20191116 日曜 東京10R 【晩秋S】
まだ枠も決まらぬ金曜の午前中。
しかしどうしても気になる馬が日曜10R晩秋Sに出走するので、noteにすることを決意。
東京2100ダートの3勝クラス。
毎度出てくるメンバーは似たり寄ったり。
特に今回は赤富士S組の上位馬がこぞって出てくる。
この3勝クラス東京ダート2100、リアルに力差が出る誤魔化しの効かないレースで、各馬の実力値はそのまま出やすいのが特徴です。
これは中山1800や阪神1800・2000などとは違い、展開のアヤなどが起きにくい大箱での4角ダート競馬です。
あっとその前に、ちなみにですが自分の競馬予想理念。
NF系使い分けやパドックでの気配はあくまでも枝葉。
もっともベーシックにあるものは「時計理論」です。
最近の時計理論は「ラップライム分析」が多いですが、自分の時計理論の最も基礎にしているものは「スピード指数」です。
このあたりは話せば長くなるので割愛いたしますが。笑。
さて話を戻して晩秋S、今回のメンバーでは実力値が抜けているのではと思う馬が一頭。それは、
◎ アポロテネシー
2勝クラスを勝ち上がっての昇級初戦。
勝ち上がったレースは11/2の平場ですが、今回と同一の東京2100ダート。
道中2番手に控えての競馬。逃げる馬をピタリとマークし、終始右直後でのある程度「ストレスのある競馬」をしていますので、道中楽な競馬はしていません。
このレースで圧巻なのはラスト200m。
この乾いた馬場を考えたら、この伸びはオープン級で、上り3F36.1は最速。
2番手で東京ダート2100のしかも良馬場を36.1で上がられたら2勝クラスではまったくどの馬の歯が立ちません。
しかも最後は手綱を抑える余裕で、2着には1.0秒の大差勝ち。
こういった大差勝ちをした馬は逃げて後続を離したりと、大半が展開に恵まれての結果が多い。
しかしこの馬の前走、ある程度ストレスのある道中で楽な展開ではないのにこの競馬が出来ている事。ここかなり重要です。
理由は明確です。
この馬、圧倒的左回り巧者です。
過去3勝のうち、2勝は東京・新潟でのもの。
そして本格派したのが前走での競馬だった訳ですが、とにかく左手前が抜群にパワー有ります。
お時間のある方はこの馬の前走VTRを見て頂ければと思いますが、左手前になった時のパワーはオープン級。過去に右回りばかり走ってきたのでこの才能が開花して無いのでしょう。
大箱の4角レースはコーナーリングしてる距離がかなりあります。
左回り、当たり前ですがコーナーを左手前で走る。
その時の減速感はこの馬にはありません。
そして4角明けて右手前になりここでパワーを蓄え、ラスト1Fはに得意の左手前になる。この馬にとって東京2100ダートは絶好のコースなのです。
ちなみにこのアポロテネシーの前走のスピード指数は110であり、赤富士上位組がアシャカブト105、フリーフリッカー102。
指数110とは重賞レベルの値。
レースレベルとして2勝クラスの平場だった11/2のアポロテネシーが勝ったレースの方が確実に高いし、足抜きの良い赤富士Sの馬場よりは今週末に行われる乾いた馬場は確実にアポロテネシーに向いています。
今回の晩秋S、さすがに3勝クラスなのである程度は前も流れます。
ロジティナ、アシャカトブなどがハナを叩きそう。
それもこのアポロテネシーには絶好の展開だと感じます。
おそらく好位で足を溜められる。
晩秋S組がある程度人気を吸ってくれる中、このアポロテネシーを狙う上で絶好のレース、馬券的妙も高いです。
またこの馬のローテーションですが、ずっと中1週使い。
ですのでこれと言って負荷の強い調教などは必要ないと思いますし、おそらくいつも通りの調教かと思います。通常であれば「調教を確認して」となりますが、こういったパターンの馬の場合は調教をレース代わりに使います。
昔ながらのローテションの山内厩舎、良いか悪いか別にして30年前の考え方を今でもやってる厩舎。中1周の連続使いに調教時計を見る意味はあまりないんです。
山内厩舎の攻方はどうでも、馬が圧倒的にここでは抜けている。
一見無理使いに見える中1周の使い詰パターン、現代競馬とは大きくかけ離れたやり方ですが。これで生計を成り立ててきた厩舎の必勝パターン。
今回休み明け9戦目のローテを詰めての出走。ここメイチに使って休養に入るでしょうね。これが昔の勝負パターン。
今回のアポロテネシー
・1番人気にはならない
・東京2100ダートがベスト
・左回り巧者
・ローテーション的にも嫌われる
今回のメンバーでは負ける気がしません。
アポロテネシー。
単複にて勝負したいです。