽しい!美味しい!

ツアーでは毎日振り返りを行いますが、この日は子ども達の提案でホーカーで行うことに。でもやっぱりお疲れモードだったので、今日一日撮ったチェキの写真の中から一番のお気に入りを選んでもらいました。
「スーパーの鳥の餌売り場に、鳩がいて商品を食べてた!」
「ジョージタウンで見た建物の写真が綺麗に取れた」
「ジョージタウンのストリートアート。色が好き」など、それぞれ教えてくれました。

【Day3AM: ウェットマーケット】7/23(水)AM
コンドミニアムから車で10分ほどのところにTangjung Bunga Marketへ。地元の人の台所のような市場には新鮮な野菜、果物、肉、魚、から日用雑貨まで、ありとあらゆるものが売られています。

まずはマンゴーに案内してもらいながら市場を散策。例年通り、鶏肉のお店で足が止まりました。頭も足もついた鶏がそのまま置かれていて、それを目の前で捌いて店頭で販売しているこのお店。毎年鳥を捌く様子を子ども達に見せてくれます。

日本ではすでに綺麗に捌かれた鶏肉しか見たことがない子どもたち。長い間じーっとその様子を眺めていました。

お肉を捌くのを見せてくれたお店で鶏肉を買う家族も。

さらに、市場の端にある豚肉コーナーへ移動。イスラム教信者が多いマレーシアでは豚肉を食べない人が多いため、売り場は市場の隠れたところにあります。そこでも鶏肉同様捌かれたばかりの肉達が並んでいて、みんなその様子に圧倒されていました。

売り場を一通り見た後はお買い物タイム!自分達で買い物にトライ。前日のスーパーで食料調達したこともあり、積極的にチャレンジしていました。

【Day3 PM アフタースクール体験】7/23(水)PM
子ども達はスクール体験へ出発。子ども達だけで、お迎えの車に乗って学校に行き、夕方まで学校で過ごします。ちょっと心配していたお父さん&お母さんでしたが、子ども達は振り返りもせずに出発!一人だと心細いけれど、みんなと一緒ならチャレンジがワクワクに変わります。

日本でいう学童のような学校で、初日のこの日はマレー文化がテーマ。子どもたちはゲームをしたり、マレーシアのスイーツを食べてみたり、塗り絵をしたり。普段から学校に通っている子ども達も一緒に楽しい時間を過ごしました。

学校に通っている他の子ども達と一緒にゲームや塗り絵を楽しみました。

子ども達が学校に行っている時間、保護者はコンドミニアム近くのインターナショナルスクール見学。ペナンには沢山インターナショナルスクールがありますが、その中でも比較的新しく、人気のある学校。施設も授業の内容もとても充実しています。

学校は夏休み中で生徒はいませんでしたが、ちょうどサマースクールが行われていて、その様子をちらっとですが見学することができました。

幼稚園、小中高が一つになっています。

学年ごとにクラスの真ん中にスペースがあり、休み時間はそこで他のクラスの子と自然な形で交流したり、一緒にプロジェクトを行ったりできます。クラスに分かれていながらクラス外での交流が生まれるレイアウトになっているのが日本とは違う特徴の一つ。

放課後のクラブ活動も充実していて、子供達は毎学期自分が興味があることに気軽に参加できます。先生が教えるものは無料、外部講師のものは有料。複数のクラブを経験することもでき、子ども達はいろいろなものにチャレンジできます。

創造力を刺激する仕掛けや交流が生まれる仕組みがたくさん。

とにかく学ぶことは「楽しい」「面白い」をいう経験が生まれる仕組みや仕掛けがあちこちに散りばめられていることに、皆さん感動した様子。

学校に25カ国から多い時は50カ国程度の国籍の子がいる。文化の違いからトラブルになることも多々ある。それを受け入れたり、受け入れなかったりということを日々の生活の中で経験しながら学び合い、育ち合う。そんな毎日がそこにはありました。

夕方、学校から帰ってきた子ども達と合流し、歩いて10分ほどのホーカーへ。観光地のホーカーと違い、住んでいる人たちも利用するホーカーということで、大盛況。マレーシア在留歴が長い助っ人ケンティの一押しの牡蠣のオムレツや優しい味のパンミーという麺、餃子、スープ、サテーとみんなでお腹いっぱい食べました。

ローカルなホーカーでごはん。お部屋に帰ってインタビュー形式の振り返り。
2019年にツアーに参加した一期生からの差し入れをみんなでいただきました。

この日はインタビュー形式でやってみました。「何が一番面白かったですか?」「一番美味しかったものは?」「日本とどんなふうに違いましたか?」などなど。三人1組で一人が質問し、一人が答え、もう一人がしおりに書くという形式も子ども達から提案してくれました。

ツアーのしおりには初日以外は時間は書いておらず、子ども達や保護者の皆さんと相談しながら決めていきます。

参加者と一緒にツアーを創るのがこのツアーの特徴でもあります。至れり尽くせりではなく、時にはトラブルもありますが、それも醍醐味の一つ?です。

みんなで相談しながらスケジュールを決めていきます。