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1/5 東西金杯

よく晴れたお正月。
寒さは厳しいですが、競馬日和となりました。
さて本日は東西の中山金杯と京都金杯を挙げさせて頂きますのでよろしくお願いします。

東西共に言えるのは、人気上位馬か怪しい事。
難解ですが妙味は高いと感じます。

◆中山金杯

芝の2,000ハンデ戦。
今回予想人気上位二頭が斤量含やコースの形態含めかなり怪しい。
前走大外枠からストレス無く競馬できたマテンロウレオ、今回最内枠に入り嫌な気配。
特に前走は4角明けに外が開き、前を差す形が取れた。しかし今回57.5と背負い馬群を嫌がるこの馬にとってはマイナスポイントが増えるばかり。
そしてセントライト5着から前走の府中2,000を勝ち上がって来たラーグルフ、こちらに関しても新潟や府中で『持続ラップ』を抜け出すパターンでの好走、どうもこの時期の中山が合うとは思えないのだ。
この人気上位馬2頭、どちらもこの時期の中山コースには費用対効果としては疑問の方が大きいと感じ、今回は共に消しの判断です。
そこで今回この時期の中山コースに最も合うと感じる馬から入りたい。
本命は7アラタ。
近走レースの都合上、中山を使われていませんでしたが、この馬こそ中山コース向き。
ここまで5勝しているが勝ち鞍のあるコースは中山2勝、函館2勝、そして中京1勝。
どこも根本スタミナを要するコースでの実績で、やや力を要する形がこの馬の好走パターン。
近走中山を使われて来なかったが、この時期冬の時計がかかる形の中山が一番アラタには合うはず。

◎7アラタ
△5フェーングロッテン
△15レッドランメルト
△8カレンルシェルブル
△17エヴァーガーデン
△4レインカルナティオ

馬券は高配当狙いの馬連ワイドの各5点、そして6アラタ軸の三連複10点で。


◆京都金杯

今年までは中京でのマイル戦。
NHKマイルとNZTを2着したマテンロウオリオンが人気になっているものの、古馬混合になってから力の差は大きいのかなと感じています。
特にG1であるNHKマイル2着が今回もこの馬の人気の原動力になっていると思いますが、やはりこの時は後方に掛けた作戦がハマった感覚が強い。
距離ロス無く1枠1番からのスタートは最後方待機、4角からの外出しが決まった。
同世代の対決で有れば作戦がハマる結果も納得出来るが、古馬混合のスワンSやマイルCSを見る限りは力差が歴然と感じました。
おそらく今回もメンバー構成考えると一番人気が濃厚てますが、百戦錬磨の5.6歳馬を相手にするとなると人気先行と言えるか。
そこで今回取り上げたいのが惜しい競馬の続く5エアロロノア。惜しい競馬が続いている同馬だが、ここ数戦は結果チグハグな競馬。
この馬の最大の魅力はL1の伸びで、道中のポジションで良い位置を確保してスンナリと前が開けばバテずにシッカリと前を終える。
富士S、マイルCSと二戦連続でセリフォスに完敗した形だが、ここはここでは相手が一枚上だった。
しかし毎年進路がスンナリ取れなかったり、直線でもストレスの掛かるような位置取りだった為に良いところ掲示板に乗るかどうかのギリギリ。
2ハロンしか良い脚を使えない馬で脚の使い所が本当に難しい馬。ただし道中をできる限りノンストレスで最短コースを追走出来れば、ある程度前々での競馬をしても必ず終い良い脚を使う。
今回鞍上は同馬に久々に跨る福永、この馬でも勝ち鞍のあるジョッキー。恐らくこれが同馬では最後の騎乗となりますが、中京の悪魔と言われた腕捌きを見せて欲しい。
2ハロンしか良い脚を使えないエアロロノア。しかし中京のホームストレートもピッタリの2ハロン。道中同我慢させて直線を迎えるかだが、この限られた条件下で最もこの中京を知り尽くした男が騎乗しての結果なら悔いなく買えると信じたい。

◎5エアロロノア
○7イルーシヴパンサー
▲3ピースワンパラディ

馬券は馬連ワイドの2点です。


さて今年の金杯。
どこまで荒れるのか、または固く収まるのか。
東西共に昆貢厩舎のマテンロウに一番人気として押されそう。
しかしどちらもここでは荷が重いと感じるのが、この金杯となります。

毎年運を試す金杯ですが。
どちらか当てて中央競馬の片目を開けたい。

では皆様に御武運を。
そしてフォースよ我に。

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武田優駿
サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。