アイビスSD_G

アイビスSD クイーンC レース展望

各3場の開催替わり、札幌、新潟、小倉と開幕。
どこも生えそろった芝で、スピード決着になる公算が大きい。
スピード対決であれば、芝のレースはSP指数がものを言う。
多少の雨であればどうにかなるはずだ。



【アイビスSD】
まず各ステップレースの比較だが、ちょっとこの比較は難解。
1000mというレース自体がほぼ無い事、また1200m戦はどこでもコーナーがあるためラップ比較してもあまり意味を成さない。グラフを見ても明らかだが韋駄天S以外はみな1200m戦。
直線だけの1000m、やはり物を言うのはSP指数だ。
前走のSP指数として筆頭はライオンボスで前走121、前々走114とこれはダントツ。続いてダイメイプリンセスは前走こそ98だが昨年のこのレースを111にて勝っている。
韋駄天Sが1着から4着まで110を超えており、このあたりまでは怖い存在ではあるが、やはりここで抜け出して勝ったライオンボスが最も勝つ確率が高いだろう。
それと過去5年の映像を見てもそうだが、みなできる限り外での競馬に徹する。開幕週とは言え競馬で全く使用していないようなコースが最も時計が出やすいのだろう。なので外枠断然有利としか言いようがない。
馬券的に妙が出るとしたらライオンボスが内枠に入った時くらいか。それでも断然のスピードで外々へ持って行っての競馬になる可能性は高い。
おそらく馬券的な妙はかなり低いものの、2着以下は混戦となるため外枠を引いた馬が自然と人気にもなるのだろう。



【クイーンC】
では各馬のステップレース。これを調べていて意外にも一番評価したいと考えるのが都大路ステークス。5月の京都は高速馬場だったのは間違いないが、1F目と最終F以外全て11秒台だった事に大きな評価をしている。
またいつも言うパールS、上り3Fで言えば阪神牝馬なども好評価である。
今回のクイーンC、有力どころはみな休養明け。ただNF馬が多いだけに休養明けとは言え評価は落としにくい。各馬の調教など見つつ馬券検討はしたいところだが、もし普通に力を出し切れるならばその筆頭はやはりミッキーチャームだろう。秋華賞2着、ヴィクトリアマイル8着。牝馬だけのG3であれば力は一枚上だ。
その他サトノガーネットは今回も鞍上はルメールで人気になるのだろうが、2走前の三田特別で出したSP107は無視できないところだ。
しかし今回一番注目しているのはエイシンティンクルだ。さきほど上げた都大路ステークス、そしてパールSとハイレベルなレースを経験してきたのは非常に大きい。そして今回は鞍上が武豊へ手替わりし、スローに落としての逃げも期待がかかる。前走106、前々走105と力はこのメンバーでも引けはとらない。おそらく次走の関屋記念狙いとも考えられるが、狙うなら人気のないここがベストな気がしている。

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武田優駿
サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。